英検準2級ライティングの対策や使える表現、過去問の入手方法まとめ
英検のライティング試験は、リーディングやリスニングとは勝手が異なるため、どのように対策をすれば良いのか不安ですよね。
そこで今回は、英検準2級ライティングの試験概要と対策方法について解説します。
記事を最後までチェックすれば、英検準2級ライティング対策に必要な最低限の知識が手に入りますよ。
英検準2級に関する情報は、以下の記事でも詳しくまとめています。
関連記事:英検準2級のレベルは?合格点や合格率、TOEIC換算スコアを解説
目次
英検準2級ライティングの試験概要
まずは英検準2級ライティングの試験概要について、簡単に紹介します。
英検準2級ライティングは、英検準2級筆記試験の大問5で出題されます。問題は与えられたQUESTIONに対する自分の意見と理由を50〜60語程度で書くというものです。
解答時間は筆記試験全体の75分間の中で自由に決められますが、20分程度で解答するのがベストです。
英検準2級ライティングの問題数は1問ですが、リーディング・ライティング・リスニングそれぞれにCSEスコア600点が割り当てられています。
つまり英検準2級ライティングの1問は、英検準2級一次試験の3分の1のウェイトを占める問題です。英検準2級ライティングの対策が全くできていないと、英検準2級一次試験の合格は難しいでしょう。
英検準2級ライティングのサンプル問題
英検準2級2022年度第2回試験の問題と解答より、ライティングのサンプル問題を1問紹介します。
まず問題の例は以下の通りです。
- あなたは,外国人の知り合いから以下の QUESTION をされました。
- QUESTION について,あなたの意見とその理由を2つ英文で書きなさい。
- 語数の目安は50語~60語です。
- 解答は,解答用紙のB面にあるライティング解答欄に書きなさい。なお,解答欄の 外に書かれたものは採点されません。
- 解答が QUESTION に対応していないと判断された場合は,0点と採点されることが あります。QUESTION をよく読んでから答えてください。
QUESTION
Do you think it is good for people to use smartphones while studying?
続いて解答の例は以下の通りです。
I think it is good for people to use smartphones while studying. First, people can look for things on the Internet quickly. For example, it takes only a few seconds to look up English words. Second, they can watch videos that explain the things they learn. It helps them understand what they are studying clearly.
英検準2級ライティングの過去問、練習問題の入手方法
英検の公式サイトにて、直近3回分の過去問が手に入ります。
問題冊子と模範解答をPDF形式でダウンロードすることが可能です。ただし解説はついていません。
英検準2級ライティングの過去問を解きたいのであれば、「英検準2級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)」がおすすめです。
価格は1,650円で、6回分の過去問が解説付きで掲載されています。
英検準2級ライティングの対策法
英検準2級ライティング対策では、以下の2点を意識しましょう。
- 使える表現を覚える
- 理由と具体例から賛成反対を選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
使える表現を覚える
準2級に限らず、英検のライティングでは、型に当てはめて文章を作ることが重要です。型に当てはめるだけで、深く考えずとも論理的な文章が作れるため、構成の点数がアップします。またスペルミスをする可能性も減るため、語彙の点数が減点されることを防げます。
英検準2級ライティングでは、以下の構成で文章を作成しましょう。
- 意見
- 理由1
- 具体例1
- 理由2
- 具体例2
- 結論
上記の順序で英文を作ることで、50〜60語程度の文章は出来上がります。
例えば「生徒はクラブ活動に参加すべきか否か」という問いに解答する場合の例を見てみましょう。
- 意見:I think that students should take part in club activities. I have two reasons.(生徒はクラブ活動に参加すべきだと思います。理由は2つあります。)
- 理由1:First, students can make friends. (最初に、クラブ活動で生徒は友達を作ることができるからです。)
- 具体例1:For example, I met many nice people when I joined the art club.(例えば、私が美術部に参加した際、多くの素敵な人たちに出会いました。)
- 理由2:Second, they can become healthier.(次に、健康にいいからです。)
- 具体例2:For instance, if they join a sports team, they will exercise every day.(例えば、もし生徒がスポーツチームに入ったら、毎日運動することになるでしょう。)
- 結論:That is why I think they should join club activities.(これらの理由から、生徒はクラブ活動に参加すべきだと思います。)
全く無駄のない構成だと思います。
- I think that 〇〇. I have two reasons.
- First,〇〇.
- For example,〇〇.
- Second,〇〇.
- For instance,〇〇.
- That is why I think〇〇.
上記を暗記しておいて、〇〇にその時々に応じた表現を当てはめると、簡単に英検準2級ライティング問題を解くことができますよ。
理由と具体例から賛成反対を選ぶ
英検準2級ライティングでは、QUESTIONに対する意見を述べるところから作文がスタートします。QUESTIONに対して賛成意見を述べるのか、反対意見を述べるのかで、執筆する内容は大きく異なります。
QUESTIONに対する意見は、自分の本心で選ぶのではなく、理由や具体例の書きやすさから選びましょう。そうすることで、英検準2級ライティングでより高得点を取得できるようになります。
自分の本心とは反対の意見を述べることに違和感を抱くかもしれません。しかし合格を第一に考えるのであれば、仕方のないことだと割り切るしかありません。
賛成と反対の両方の理由と具体例を思い浮かべてみて、つづりを完璧に知っている単語だけで文章を書けそうな方、簡単に理由と具体例が思いついた方を選びましょう。
関連記事:英検でる順パス単の概要や効率的な使い方を紹介【アプリも】
まとめ
英検準2級ライティングの試験概要と対策方法について解説しました。
英検準2級ライティング対策で意識すべき事は以下の2つです。
- 定型表現を覚える
- 理由と具体例から賛成反対を選ぶ
早速英検準2級ライティングの対策を始めましょう。また他の単元の対策も行い、英検準2級の合格を目指しましょう。
英検準2級に関する情報は、以下の記事でも詳しくまとめています。
関連記事:英検準2級のレベルは?合格点や合格率、TOEIC換算スコアを解説
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