GTECスピーキングとは?概要や対策方法、練習問題、レベルについて徹底解説
GTECとは、ベネッセコーポレーションが実施している、小学生から社会人まで英語力を測定できる英語4技能検定のことです。
今回は、GTECのスピーキングテストについて、試験概要や対策方法、練習問題、レベルといった観点でまとめました。
GTECのスピーキングテストに関することはひと通り分かるようになっているので、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
GTECスピーキングとは?
GTECには、以下3つの種類があります。
- GTEC Junior(小学生向け)
- GTEC(中高生向け)
- GTEC(大学生社会人向け)
そして上記3つそれぞれが、以下のように3〜4つの問題タイプに分かれています。
GTEC Junior(小学生向け)
- Junior1(小5)
- Junior2(小6)
- Junior Plus(中1〜)
GTEC(中高生向け)
- Core(中2〜中3)
- Basic(中3〜高2)
- Advanced(高1〜高3)
- CBT(中高2後半〜高3)
GTEC(大学生社会人向け)
- Academic(大学生)
- Business(大学4年生〜社会人)
- Business 公開会場版(大学4年生〜社会人)
そして今回説明するスピーキングテストは、上記全部で10種類ある全ての試験で実施されます。
試験種類別のGTECスピーキングテストの概要は以下のとおりです。
GTEC Junior(小学生向け)のJunior1(小5)とJunior2(小6)スピーキングテストの概要
パート | 問題構成 | 内容 | 出題数 |
1 | 音を聞いてまねして読める | 対話の応答文などを読み上げる形式の出題で、正確な発音で読み上げる力を測定する問題 | 4問 |
2 | 絵を見て質問に答えられる | 状況を表す絵を見て、それに関する質問を聞き取ったうえで、適切に応答する力を測定する問題 | 4問 |
3 | 自分のことについて伝えられる | 自分のことに関する質問を理解し、その質問に対して答える力を測定する問題 | 3問 |
GTEC Junior(小学生向け)では、Junior Plus(中1〜)のみ試験概要がわずかに異なります。具体的には、絵の説明を行う問題が追加されています。
以下GTEC Junior(小学生向け)のJunior Plus(中1〜)スピーキングテストの試験概要です。
パート | 問題構成 | 内容 | 出題数 |
1 | 音を聞いてまねして読める | 対話の応答文などを読み上げる形式の出題で、正確な発音で読み上げる力を測定する問題 | 4問 |
2 | 絵を見て質問に答えられる | 状況を表す絵を見て、それに関する質問を聞き取ったうえで、適切に応答する力を測定する問題 | 4問 |
3 | 絵の説明ができる | 日常的な出来事の絵を見て、そこで起こっている事象について、相手に伝わるように状況を説明する力を測定する問題 | 1問 |
4 | 自分のことについて伝えられる | 自分のことに関する質問を理解し、その質問に対して答える力を測定する問題 | 2問 |
GTEC(中高生向け)のCore(中2〜中3)・Basic(中3〜高2)・Advanced(高1〜高3)スピーキングテストの概要
パート | 内容 | 出題数 |
A | 音読 | 2問 |
B | 相手とのやり取り | 4問 |
C | ストーリーを英語で話す | 1問 |
D | 自分の意見を述べる | 1問 |
GTEC(中高生向け)では、CBT(中高2後半〜高3)のみ試験概要がわずかに異なります。以下、GTEC(中高生向け)のCBT(中高2後半〜高3)スピーキングテストの試験概要です。
パート | 内容 | 出題数 | 採点基準 |
1.会話応答問題
Listening and responding |
質問に対して即座にかつ適切に応答する問題 | 1問 | ・質問の意図に沿って、適切な応答ができているか |
2.情報伝達および照会問題
Delivering and asking for information |
ウェブサイトなどから得た情報を整理して説明する問題や、自ら質問する問題 | 3問 | ・内容に基づいて、相手に伝わるような描写説明、問いかけができているか |
3.意見展開問題
Expressing your opinion |
・与えられたトピックに対して、自分の考えや経験に基づいて意見を述べる問題
・他者の質問に対して即座に応答する問題 |
3問 | ・自分の意見が述べられているか
・自分の意見をサポートする理由が添えられているか ・流ちょうさ |
最後にGTEC(大学生社会人向け)スピーキングテストの概要は以下のとおりです。
パート | 内容 |
A | 発音・リズム・イントネーション
指定された英文を読み上げる課題で、発音・イントネーションなどの下位的なスピーキング能力を測定します。 |
B | 会話シミュレーション問題
ビデオ映像を使用した対話形式で、課題を達成するための語彙・表現力、文法的正確性、コミュニケーション・ストラテジー能力を測定します。 |
C | ストーリーテリング問題
9コマのマンガの説明を1分間で録音。口頭による説明能力、英文構成能力を統合的に測定します。 |
D | ショートプレゼンテーション問題
図や写真などを補助に、ビジネス関連のテーマで口頭による説明能力、英文構成能力を統合的に測定します。 |
試験の種類別のGTECのサンプル問題については、以下のリンクよりご覧ください。どんな問題が出題されるのかを頭に入れておくことで、GTECスピーキングの対策方法がより理解しやすくなります。
- >>GTEC Juniorスピーキング(小学生向け)のサンプル問題はこちら
- >>GTECスピーキング(中高生向け)のサンプル問題はこちら
- >>GTECスピーキング(大学生社会人向け)のサンプル問題はこちら
GTECの試験概要については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:GTECとは?概要やスコアの仕組み、受験のメリットを解説
GTECスピーキングのレベル
GTECスピーキングのレベルは、すでに紹介したGTEC各試験のレベルです。もう一度以下にまとめておきます。
GTEC Junior(小学生向け)のスピーキングのレベル
- Junior1(小5)
- Junior2(小6)
- Junior Plus(中1〜)
GTEC(中高生向け)のスピーキングのレベル
- Core(中2〜中3)
- Basic(中3〜高2)
- Advanced(高1〜高3)
- CBT(中高2後半〜高3)
GTEC(大学生社会人向け)のスピーキングのレベル
- Academic(大学生)
- Business(大学4年生〜社会人)
- Business 公開会場版(大学4年生〜社会人)
GTECスピーキングテストのレベルに関するより詳しい情報は以下の記事にまとめています。ぜひチェックしてみてください。
関連記事:GTECスコアの平均は?目安と共に高校生や大学に分けて紹介
GTECスピーキングの対策方法
GTECスピーキングテストの対策方法としては、まず対象レベルの英語学習を終えることが重要です。例えばGTEC(中高生向け)のCore(中2〜中3)を受験する場合、中3レベルの英語が理解できることが前提となります。
対象レベルの英語学習を終えたら、練習問題を用意して、実際に声に出しながら勉強をしましょう。
GTECスピーキングテストの対策方法については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:GTECの対策・勉強法を小学生・中高生・大学生、社会人向けにそれぞれ解説
GTECスピーキングの練習問題
GTECスピーキングの練習問題を解く方法は以下の3つです。
- サンプル問題
- 参考書
- 過去問
GTECの過去問については、以下の記事でも紹介しています。
関連記事:GTECに過去問はある?無料のものから過去問題集までまとめて紹介
まとめ
GTECのスピーキングテストについて、試験概要や対策方法、練習問題、レベルといった観点で解説しました。
早速本記事で解説した内容を参考に、GTECのスピーキングテスト対策を始めてみましょう。
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。