推量や推測の助動詞をマスターして英会話力を上げよう!

推量や推測の助動詞

 

日常会話においてもビジネスにおいても、推量や推測の意図を含む文章は頻繁に話されるかと思います。

「~かも知れない」「~に違いない」と言いたいときに、may might should must can couldなどの助動詞が浮かぶと思いますが、話者の確信度合いにより、それぞれ段階的に使い分ける必要があります。

具体的なパーセンテージとともに紹介するので、使い分けられるよう参考にしてください。

 

現在のことを推量・推測する助動詞の確信度合い

推量や推測を表す助動詞は、could, may, might, should, mustがあります。

それぞれ、話し手の確信度合いは以下の通りです。事実として断定しているbe動詞を100%の基準として考えます。

 

  • be動詞(~である)・・・100%
  • must(~に違いない)・・・95%
  • may, might, could(~かも知れない)・・・50%以下

 

  • Mary is sick in in bed.・・・メアリーは100%病気で寝ている事実
  • Mary must be sick in bed.・・・メアリーが病気で寝ている確信度合いが95%(かなり高い確率だが100%ではない)

下記はいずれも、メアリーが病気で寝ているかどうかの確信度合いは50%以下

  • Mary may be sick in bed.
  • Mary might be sick in bed.
  • Mary could be sick in bed.

 

※couldは推量を表しますが、canには推量の意味はありません。

よって、この意味においてはMary can be sick in bed.と言うことができません。

※mustは、必ず根拠があってそう言っているため確信の度合いが高くなっています。

 

may  might  couldは弱い推量

上の項目で紹介した通り、それぞれの確信度合いは明確に異なります。

50%の割合を持つmay, might, couldについて詳しく紹介します。

 

  • Where is Mary? She’s not in the office. (メアリーはどこですか? 事務所にいないのですが)

 

この質問に対して、理由が明確に分からない場合は、下記のような受け答えができます。

 

  • She may be at the meeting.
  • She might be at the meeting.
  • She could be at the meeting.

 

上記は3つとも、「彼女は会議中かも知れません」という意味ですが、「本当のところは分からない」のがmay, might, couldの持つ特徴です。

「会議に出ているかも知れない。これは推測にしか過ぎない。

会社の外に出ている可能性など、様々な可能性が考えられる」といった場合に使われます。

定かではないとき、よくわからないときにはこの3つが便利です。may, might, couldの意味に大きな違いはありません。

 

「~したらどう?」のcould

 

推量や推測の助動詞

 

上記で紹介したようにcouldには推量の意味がありますが、「~したらどう?」と提案の意味で使うこともできます。

 

  • I’m having trouble in math class. (数学の授業で困っていることがあるんだ)

クラスメートにこのように相談されたとします。そこで、couldを使って下記のように言うことができます。

 

  • You could talk to your teacher. (先生に話したらどう?)
  • You could ask Ann to help you with your math lessons. (アンに数学の授業を助けてもらうように頼んだらどう?)
  • I could try to help you. (私が助けてあげられるかも)

※上記例文はUNDERSTANDING AND USING ENGLISH GRAMMARより引用

 

このように、「こうしたらどう?」という提案や「できるかも」という可能性について述べたいときに使えます。

この意味におけるcouldは、推量と可能性の両方の意味合いが混じった表現というイメージです。アメリカドラマでもよく耳にする表現です。

couldを「できた」の意味しか知らなかった人は、ぜひ使ってみてください。

 

未来のことを推量する助動詞

「~だろう」と未来のことについて推量する助動詞には、will, should, ought to, may, might, couldがあります。

これについても同様に、話者の確信度合いから見ていきましょう。

 

  • will・・・100%
  • should, ought to・・・90%
  • may, might, could・・・50%以下

 

  • We will have snow tomorrow.・・・100%雪が降ると感じている
  • We should/ought to have snow tomorrow.・・・雪が降ることを90%の割合で確信している(ほぼ確信している)

下記はいずれも「雪が降るかも」と単に推測していて確信度合いは50%以下

  • We may have snow tomorrow.
  • We might have snow tomorrow.
  • We could have snow tomorrow.

 

未来のことを言う場合にも、話し手の確信度合いにより助動詞を使い分けます。

誤解を与えないためにも、確信できない事柄を述べたい場合には、may, might, couldを使えば明言を避けることができますね。

 

否定の推量・推測と確信度合い

 

推量や推測の助動詞

 

ここまで肯定文での推量や推測を紹介してきましたが、「~であるはずがない」「~ではないかも知れない」など否定の推量について紹介します。

肯定の場合と同様に段階的な確信度合いにより使い分けられます。

 

  • be動詞+not(~ではない)・・・100%
  • cannot/couldn’t(~であるはずがない)・・・99%
  • must not(~ではないに違いない)・・・95%
  • may not/might not(~ではないかも知れない)・・・50%以下

 

例えば、「彼は医者ではない」という事柄について述べたい場合に、確信度合いにより下記のように言うことができます。

 

「彼は医者ではありません」

He isn’t a doctor.・・・彼が医者ではないことは100%事実

 

「彼が医者であるはずがありません」

He cannot be a doctor.

彼が医者ではないことを99%確信

He couldn’t be a doctor.

 

「彼は医者でないに違いない」

He must not be a doctor.・・・彼が医者ではないことを95%確信している

 

 

「彼は医者ではないかも知れない」

下記はいずれも彼が医者である確率が50%以下

  • He may not be a doctor.
  • He might not be a doctor.

 

mayとmight以外は確信度合いが高くなっています。cannotとcouldn’tは、話者が「そんなはずながない」と強く信じていることを表しているので、話者の視点による99%の確信です。

mustは論理的に結論付けることができる場合に使うので、医者ではないと考える根拠(例えば、普段は普通の会社員として働いているのを見た、など)が背景にあります。

これは、「~に違いない」と肯定の意味で使う場合も当てはまります。

 

まとめ

助動詞でつまずきやすい、或いは混同しやすい推量や推測の表現をまとめました。確信度合いを数値で明確化することにより、使い分けがしやすくなると思います。

こうした推量や推測は会話でよく使う表現ですから、今まで曖昧に覚えていた人も、うまく使いこなせるように知識を整理しましょう。



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