外国人がよく使う「sup」ってどういう意味?例文付きで紹介
オンライン英会話やSNS上で、英語を話す外国人が「Sup!」と言っているのを聞いたことはないでしょうか。
「Sup」は、特にアメリカ英語を話す外国人が使う、とても砕けた挨拶の表現です。
「Sup」は正しく使えば、非常にフレンドリーで自然な英語の挨拶として役に立ちますが、一方で使いどころを誤れば人間関係で損をしかねません。最悪の場合トラブルにもなり得ます。
この記事では、アメリカ英語を話す外国人がよく使う英語の挨拶「Sup」を、例文付きで紹介します。
例文付きで紹介することで、具体的な使い方に触れて英語表現のイメージを掴んでいただき、丸暗記に頼らない学びを期待できるからです。
この記事を読み終わる頃には、特にアメリカ英語を使うネイティブスピーカーがよく使う「Sup」の適切な使いどころや、「Sup」と言われた時にとっさに何と返したら良いのかまで十分に理解しているのでぜひ最後まで読んでください。
目次
ネイティブがよく使う「Sup」の意味とは?
ネイティブスピーカーがよく使う「Sup」は、「やぁ」や「よう」といった軽い挨拶で使われます。
学校の英語の教科書で一番初めに習った「How are you?」を、めちゃくちゃ砕けた感じで使っているイメージですね。
例文↓
- A:Sup!
よう!
B:Hi!
やぁ!
【注意】文字で「Sup」が出てきたら、意味が違うかも
文字やオフィシャルなシーンで「Sup」が出てきたら、挨拶の「Sup」とは違う意味かもしれません。
挨拶のSupの他に、「(スープなどを)すする」という使い方もあるからです。
例↓
- Sup tea
お茶をすする - Sup gruel
おかゆをすする
文字やオフィシャルなシーンで出てきたら「Sup」の意味が違うのには、次の項で説明する理由があります。
「Sup」は使いどころにも注意!
Supは目上の人相手はもちろん、ビジネスシーンやオフィシャルな場面ではNGな表現であることも覚えておきましょう。
なぜなら、「Sup」はちゃんとした英語ではない、いわゆる「スラング表現」だからです。
日本語でいう、「ヤバい」とか「エモい」とか「マジで」みたいな言葉をイメージすると近い感覚です。
目上の人に使ったら、それこそマジでヤバいですよね。
というのも、「Sup」は「What’s up?(どうしたの?)」の略語表現だからですね。
日本人がカジュアルなシーンで「というか」を「ってか」と言うようなイメージです。
とてもカジュアルな表現ですよね?
それと同じで、砕けた表現は目上の人はもちろん、ビジネスシーンやオフィシャルなシーンで使うのは避けたいですよね。
前項で「Supを文字やオフィシャルなシーンで見かけたら、意味が違うかも」とお伝えしたのはコレが理由です。
「すする」方の「Sup」は略語でもスラングでもなく、普通の英語として使われる動詞なので、書き言葉やオフィシャルな場面で見かけたら、おそらく「すする」方の意味だと推測できるわけですね。
Supに似た英語の表現も紹介
「Sup?」以外にも、How are you?をカジュアルに表現する英語があります。
Wassup
Wassupは、Supと同じで「What’s up?」を砕けて表現した言葉です。
というより、「Sup」が「Wassup」をもっと短くカジュアルにした表現、と言った方が近いですね。
Sup?と同じく、日本人がカジュアルなシーンで「というか」を「ってか」と言うのと似たイメージです。
例文↓
- A: Wassup
最近どう?(何かあった?)
B: Nothing much. Just chilling at home.
いや、別に。家でまったりしてるだけ。
関連記事:おしゃれでかっこいい英語のスラング16選を場面別に紹介
How’s it going?
How’s it going?もHow are you?に代わる少しカジュアルな表現です。
Sup?やWassup?ほどは砕けていませんが、How are you?よりも柔らかい印象で堅苦しくないフレンドリーな挨拶として使われます。
幅広いシチュエーションで嫌味なく使えるので、積極的に使いたい表現ですね。
例文↓
- Hi, How’s it going?
やあ、調子はどうだい?
Pretty good, thanks.
まずまずかな、ありがとう。
What’s going on
「What’s going on」も「Sup」のようにHow are you?をカジュアルに言える表現です。
Supの元となっている「What’s up?」と同じように、What’s going onも元々は「どうしたの?なにがあったの?」の意味を持ちますが、それが転じてHow are you?をカジュアルに言える表現になっています。
例文↓
- A:What’s going on?
B:Hey, buddy. It’s been too long.
A:やあ!
B:おぉ。久しぶりだな。
関連記事:初対面から友達まで!英語の挨拶一覧【もう困らない】
「Sup」と言われた時の返事は?
英語のネイティブスピーカー(特にアメリカ英語スピーカー)がよく使う「Sup」ですが、「Sup」と言われたら私たちはどう返せば良いのでしょうか?
挨拶で返す
Supと言われたら、普通に挨拶で返してOKです。
例↓
- A : Sup
B : Hi, George!
A : よう
B : やあ、ジョージ!
「Sup」や「What’s up?」と言われると、最後に「?」マークがついていたり、口で言われるときも最後を上がり調子に発音されているので「疑問形だ」と感じ、何かを答えようとしてしまいがちです。
しかし、「Sup」や「What’s up」は決まりきった挨拶の表現なので、↑で挙げた例のようにこちらも挨拶で返せばOKです。
Supと聞き返す
Supと言われたら、上述の「挨拶で返す」に加えて「Sup」とオウム返しするのも自然な表現です。
Supだけでなく、定番の表現である「How are you?」もオウム返しするのがネイティブスピーカー同士では自然なやり取りとして行われています。
意外にも、教科書で学んだ定番のフレーズ「I’m fine thank you, and you?」は、あまり登場しないんですね。(特に不自然だとか、古臭い英語というわけでもありませんが)
例文↓
- A:Sup!
やあ!
B:Sup!
よう! - A:Sup!
やあ!
B:Hi!
よっ!
関連記事:【ビジネス英語の基本】英語での自己紹介に使えるシンプルな英文を紹介
まとめ
この記事では、アメリカ英語を話す外国人がよく使う英語の挨拶「Sup」を、例文付きで紹介してきました。
ここまでお読みのあなたは、ネイティブスピーカーもよく使う「Sup」の適切な使いどころや、「Sup」と言われた時にとっさに何と返したら良いのかまでを十分に理解しているでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。
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