「とりあえず」は英語で何と言う?ビジネスシーンやレストランなど場面別に解説
「とりあえず」という言葉は、日本語では非常に便利な表現で、ビジネスシーンや日常会話、レストランでの注文など、さまざまな場面で使われます。
しかし、英語には「とりあえず」にぴったりと当てはまる単語はなく、状況に応じて適切な表現を使い分ける必要があります。
例えば、「とりあえずこの方法で進めよう」といったビジネスの場面では “for now” や “for the time being” がよく使われます。
一方、レストランで「とりあえずビール」と注文する際には “to start with” や “for now” という表現が適しています。
また、カジュアルなスラング表現では、”for the moment” や “for now, man” などが使われることもあります。
本記事では、「とりあえず」を英語でどう表現するかを、ビジネス、レストラン、スラングといった具体的なシチュエーションごとに解説し、実際に使える例文を紹介します。
「とりあえず」は英語で何と言う?
「とりあえず」は、日本語でよく使われる便利な表現ですが、英語に訳す際には状況に応じて異なる表現を使う必要があります。
例えば、「とりあえずビール」「とりあえず何か食べる」といったカジュアルな場面や、「とりあえず対応する」「とりあえずこの方法を試す」といったビジネスシーンでも使われます。そのため、文脈に適した英語表現を選ぶことが重要です。
最も一般的に「とりあえず」を表現する英語として “for now” があります。この表現は、「ひとまず」「今のところ」という意味で使われ、一時的な対応や暫定的な決定を伝える際に適しています。
たとえば、「とりあえずこの方法を試してみよう」と言いたい場合、”Let’s try this method for now.” と言うことができます。また、日常会話だけでなく、ビジネスの場面でも「とりあえず現状を維持する」「とりあえず様子を見る」といった文脈で “for now” を使用することができます。
以下に、”for now” を使った具体的な例文を紹介します。
例文
-
Let’s go with this plan for now and see how it works.
(とりあえずこの計画で進めて、どうなるか見てみよう。) -
I don’t have time to decide now, so I’ll just wait for now.
(今決める時間がないので、とりあえず待つことにする。) -
For now, we should focus on finishing this project.
(とりあえず、このプロジェクトを終わらせることに集中しよう。) -
We don’t have enough information yet, so let’s stick with our current strategy for now.
(まだ十分な情報がないので、とりあえず今の戦略を続けよう。) -
I’ll just order a coffee for now and decide on food later.
(とりあえずコーヒーを注文して、食べ物はあとで決めよう。)
関連記事:「今のところ」は英語で何ていう?代表的な英語の表現を例文付きで紹介
英語の「とりあえず」を場面別に紹介
以下3つの英語の「とりあえず」について紹介します。
- ビジネスシーンでの「とりあえず」
- レストランでの「とりあえず」
- スラングでの「とりあえず」
それぞれ詳しく見てみましょう。
ビジネスシーンでの「とりあえず」
ビジネスシーンにおいて「とりあえず」は、一時的な措置や暫定的な決定を意味し、”for the time being” という表現がよく使われます。
このフレーズは「しばらくの間」「当面は」というニュアンスを持ち、最終決定ではなく、一時的な対応を示すときに適しています。特に、正式な結論が出る前に仮の方針を決める場面や、状況が変わる可能性がある場合に役立ちます。
例文(for the time being)
-
For the time being, let’s continue with our current strategy until we receive new data.
(とりあえず、新しいデータが得られるまで現行の戦略で進めましょう。) -
We will keep using this software for the time being until we find a better alternative.
(とりあえず、より良い代替案が見つかるまでこのソフトを使い続けます。) -
For the time being, we will work remotely due to the ongoing situation.
(当面の間、現在の状況によりリモートワークを継続します。) -
The budget is not finalized yet, so we will operate under the current financial plan for the time being.
(予算はまだ確定していないため、とりあえず現在の財務計画で運営します。) -
For the time being, let’s focus on completing the urgent tasks first.
(とりあえず、緊急のタスクを先に終わらせることに集中しましょう。)
関連記事:「取り急ぎご連絡いたします。」を英語で何と言う?ビジネスシーンで大活躍の表現を例文付きで紹介!
レストランでの「とりあえず」
レストランで「とりあえず」を使う場合、「最初に何かを注文する」「まずは軽く食べる」という意味になります。
英語では “to start with” という表現が適しており、食事や飲み物を最初に頼む際に自然に使うことができます。このフレーズは、「後で追加注文するかもしれないけれど、とりあえずこれを注文する」という含みを持っています。
例文(to start with)
-
To start with, we’ll have a bottle of white wine and some appetizers.
(とりあえず、白ワインを一本と前菜をいくつかお願いします。) -
I’d like a small salad to start with before I decide on the main course.
(とりあえず、小さなサラダを頼んでからメインディッシュを決めます。) -
To start with, let’s order a few side dishes and see if we need more.
(とりあえず、サイドディッシュをいくつか注文して、必要なら追加しましょう。) -
Can we get some bread to start with while we look at the menu?
(メニューを見ている間に、とりあえずパンをもらえますか?) -
To start with, I’ll have a beer, and then I’ll decide on my meal.
(とりあえずビールを一杯ください。その後、食事を決めます。)
関連記事:レストランは英語で何?接客や予約、注文で使う英語表現も紹介
スラングでの「とりあえず」
カジュアルな会話やスラング表現として「とりあえず」と言いたい場合、”for the moment” という表現が適しています。
このフレーズは、「今のところは」「とりあえず今は」といった意味で、状況が変わる可能性があるときに使われます。特に、友人同士の会話やリラックスした場面でよく使われる表現です。
例文(for the moment)
-
For the moment, I’ll just focus on finishing this task.
(とりあえず、今はこのタスクを終わらせることに集中します。) -
Let’s stay here for the moment and see what happens next.
(とりあえず今はここにいて、次にどうなるか様子を見よう。) -
I’m not making any big decisions for the moment.
(とりあえず、今は大きな決断はしないつもりです。) -
For the moment, I’m okay with this plan, but we may need to change it later.
(とりあえず今はこの計画でいいけれど、後で変更が必要になるかもしれません。) -
I’m just going with the flow for the moment and seeing where things take me.
(とりあえず、流れに身を任せてどうなるか見ているところです。)
まとめ
「とりあえず」は、英語では一つの単語でカバーできる表現がなく、文脈に応じて適切なフレーズを選ぶことが重要です。
ビジネスシーンでは、”for now” や “for the time being” を使い、レストランでの注文には “to start with” や “for now” が便利です。また、カジュアルな場面では “for the moment” や “for now, man” など、くだけた表現が使われることもあります。
シチュエーションごとに適した英語表現を身につけることで、より自然でスムーズなコミュニケーションが可能になります。ぜひ、この記事で紹介したフレーズを活用し、英会話の幅を広げてみてください!
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。


トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。