レアアースは英語で何?”elements”と”metals”の違いから種類・用途の英語まで解説


電気自動車(EV)やスマートフォン、風力タービンなど、現代のハイテク産業に不可欠な戦略的資源「レアアース」。
ビジネスニュースや技術系の記事で、この重要な資源について触れる際、「英語でどう表現するのが正確なのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
“rare earth elements” と “rare earth metals” は何が違うのでしょうか?また、サプライチェーンや地政学リスクといった、国際情勢を語る上で欠かせない関連用語を英語でスムーズに使えるでしょうか。
この記事では、「レアアース」の基本的な英語表現から、ネオジムやジスプロシウムといった主要元素の英語名、そしてビジネスやニュースの文脈で頻出する専門用語まで、例文を交えながら徹底的に解説します。
この記事を読めば、世界の技術・経済動向を左右するレアアースの話題に、自信を持って英語で対応できるようになるはずです。
目次
「レアアース」は “rare earth elements” または “rare earths”


まず結論から言うと、「レアアース」を英語で表現する際には、文脈や専門性の度合いに応じていくつかの言葉が使われます。
最も正確な表現 “rare earth elements (REEs)”
学術的な論文や技術的な文書、公式なニュースレポートなどで最も正確かつ一般的に使われるのが rare earth elements です。
これは日本語の「希土類元素」をそのまま英語にした表現で、スカンジウム、イットリウム、そしてランタノイド系15元素を合わせた、合計17の元素グループ全体を指します。
ビジネス文書やニュース記事では、その頭文字をとって REEsという略称も非常によく使われます。
日常会話や一般的なニュースで使われる “rare earths”
rare earth elements の elements を省略した rare earths も、非常に広く使われる表現です。
特に、日常的な会話や、専門家ではない一般の人々を対象としたニュース記事などでは、こちらの簡潔な表現が好まれる傾向にあります。
“rare earth metals” との違いは?
では、時折見かける rare earth metals という表現とは何が違うのでしょうか。厳密には、以下のような違いがあります。
-
elements (元素): 周期表に載っている、物質を構成する基本的な要素そのものを指します。まだ鉱石の中に含まれている状態のイメージです。
-
metals (金属): それらの元素が、鉱石から抽出・精製されて、実際に利用可能な「金属」になった状態を指します。
つまり、elements は物質の根源的な種類を、metals はその具体的な物質的な形態を指すという違いがあります。
しかし、一般的な文脈では、この二つはしばしば同じような意味で使われることもあります。迷ったら、最も広く使われる rare earth elements や rare earths を使っておけば間違いありません。
【一覧表】主要なレアアースの種類と用途を英語で言えるようになろう


17種類あるレアアースの中でも、特に産業的に重要でニュースなどでも頻繁に名前が挙がる元素があります。その英語名と主な用途を覚えておくと、専門的な記事の理解度が格段に上がります。
| 日本語名 | 英語名 (元素記号) | 主な用途の英語表現 |
| ネオジム | Neodymium (Nd) | High-performance magnets (for EV motors, wind turbines) / (高性能磁石(EVモーター、風力タービン用)) |
| ジスプロシウム | Dysprosium (Dy) | Additive for magnets (improves heat resistance) / (磁石の添加剤(耐熱性向上)) |
| セリウム | Cerium (Ce) | Catalytic converters (for cars), polishing agents / ((自動車の)触媒コンバーター、研磨剤) |
| イットリウム | Yttrium (Y) | LEDs, phosphors, lasers / (LED、蛍光体、レーザー) |
| ランタン | Lanthanum (La) | Camera lenses, batteries / (カメラのレンズ、電池) |
| テルビウム | Terbium (Tb) | Green phosphors (in fluorescent lamps, screens) / (緑色蛍光体(蛍光灯、スクリーン内)) |
【必修単語編】レアアースの議論で頻出する関連英語


レアアースは単なる物質名としてだけでなく、経済安全保障や地政学的な文脈で語られることが非常に多いです。以下の専門用語は、関連ニュースを理解する上で不可欠です。
関連記事:関税を英語でどう表現する?ニュースで学ぶ“tariff”の使い方
| 日本語 | 英語 | 例文 |
| サプライチェーン | supply chain | China dominates the global supply chain for rare earths. (中国がレアアースの世界的なサプライチェーンを支配している。) |
| 鉱山 | mine (n.) | There are only a few rare earth mines outside of China. (中国国外にはレアアース鉱山がほとんどない。) |
| 精製 / 加工 | refining / processing | The refining process is complex and environmentally challenging. (精製プロセスは複雑で、環境的な課題も大きい。) |
| 埋蔵量 | reserves (n.) | This country has significant rare earth reserves. (この国には相当なレアアースの埋蔵量がある。) |
| 地政学的リスク | geopolitical risk | Reliance on a single source creates geopolitical risk. (単一の供給源への依存は、地政学的リスクを生み出す。) |
| 永久磁石 | permanent magnet | Permanent magnets are crucial for modern technology. (永久磁石は現代技術にとって極めて重要だ。) |
| 輸出規制 | export restrictions | The government imposed export restrictions on rare earths. (政府はレアアースに輸出規制を課した。) |
【動詞・フレーズ編】ビジネスやニュースで使える実践英語


レアアースに関する具体的なアクションや状況を説明するための、便利な動詞やフレーズです。
《生産・供給》に関する表現
-
mine rare earths (レアアースを採掘する)
-
extract elements from ore (鉱石から元素を抽出する)
-
process / refine raw materials (原材料を加工/精製する)
-
supply ~ to the global market (世界市場に〜を供給する)
-
dominate the market (市場を支配する)
《需要・用途》に関する表現
-
be essential for ~ (〜にとって不可欠である)
-
例文:Neodymium is **essential for** electric vehicle motors. (ネオジムは電気自動車のモーターに不可欠です。)
-
-
be used in ~ (〜で使われる)
-
例文:Rare earths are widely **used in** consumer electronics like smartphones. (レアアースはスマートフォンのような家電製品に広く使われています。)
-
-
the demand for ~ is increasing (〜の需要が増加している)
-
例文:The **demand for** powerful magnets is increasing rapidly due to the shift to EVs. (EVへの移行により、強力な磁石の需要が急速に増加しています。)
-
まとめ


この記事では、「レアアース」の最も正確な英語表現である rare earth elements (REEs) を中心に、”metals”との違いや、ネオジムといった主要元素の英語名、そしてビジネスに不可欠な専門用語まで幅広く解説しました。
supply chain (サプライチェーン) や geopolitical risk (地政学的リスク) といった言葉は、レアアースを巡る世界の動向を理解する上で欠かせません。
また、be essential for ~ (〜に不可欠) のようなフレーズは、その重要性を語る際に非常に役立ちます。
現代のテクノロジーと国際経済を読み解く上で、レアアースに関する知識は必須です。今回紹介した英語表現を活用し、グローバルな視点でこの重要なトピックを追いかけていきましょう。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。


トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。






















![TORAIZ[トライズ]](https://toraiz.jp/english-times/assets/img/banner/toraiz_main.png)