May IとCan Iの意味や違い、使い分け方について例文とともに解説
「May I」と「Can I」はどちらも「~してもよいですか?」と許可を求める英語表現ですが、フォーマル度や使われる場面に違いがあります。
「May I」はより丁寧でフォーマルな表現であり、ビジネスや学校、公式な場面でよく使われます。一方、「Can I」はカジュアルな場面で使われることが多く、友人や家族など親しい間柄で許可を求める際に適しています。
また、「Can I」には「~する能力があるか?」という意味も含まれるため、単に許可を求めるだけでなく、「できるかどうか」を尋ねる場面でも使用されます。
本記事では、「May I」と「Can I」の意味や違い、使い分け方について詳しく解説し、例文とともに実践的に学べるようにしています。
これらの表現を正しく使いこなすことで、英語でのコミュニケーションがよりスムーズになります。
May IとCan Iの意味
「May I」と「Can I」は、どちらも「~してもよいですか?」と許可を求めるときに使う英語表現です。ただし、それぞれの使い方には若干の違いがあります。
May I は、よりフォーマルで丁寧な表現です。ビジネスシーンや目上の人に対して、礼儀正しく許可を求める場合に使われます。例えば、先生や上司、初対面の相手に何かをお願いするときに適しています。
Can I は、よりカジュアルで日常的な表現です。友人や家族、親しい同僚などに対して、気軽に許可を求める際に使われます。また、「~することが可能ですか?」という意味で能力を問う文脈でも使われます。
どちらも許可を求める際に使えますが、状況に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。
例文(May I & Can I)
-
May I use your phone for a moment?
(少しの間、あなたの電話を使ってもよいですか?) -
Can I borrow your pen?
(ペンを借りてもいい?) -
May I enter the meeting room now?
(今、会議室に入ってもよろしいでしょうか?) -
Can I sit here?
(ここに座ってもいい?) -
May I ask you a question?
(質問してもよろしいでしょうか?)
May IとCan Iの違い
「May I」と「Can I」はどちらも許可を求める際に使われますが、丁寧さや文脈において明確な違いがあります。
-
丁寧さの違い
- May I はフォーマルで礼儀正しい表現で、特に目上の人や公式な場面で使われます。
- Can I はカジュアルな表現で、友人や親しい人との会話でよく使われます。
-
意味の違い
- May I は「許可を求める」ことに特化しています。
- Can I は「許可を求める」だけでなく、「能力があるか」を尋ねるときにも使われます。
-
使われる場面の違い
- May I は、学校やビジネスの場面、レストランなどのフォーマルな状況で使われます。
- Can I は、家族や友人との日常会話、カジュアルなシチュエーションで使われます。
例文(May I & Can Iの違い)
-
May I speak to the manager?
(マネージャーとお話ししてもよろしいでしょうか?)【フォーマル】 -
Can I have some more coffee?
(もう少しコーヒーをもらえる?)【カジュアル】 -
May I take a look at this document?
(この書類を拝見してもよろしいですか?)【フォーマル】 -
Can I stay at your place tonight?
(今夜、君の家に泊まってもいい?)【カジュアル】 -
May I have your attention, please?
(皆さま、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?)【フォーマル】
May IとCan Iの使い分け方
「May I」と「Can I」は、相手との関係性や状況に応じて適切に使い分ける必要があります。
-
フォーマルな場面では「May I」を使う
ビジネスや公式な場面では「May I」が適しています。例えば、会議中に発言するときや、上司に何かをお願いするときには「May I」を使うことで、より礼儀正しい印象を与えます。 -
親しい人やカジュアルな場面では「Can I」を使う
友人や家族との日常会話では「Can I」が自然です。例えば、カフェで友達に「Can I try your drink?(その飲み物を試してもいい?)」と尋ねるような場面では、気軽な雰囲気が伝わります。 -
目上の人や初対面の相手には「May I」を使う
先生や上司、取引先の人など、目上の人に何かを頼むときは「May I」を使うことで、丁寧さが伝わります。一方、友人や同僚に頼む場合は「Can I」で問題ありません。 -
「Can I」は能力を問う場合にも使える
「Can I」は許可を求める以外に、「能力」について尋ねる際にも使われます。例えば、「Can I swim across this river?(この川を泳いで渡れる?)」のような文では、許可ではなく能力を問う意味になります。
例文(May I & Can Iの使い分け)
-
May I leave work early today?
(今日は早めに退社してもよろしいでしょうか?)【ビジネス / フォーマル】 -
Can I go to the party with you?
(一緒にパーティーに行ってもいい?)【カジュアル】 -
May I take this call?
(この電話を取ってもよろしいですか?)【ビジネス / フォーマル】 -
Can I use your charger?
(充電器を借りてもいい?)【カジュアル】 -
May I have a seat?
(お席に座ってもよろしいでしょうか?)【フォーマル】
May IとCan Iの代わりに使える類似表現
「May I」と「Can I」以外にも、許可を求める際に使える英語表現があります。状況に応じて、より適切な表現を使うと、英語の自然さが増します。
-
“Could I ~?”(より丁寧な許可の表現)
- 「May I」よりも丁寧さを抑えつつ、ビジネスやフォーマルな場面でよく使われる。
- 例: “Could I use your phone for a second?”(ちょっとあなたの電話を使ってもいいですか?)
-
“Would it be okay if I ~?”(より控えめで丁寧な表現)
- 相手に配慮しながら許可を求める際に使われる。
- 例: “Would it be okay if I left a bit earlier today?”(今日は少し早めに退社してもよろしいでしょうか?)
-
“Is it alright if I ~?”(カジュアルな場面で使える表現)
- 友人や親しい人との会話で、許可を得る際に使われる。
- 例: “Is it alright if I borrow your book?”(君の本を借りても大丈夫?)
例文(類似表現)
- Could I join the meeting later?(会議に後で参加してもいいでしょうか?)
- Would it be okay if I park my car here?(ここに車を停めても大丈夫ですか?)
- Is it alright if I take a day off tomorrow?(明日休みを取ってもいいですか?)
- Could I get another cup of coffee?(もう一杯コーヒーをもらえますか?)
- Would it be alright if I changed my seat?(席を変えてもよろしいでしょうか?)
関連記事:「お会計お願いします」は英語で何と言う?例文付きで詳しく解説
関連記事:レストランは英語で何?接客や予約、注文で使う英語表現も紹介
まとめ
「May I」と「Can I」はどちらも許可を求める表現ですが、フォーマル度や使われる場面が異なります。
「May I」は礼儀正しく丁寧な表現で、ビジネスやフォーマルなシーンで適しています。一方、「Can I」はカジュアルな場面で使われ、親しい人との日常会話に適しています。
また、「Can I」は「~する能力があるか?」という意味を持つこともあり、単なる許可とは異なる使われ方をすることがあります。
加えて、「Could I」「Would it be okay if I」などの類似表現を使うことで、状況に応じたより自然な英語を話すことができます。
本記事で学んだポイントを意識しながら、「May I」と「Can I」を正しく使い分け、より自然な英語表現を身につけましょう。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。


トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。