「育てる」は英語でgrowだけじゃない!細かい意味やニュアンスごとに紹介
「子どもを育てることには責任が伴いますが、それだけの充実感があります。」
「最近家庭菜園を始めて、野菜を育てているんだよね。」
↑のように、子どもを教育したり、動物や植物などを大きくすることを「育てる」と言いますよね。
親の立場から子どもを「育てる」場面でも使われますし、他にも「僕はロンドンで育ったんだ。」といった形で子供時代を振り返る場面でも使われます。
そんな「育てる」を、英語を話す外国人はそれぞれの細かい意味やニュアンスごとに、色んな英語表現を適切に使い分けます。
そこでこの記事では、「育てる」を意味する英語表現を細かい意味やニュアンスごとに、例文付きで紹介します。
例文付きで紹介することで、具体的な使い方に触れて英語表現のイメージを掴んでいただき、丸暗記に頼らない学びを期待できるからです。
この記事を読み終わる頃には、「育てる」を意味する色んな英語表現を、あなた自身も英語を話す外国人のように使い分けられるようになっているのでぜひ最後まで読んでください。
「育てる」を意味する英語表現まとめ
日本語で「育てる」とひと言で表す場面でも、英語では「何を」育てるかによって使う英単語や形が変わります。
順番に見ていきましょう。
grow
「育てる」の英語表現と聞いて真っ先に思い浮かぶのが”grow”ではないでしょうか?
”grow”は「成長する」や「育つ」を意味する英単語で、中学校で習う基本的な表現なので、日本人にとっても馴染みが深い表現だと言えるでしょう。
例文↓
- Our family grows vegetables in our backyard garden.
我が家では裏庭の菜園で野菜を育てています。 - They grow herbs to use in their cooking.
彼らは料理に使うためにハーブを育てています。
例文のように、”grow”は「植物」や「農作物」を育てる時に使われる表現です。
ただし、”grow up”の形にすると「人が育つ」の意味でも使うこともできます。
例文↓
- Watching my children grow up brings me immense joy and pride.
子供たちが育つのを見ると、とても嬉しく、誇らしく思います。 - I grew up in a small village where everyone knew each other.
私は、周りが皆知り合いなくらいの、小さな村で育ちました。
raise
「育てる」を英語で言うには”raise”を使って表現することもできます。
”raise”は「手を挙げる」や「例を挙げる」などの「挙げる」の意味で習うので意外に感じられる方も多いでしょう。
もちろんraiseには「挙げる」の意味でも使われます。
ただし、「挙げる」の意味の他にも「(子どもを)育てる」や「(動物を)育てる」といった、命を養ったり「教育する」といった意味合いで「育てる」を意味して使うこともあります。
例文↓
- Parents work hard to raise their children in a safe environment.
親は子供たちを安全な環境で育てるために一生懸命働きます。 - They raise chickens in their backyard for fresh eggs.
彼らは新鮮な卵を得るために裏庭で鶏を育てています。
関連記事:「成長」は英語で何ていう?細かい意味の違いごとに例文付きで紹介
bring up
“bring up”も「育てる」を意味して使われます。
bringは「持ってくる」の意味で使われることが多いので、「育てる」の意味で使うのは少し意外に思われるかもしれません。
しかし、上述した”grow up”の使い方を連想することで”bring up”の形にして「育てる」の意味になるイメージをすると、すんなりと受け入れやすいですよ。
“bring up”で表現される「育てる」は、上述した”raise”のように「教育する」や「しつける」などの、子どもに対する教育的なニュアンスで使われることが多いです。
例文↓
- They brought up their children in a loving home.
彼らは愛情深い家庭で子供たちを育てました。 - She was brought up to respect others and be kind.
彼女は他人を尊重し、親切にするように育てられました。
rear
「育てる」を英語で言う時に”rear”を使って表現することもできます。
”rear”は「育てる」の他にも「後ろ」という意味があるので、そちらの意味の方が馴染みがあるかもしれませんね。
車を運転する人は、後ろのガラスやシートのことを「リアガラス」や「リアシート」と呼ぶのを聞いたことがあるでしょう。
「リアガラス」や「リアシート」の「リア」が「後ろ」を表す”rear”から来ているわけですね。
その”rear”が動詞の形になると「育てる」の意味で使われます。
上述した”raise”のように、子どもや動物を育てるニュアンスで使われ、「教育」的なニュアンスで「育てる」を表現するわけですね。
”rear”は話し言葉や普段遣いする分には「少し古風な表現」とされていますが、フォーマルな文書やスピーチなどで使われることがあります。
英検の上位級やTOEICなどでもよく見かける表現なので、覚えているとしっかり役に立つ表現ですよ。
例文↓
- She rears her children to be independent and confident.
彼女は子供たちを独立し自信を持つように育てています。 - They rear their kids to appreciate nature and the outdoors.
彼らは、子供たちが自然とアウトドアを楽しめるように育てています。 - They rear silkworms to produce high-quality silk for textiles.
彼らは品質の高い絹を生産するため、蚕を育てています。
関連記事:「保育士」は英語で何ていう?細かい意味や使い方ごとに紹介
まとめ
この記事では、「育てる」を意味する色んな英語表現を例文付きで紹介しました。
ここまでお読みのあなたは、「育てる」を意味する色んな英語表現を、あなた自身も英語を話す外国人のように、細かい意味やニュアンスごとに適切に使い分けられるようになっているでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。
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インタビュー
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。