「ぼーっとする」は英語で何と言う?風邪で・暑さでなど状況別に解説
しかし、この「ぼーっとする」は英語でどう表現すればよいのでしょうか?実は英語には「ぼーっとする」にあたる単語が一つだけあるわけではなく、シチュエーションによって適切な表現を選ぶ必要があります。
この記事では「space out」「feel foggy」「dazed from the heat」など、場面ごとの自然な英語表現を例文付きでわかりやすく解説します。
「ぼーっとする」は英語で何と言う?
「ぼーっとする」は、日本語では「意識がはっきりしない状態」「集中できない状態」など、体調や気温、精神状態などに起因するぼんやりとした様子を表します。
英語ではその状況に応じて複数の表現がありますが、もっとも汎用的に使えるのが “space out” や “zone out” です。どちらも「意識が飛んでいる」「上の空になっている」といった意味を持ち、日常会話でもよく使われます。
例えば「授業中にぼーっとしていた」は “I was spacing out during class.” のように言えます。一方で、病気や疲労による「ぼーっとする」状態であれば “feel foggy” や “feel out of it” のような表現も適しています。
「space out」は自動詞として使われるカジュアルな表現で、日常の一コマをそのまま切り取るようなニュアンスがあります。
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I spaced out during the meeting and missed some important points.
会議中にぼーっとしていて、いくつかの重要な点を聞き逃してしまいました。 -
She tends to space out when she’s tired.
彼女は疲れているときによくぼーっとします。 -
Sorry, I was spacing out. What did you say?
ごめん、今ぼーっとしてた。何て言ったの? -
I always space out when I’m on the train.
電車に乗っていると、いつもぼーっとしてしまいます。 -
He spaced out while watching the sunset.
彼は夕日を見ながらぼーっとしていました。
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「〇〇でぼーっとする」は英語で何と言う?
「〇〇でぼーっとする」に関連する以下3つの英語表現について解説します。
- 風邪でぼーっとする
- 暑さでぼーっとする
- ぼーっとするのが好き
それぞれ詳しく見てみましょう。
風邪でぼーっとする
風邪をひいたときの「ぼーっとする」は、頭がぼんやりして集中できない状態を意味します。英語ではこのような状態を “feel foggy” や “have a fuzzy head” などと表現します。
また、“my head feels heavy” という言い回しも、風邪によるぼんやり感を伝えるのに使えます。「foggy(霧がかった)」という形容詞は、頭の中がクリアでない状態をイメージしやすく、風邪や睡眠不足、二日酔いなどにも幅広く使われます。
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I feel foggy because of this cold.
この風邪のせいで頭がぼーっとしています。 -
My mind feels foggy and I can’t focus.
頭がぼんやりして集中できません。 -
I stayed home today because I was feeling foggy from a cold.
風邪でぼーっとしていたので、今日は家で休みました。 -
Even after sleeping, I still feel foggy.
寝たあとでも、まだ頭がぼーっとしています。 -
He seemed foggy and quiet during the meeting due to his cold.
彼は風邪のせいで会議中ぼーっとして静かでした。
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暑さでぼーっとする
暑さでぼーっとする場合は、体温の上昇や脱水などで頭が働かなくなる状態です。
英語では “dazed from the heat” や “feel light-headed”, “heat makes me space out” などの表現が使われます。dazed は「ぼーっとしている・意識がもうろうとしている」という意味があり、暑さや疲労による影響にぴったりです。
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I felt dazed from the heat after walking for hours.
何時間も歩いて、暑さでぼーっとしました。 -
She looked dazed from the intense sun.
彼女は強い日差しのせいでぼーっとしているように見えました。 -
After waiting in the sun, I started to feel dazed.
太陽の下で待っていたら、ぼーっとしてきました。 -
He gets dazed easily when it’s too hot outside.
彼は外が暑すぎるとすぐにぼーっとします。 -
Be careful not to get dazed from the heat during summer hikes.
夏のハイキングでは、暑さでぼーっとしないように気をつけてください。
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ぼーっとするのが好き
「何も考えずにぼーっとするのが好き」は、リラックスや癒しの時間を楽しんでいることを意味します。
英語では “I like spacing out.” や “I enjoy doing nothing.”、“It feels good to zone out sometimes.” などの表現が自然です。
ここでの“space out”や“zone out”は、意図的に意識を緩めて頭を空っぽにするニュアンスがあり、「ぼーっとするのが心地よい」と伝えるのに適しています。
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I like spacing out on the couch after a long day.
一日頑張った後、ソファでぼーっとするのが好きです。 -
Sometimes, I just enjoy spacing out at the park.
ときどき、公園でぼーっとするのが好きなんです。 -
I don’t need plans—I like doing nothing and spacing out.
予定なんていらない。ただ何もせずにぼーっとするのが好きです。 -
Watching the clouds go by while spacing out is so relaxing.
雲を眺めながらぼーっとしているのは本当に癒されます。 -
On weekends, I love spacing out with a cup of tea.
週末はお茶を飲みながらぼーっとするのがたまりません。
まとめ
「ぼーっとする」は英語で一言に訳すことが難しい表現ですが、「space out」や「zone out」といったカジュアルな表現から、「feel foggy」や「dazed from the heat」といった体調・環境に応じた表現まで、さまざまな言い方があります。
日本語と同じように、英語でもその「ぼーっと感」の理由によって言い回しが変わるのがポイントです。
この記事で紹介した英語表現を使い分けられるようになれば、自分の気分や状態をより正確に伝えられるようになるはずです。ぜひ日常会話や英作文などに活用してみてください。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。