「ほとんど」は英語で”almost”だけじゃない?外国人が使う表現を例文付きで紹介
「まとめと結論を付け足す必要があるけど、レポートはほとんど完成したようなものだよ。」
「ほんの一部は反対しているけど、ほとんどの社員は合併に賛成しているよ。」
↑のように、完了が間近であったり、グループの大部分のことを指して「ほとんど」という言葉を使いますよね。
「ほとんど」を意味する英語表現と聞くと、学校では”almost”を習います。
ただし英語を話す外国人は、”almost”の他にも色んなニュアンスや使い方ごとに、色んな英語で「ほとんど」を表現します。
そこでこの記事では、「ほとんど」を意味する色んな英語表現を例文付きで紹介します。
例文付きで紹介することで、具体的な使い方に触れて英語表現のイメージを掴んでいただき、丸暗記に頼らない学びを期待できるからです。
この記事を読み終わる頃には、「ほとんど」を意味する色んな英語表現を、あなた自身も英語を話す外国人のように適切に使えるようになっているのでぜひ最後まで読んでください。
「ほとんど」を意味する英語表現まとめ
「ほとんど」を英語で表現するには、主に以下の英語表現が使えます。
almost
「ほとんど」や「ほぼ」と聞いて真っ先に思い浮かぶのがこの”almost”ではないでしょうか?
”almost”は、達成や完成に近い状況を指して「ほとんど」や「ほぼ」の意味で使われます。
何かが起こる直前だったり、達成される一歩手前の状態を表すのに使われるわけですね。
例文↓
- The cake was almost gone by the time I arrived at the party.
私がパーティーに着いた時には、ケーキはほとんど無くなっていました。 - He almost finished the entire book in one day.
彼は1日でその本をほぼ全部読み終えました。
関連記事:almostの意味や使い方は?mostとの違いも含めて例文付きで解説
nearly
「ほとんど」や「ほぼ」を意味する英語表現として、”nearly”も挙げられます。
”near”が「近い」を意味する表現なので、例えば「もう6時近い」という文を「もうほぼ6時だ」と受け取るようなイメージです。
”nearly”を使った「ほとんど」や「ほぼ」の英語表現は、数量や時間と一緒に使われることが多いです。
また”nearly”は前述した”almost”とほぼ同じ意味ですが、少し丁寧な印象で伝わる言葉でオフィシャルな場では”almost”よりも”nearly”の方が相応しいと言えます。
例文↓
- I’ve been waiting for nearly half an hour for the bus to arrive.
バスが来るのをもう30分近く待っています。 - The project is nearly complete; we just need to finalize the report.
プロジェクトはほとんど完了しています。あとは報告書を仕上げるだけです。
practically
“practically”も「ほとんど」を表現できる英語表現のひとつです。
“practically”は「ほとんど」を意味する英語表現の中でも「実質的に」のニュアンスで表現でき、「厳密には違うけど実質同じだ」というニュアンスから「ほとんど」や「ほぼ」を表現できます。
「細かな違いはあるものの、それらは問題ではなく事実上は〇〇だ」という感じで、「ほとんど〇〇」や「ほぼ〇〇」になるイメージですね。
例文↓
- She practically finished all the preparations for the party by herself.
彼女はパーティーの準備を実質(ほとんど)彼女だけで終えました。 - The instructions were so clear that they were practically ※foolproof.
指示がとてもわかりやすかったので、ほぼ間違える余地がありませんでした。
※:foolproof=間違えようのない状態
most
”most”も「ほとんど」を意味する英語表現のひとつです。
”most”は「ほとんど」を意味する英語表現の中でも、「大部分」の意味合いが強く、あるグループや群の「大多数」を意味して「ほとんど」を表現しています。
例文↓
- Most of the students finished their exams within the first hour.
ほとんどの学生は最初の1時間以内に試験を終えました。 - Most of the tickets for the concert were sold out within minutes.
コンサートのチケットのほとんどが数分で売り切れました。
グループの大部分がそうであることを表し、例外が少ないことを強調するようなニュアンスですね。
【補足】
almostとmostは「ほとんど」という共通の意味で使われる、大変似た英語表現ですが、ニュアンスや使われ方が少しだけ違うので混乱を招きがちです。
almostが表す「ほとんど」は、「出来事や動作」がほとんど完了するという意味合いで使われることが多く
一方でmostは、あるグループの大多数、つまり「数量」的な「ほとんど」の意味合いで使われることが多いです。
よく似た意味とスペルの2つですが、的確に使い分けられるようにしたいですね。
関連記事:「今のところ」は英語で何ていう?代表的な英語の表現を例文付きで紹介
just about
「ほとんど」や「ほぼ」を英語で表現できるものとして”just about”も挙げられます。
前述した”almost”や”nearly”とほぼ同じ意味や使い方ができますが、”almost”や”nearly”よりもカジュアルな印象の言葉だといえます。
オフィシャルな場面では好んで使われませんが、こなれた表現なので使いこなせると格好いいですよ。
例文↓
- I’ve just about finished the report; I only need to add a conclusion.
レポートはほとんど終わりました。あとは結論を加えるだけです。 - The renovation is just about complete; we’re waiting for the final inspection.
改装はほとんど完了しており、最終検査を待っているところです。
まとめ
この記事では、「ほとんど」を意味する英語表現を例文付きで紹介しました。
ここまでお読みのあなたは、「ほとんど」を意味する英語表現を、意味や使われ方の違いごとに、あなた自身も英語を話す外国人のように適切に使い分けられるようになっているでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。
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トライズでの1年は、
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。