電車アナウンスの英語は何て言っている?通勤で学べる表現と例文
電車を利用していると、英語でのアナウンスを耳にすると思います。この英語アナウンス、皆さんは何を言っているのだろうと気になったことはありませんか。
こちらでは、そんなJRや地下鉄などで流れている電車アナウンスをご紹介しています。国外で電車を利用する際にも参考になると思いますので、ぜひチェックしてみてください。
本記事でわかること
- 電車アナウンスで流れている英語
- 電車で使われる知っておきたい英語表現
目次
電車で流れる英語のアナウンス
電車では、車内をはじめ、ホーム、駅構内などで、さまざまな英語アナウンスが流れます。
放送されている内容は、電車の到着や乗り換え情報、電車を利用する上での注意事項なのですが、英語ではどのような表現が使われているのでしょうか。
ホームで流れる英語アナウンス
はじめに、ホームで流れる英語アナウンスをご紹介したいと思います。
電車到着の案内
- Your attention, please. The local train bound for Shibuya will soon arrive on track number 1.
(お知らせします。まもなく1番線に渋谷行きの電車が到着します)
- The rapid train bound for Shibuya will soon arrive on platform number 1.
(まもなく1番線に急行渋谷行きが到着します。)
電車の普通(各駅停車)はlocal train、快速はrapid trainと言います。bound forで「~行き」となりますので、「~行きの電車が到着します」というアナウンスですね。
will soon arriveは「まもなく~到着する」という表現で、電車だけでなくいろんな交通機関で使われます。arrive shortyと言うこともありますので、あわせて覚えておきましょう。
出発情報のアナウンス
- The next departure from track number 2 will be 10:05pm bound for Narita airport.
(次の2番線から発車します電車は、10時5分発、成田空港行きです。)
- The rapid train departing 10:05 bound for Narita airport will be leaving from track 2.
(10時5分発、成田空港行き電車は、2番線より発車します。)
こちらは電車の出発情報を知らせるアナウンスです。電車の出発は、depart from(~出発する)やleave from(~離れる)を使います。trackはplatformと同じく、電車のホームを表す単語です。
乗車時のアナウンス
- For your safety, please stand behind the yellow line.
(安全のため、黄色い線の内側までお下がりください。)
こちらは、電車の到着時に流れるアナウンスです。「黄色い線までお下がりください」というお馴染みの放送ですね。
stand behindとは「後ろに立つ」という意味ですが、ここでは「線の後ろに立つ = 内側まで下がる」という表現になります。
- Please stand clear of the closing door.
(閉まるドアにご注意ください。)
こちらは、ドアが閉まるときの自動放送です。stand clearは、「離れて立つ」という意味なり、「閉まるドアから離れてください」というアナウンスになります。
車内で流れる英語アナウンス
続いては、車内で流れるアナウンスをご紹介したいと思います。
行き先の案内
- Thank you for using the JR Yamanote line. This is a train bound for Shinjuku.
(JR山手線をご利用いただきありがとうございます。この電車は新宿行きです。)
- This is the Chuo Line rapid service train for Takao.
(この電車は中央線快速、高尾行きです。)
電車の行き先は、bound forやforだけを使って「~行き」と表します。
電車によっては、「○○方面○○行き」という案内もありますが、その場合はviaを使って、bound for B via A「A方面B行き」というアナウンスになります。
到着、停車の案内
- The next station is Shibuya. The doors on the right side will open.
(次は渋谷です。右側のドアが開きます。)
電車が停車するときは、どちらのドアが開くかを知らせるアナウンスがあります。sideとopenを使ったシンプルな英語ですね。電車によってはdoorの代わりに、exit(出口)を使うところもあります。
乗り換えの案内
- The next station is Shibuya. Please change here for the Tokyu Toyoko line.
(次は渋谷です。東急東横線はお乗り換えです。)
乗り換えは、change here for「~はここで乗り換え」といいます。電車によってはtransfer here forというところがあります。
停車駅の案内
- The next stop is Shinjuku. The stop after Shinjuku will be Yotsuya.
(次は新宿です。新宿の次は四谷に止まります。)
- After Shinjuku, this train will stop at Yotsuya.
(この電車は、新宿の次は四谷に止まります。)
快速など、通過駅があるときはその次の到着駅も放送されます。こちらもThe stop after A will be B「AのあとはBに止まる」というようにシンプルな放送となっています。
また、停車駅を順に知らせるときは、We will be stopping at A, B, C, and Dというように停車駅を列挙されます。
注意やマナーの英語アナウンス
電車内では、注意事項やマナーに関する自動放送がありますが、こちらも英語によるアナウンスがあります。
足元注意のアナウンス
- Please watch your step when you leave the train.
(電車をお降りの際は、足もとにご注意ください。)
こちらは、電車を降りる際に流れるアナウンスです。ここでのwatchは「用心する、気をつける」という意味になります。「電車とホームの間があいているところがありますので注意してください」という放送ですね。
忘れ物注意のアナウンス
- Please make sure that you have all your personal belongings.
(お忘れ物のないようご注意ください。)
belongingは「持ち物」をいい、personal belongingとすることで「所持品」となります。電車を降りるとき、忘れものがないかを確認してくださいというアナウンスです。
優先席のアナウンス
- There are priority seats in most cars. Please offer your seat to those who may need it.
(ほぼすべての車両に優先席があります。優先席を必要とされる方がいるときは、席をお譲りください。)
こちらは、優先席(priority seat)に関する案内です。offer one’s seatで「席を譲る」という意味になります。
日本語の「お年寄りや身体が不自由なお客様、妊娠中や乳幼児をお連れのお客様がいらっしゃいましたら、席をお譲りください。」という放送になります。
携帯マナーのアナウンス
- Please switch off your mobile phone when you are near the priority seats.
(優先席付近では、携帯電話の電源をお切りください。)
- Please set your mobile phone to the silent mode and refrain from talking on the phone.
(携帯電話はマナーモード設定の上、通話はお控えください。)
こちらは、携帯電話のマナーについてのアナウンスです。電源を切ることをswitch off、マナーモードにすることは、set(switch)to silent modeといいます。
refrain fromは、「~を控える、慎む」という意味があり、日常会話でもよく使われるので、ぜひ覚えておきたいフレーズです。
事故防止のアナウンス
- It may be necessary for the train to stop suddenly, to prevent an accident. So please be careful.
(電車は事故防止のため、止むを得ず急停車することがあります。ご注意ください)
急停車を注意するアナウンスです。日本語では「お立ちのお客様は、つり革や手すりにおつかまりください」のあとに流れるような放送です。
緊急時の英語アナウンス
最後に、電車で流れる自動放送ではありませんが、電車を利用する上で知っておきたい緊急時の表現をご紹介します。
遅延のアナウンス
- The service to A is delayed by approximately 30 minutes. This is due to the severe weather.
(悪天候のため、A行きの電車が約30分ほど遅れております。)
- We are delayed due to an accident. We apologize for any inconvenience.
(事故により電車が遅れております。ご不便をおかけし申し訳ありません。)
こちらは電車が遅延したときに流れるアナウンスです。電車にかぎらず交通機関が遅れるというときは、delayを使います。時間といっしょに使うことが多く、delayed by 30minなら電車が30分遅れていることを表します。
運転見合わせのアナウンス
- We are sorry to announce that the 13:00 train service to Manchester Airport has been cancelled.
(大変恐れ入りますが、13時マンチェスター空港行きの運転は見合わせとなりました。)
こちらは電車の便そのものがなくなったときのアナウンスです。運転見合わせは、cancelを使って、13:00 service to B has been cancelled「13時B行きの電車を見合わせた」というようなアナウンスになります。
cancelの代わりに、suspend(一時中止する、延期する)が使われることもあります。
電車の英語アナウンスが聞き取れなかったらTORAbit(トラビット)
TORAbit(トラビット)
料金:10日間無料 以降:1,980円(税抜き)
「TORAbit(トラビット)」は、1万人以上が受講した英語コーチングスクール「TORAIZ」によるAIシャドーイング採点・パターンプラクティスアプリです。
シャドーイングやパターンプラクティスは、主にスピーキング力とリスニング力の向上に役立つ勉強法です。
TORAbitでは、ビジネスから日常会話まで様々なオリジナル教材を使ってシャドーイングを練習することができます。そして自身が発話したシャドーイングの音声は、AIを通して自動で採点されます。
電車の英語アナウンスが聞き取れない、何と言っているかわからないと思った方は、TORAbitでシャドーイングトレーニングを開始しましょう!
シャドーイングやパターンプラクティスを行う際、「とりあえずやってるけど本当にこれで正しいの?」と不安を感じる方も多いかと思います。
しかしTORAbitを使えば、そういった心配は不要です。まずは10日間の無料体験をお試しください。
プレスリリース:AI英語学習WEBアプリ「TORAbit(トラビット)」、シャドーイング採点回数が半年で1万回を突破~AIエンジンによるリアルタイム自動採点が好評~
TORAbitの口コミも気になる方もいらっしゃると思いますが、シャドーイング採点1万回突破していることからも多くのお客様にご利用いただいております。一度ぜひお試しください。
まとめ
こちらでは電車で流れる英語の車内アナウンスをご紹介しました。日ごろ電車を利用されている方は、聞いたことがあるというセリフもあったと思います。
リスニングの勉強にもなりますので、電車に乗ることがあれば車内や駅構内のアナウンスもぜひ聞いてみてくださいね。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。