ファウンデーションコースとは?概要や国別の条件などを詳しく解説
海外大学への進学について調べているうちに「ファウンデーションコース」という言葉に辿り着いた方も多いでしょう。
日本では聞き馴染みのない言葉ですので、「ファウンデーションコースって何?」「私が海外の大学に進学する場合はファウンデーションコースが必要なの?」と分からないことだらけです。
そこで今回は、ファウンデーションコースの概要やどんな人に必要かといった情報をまとめました。
記事を最後までチェックすれば、ファウンデーションコースに関することがひと通り分かるようになっています。海外大学への進学を考えている方、またその保護者の方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
ファウンデーションコースとは?
ファウンデーションコースは、海外の大学で専門的な授業についていくために必要な英語力や専攻分野の基礎知識などを身につけるためのコースです。
ファウンデーション(Foundation)という言葉からも分かるように、海外大学入学の「土台」を作ります。
ファウンデーションコースの期間は1年間で、イギリス・オーストラリア・ニュージーランドといった国で開講されています。
日本の大学は四年制です。しかし上記で挙げた国々の大学は、三年制となっています。そして日本の大学の一年次に学ぶ一般教養課程のような内容は、大学入学前までに修了するカリキュラムとなっています。
よってイギリス・オーストラリア・ニュージーランドの大学にファウンデーションコースを経ないまま入学すると、一般教養課程を修了していない状態で講義に出なければならず、講義についていくことができません。
日本と上記で挙げた国々のように、国によって大学の制度は異なっています。ファウンデーションコースをコースを設ける事によって、大学間でのギャップをなくし、不自由なく海外大学への進学ができるようになります。
ファウンデーションコースはこんな人に必要
ファウンデーションコースは、以下に当てはまる方に必要です。
- 海外大学に進学したいが英語力が必要基準に満たない方
- 海外大学への入学条件を満たす資格を持っていない方
それぞれ詳しく解説します。
海外大学に進学したいが英語力が必要基準に満たない方
日本国内で、多少英語が周りよりもできるくらいでは、海外大学の講義にはついていけません。
イギリスやオーストラリア、ニュージーランドの大学では、入学要件に一定の英語力を証明するための資格の取得が義務付けられているケースが多いです。
例えばIELTS5.5以上を取得できなければ進学できなかったりします。
ファウンデーションコースで1年間学ぶことで、一般教養はもちろん、英語力の向上にもつながります。
ファウンデーションコースで学ぶ内容は、通常の学習課程と比べると比較的易しいですからね。
海外大学への入学条件を満たす資格を持っていない方
日本では、大学一年生で一般教養課程を学びます。一方イギリスやオーストラリア、ニュージーランドの大学では、日本の高校2年生3年生相当の学年で、これらを学びます。
よって日本の高校を卒業したからといって、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドへの入学資格が無条件で得られるとは限りません。
日本の高校を卒業してこれらの国の大学に進学したいのであれば、ファウンデーションコースを1年間受ける必要があります。
【国別】ファウンデーションコースの入学要件の目安
ファウンデーションコースの入学要件目安を、以下3つの国に分けて紹介します。
- イギリス
- オーストラリア
- ニュージーランド
しかし大学によって基準は異なるという点を前提に読み進めてみてください。
それぞれ詳しく見てみましょう。
イギリス
イギリスの大学では、IELTS4.5あるいはそれと同様の他試験のスコアが求められます。また高校の学業成績では5段階評価のうち2.5〜4.0以上が求められます。
イギリスに関する情報は、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:留学・ワーホリ前に知りたい!イギリスの特徴まとめ【文化/気候/国民性など】
オーストラリア
オーストラリアの大学では、IELTS5.5またはTOEFL60〜70以上のスコアが求められます。また高校の学業成績では5段階評価のうち3以上が求められます。
IELTS5.5のレベルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
オーストラリアに関する情報は、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:留学・ワーホリ前に知りたい!オーストラリアの特徴まとめ【文化/気候/国民性など】
ニュージーランド
ニュージーランドの大学では、IELTS4.5〜6.0程度、あるいはそれと同様の他試験のスコアが求められます。また高校の学業成績では日本の高校の成績表で平均以上のスコアが求められます。
IELTS6.0のレベルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【完全版】IELTS6.0のレベルや難易度はどのくらい?必要な勉強時間についても解説
ニュージーランドに関する情報は、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:留学・ワーホリ前に知りたい!ニュージーランドの特徴まとめ【文化/気候/国民性など】
ファウンデーションコースに進む前に日本国内で準備できること
ファウンデーションコースの概要が分かった後も、海外大学への進学に関する情報収集は継続しましょう。そして情報収集と並行して行うべきなのが、英語学習です。
まず、中学・高校レベルの英語学習を先取りで完璧に終わらせるところから始めてください。中学・高校レベルの英語が頭の中に入っていれば、あとは正しい方法で1年ほど勉強をするだけで、不自由なく英会話ができるようになります。
しかし中学・高校レベルの英語を終えたあとは、英語を話したり書いたり、アウトプットを中心とした学習に切り替えるように心がけましょう。そうしなければ、海外で生活をしたり講義について行ったりできるだけの英語力は養われません。
- 自宅で参考書を解くことはできるけど、どうやって英会話を学べば良いか分からない
- 期限内に確実にこのレベルまで英語力を伸ばしたい
上記のように悩んでいる方には、日本人のコンサルタントが受講生のそばについて学習をサポートできる、英語コーチングスクールがおすすめです。
独学で間違った方向に進んでしまっては、海外大学への進学が実現できません。
英語コーチングについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
まとめ
ファウンデーションコースの概要やどんな人に必要かといった情報について解説しました。ファウンデーションコースに関することがひと通り分かったのではないでしょうか。
ファウンデーションコースについて理解できたら、海外留学に関する情報を収集しつつ、英語の学習を本格的に始めましょう。
海外への出発までの決められた期間内に英語力を伸ばしたいのであれば、英語コーチングスクールがおすすめです。日本人のコンサルタントが、期限から逆算をして、あなたやあなたのお子様にぴったりの学習カリキュラムを作成いたします。
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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。