小学生に英検は必要か?受験することで得られる3つのメリット
今や小学生でも英検を受験する時代。しかし中には、以下のように考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- 「小学生の子どもに英検って必要かな?」
- 「小学生が英検を取得するメリットは?」
- 「英検の取得が中学受験や進学に役立つって本当?」
そこで本記事では、このように悩む皆さんの問題を解決するため、小学生の英検事情について徹底解説します。その必要性を始め、英検を受験するメリット、小学生のうちに取得しておくべき級などもまとめていますので、ぜひ1度参考にしてみてください。
目次
小学生にも英検が必要
結論から言うと、小学生にも英検が必要だと言えます。特に中学受験など、今後の進学に関して高い目標を持って臨みたいと考えているお子さんにとって、英検の取得は非常に重要です。
また、実際にここ近年の急激なグローバル化を受けて、今年度の4月から国内での英語教育が全面的に実施されます。小学校から英語を必修科目とすることで、子どもたちの英語力を高めようという動きがもう開始されているのです。
このような動きから、今後、小学生には今まで以上に英語力の強化が求められると考えて良いでしょう。そして、その英語力を測るひとつの指標となるのが、英検なのです。
小学生はどれくらい英検を受けている?
いくら英語学習に力を入れるとは言え、「だからと言って、実際に英検を受けている小学生ってどのくらいいるの?」というのが率直な疑問ですよね。
日本英語検定協会によると、2015年度実施分志願者数(2015年4月1日~2016年3月31日)が356,774人であるのに対し、その3年後の2018年度実施分志願者数(2018年4月1日~2019年3月31日)は、414,502人と発表しています。たった3年の間に、小学生の受験者数が約5万人以上も増加しているのです。
ちなみに、小学生を含めた全国の英検受験者においても、その数は年々増加しているのがわかります。
※なお、このたび合算表記をおこなうにあたり、これまで各試験それぞれでおこなってきた集計方法を統一したことで、本発表の数値と各試験の過去の数値とで若干の差異が生じる場合がございます。あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。
(引用;日本英語検定協会公式HP>https://www.eiken.or.jp/eiken/merit/situation/)
さらに冒頭にも書いたように、今年度の英語教育の強化を受けて、今後もさらに英検の需要が高まると考えられます。もはや今の時代では、「英検は取得していて当たり前」という時代になりつつあるのかもしれませんね。
小学生が英検を受験する3つのメリット
英検の需要については、十分にわかっていただけたかと思います。では、この項目では小学生が英検を受験する3つのメリットについて詳しく解説していきます。
中学受験の際に有利になる
まず第一にメリットとして挙げられるのが、中学受験に有利になるということです。取得している級にもよりますが、具体的には、以下のような待遇を受けることができます。
- 加点として扱われる
- 判定優遇
- 英語の試験を免除
また、中には英検を取得していることで奨学金給付者の対象になる学校や、推薦入試の推薦基準に含まれているという学校もあるようです。
これらの優遇に関して、詳しくは日本英検協会の公式HPより確認することができます。自分の志望する学校はどのような判定基準を設けているか、この機会にぜひ確認しておきましょう。
英語に対する目標を高めることができる
せっかく新しく始める分野ですから、親としても子どもにモチベーションを高く保って勉強してもらいたいものですよね。
英語を勉強するにあたり、英検はひとつの目標にもなります。まずは5級から合格していくことで、ステップアップすることの楽しさを知ってもらうのもおすすめです。
ここ数年は英検に関する無料アプリやオンラインサービスなども充実しています。うまく利用して、まずはゲーム感覚で英検に触れてみるのも良いでしょう。
現状の英語力を知ることができる
現状、小学校での英語教育は会話やリスニングが中心であり、テストが実施されていません。そのため、英検を受けることでお子さんの現状の実力を知ることができるのです。
実際に、英検の結果用紙には、
- 合格した場合、合格点をどのくらい上回ることができたのか
- 不合格だった場合、あとどのくらいで合格点だったのか
などの具体的な数値が非常に細かく記されています。これらの情報は、今後の英語教育の方向性の指針にもなってくれるため、合否にこだわらず1度受験してみるのも良いでしょう。
小学生が受験すべき英検の級とは?
では、実際に英検を受験する場合、何級を目標にしたら良いのでしょうか?この項目で詳しく見てみましょう。
小学生が英検で取得しておくと良い級は3級
見出しのタイトルの通り、小学生のうちにぜひ取得しておきたい級は、ズバリ3級です。3級を取得しておくことで、先ほどの項目で先述したような中学受験に有利な待遇をほとんど受けることができるでしょう。
ただ、前段階として5級や4級を取得することにも十分に意味はあります。進学する学校によっては5級のみの取得でも加点につながる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
子どもの意志と英語力を見極めつつ受験する級を決める
ある程度英語が得意という子どもでも、慣れない環境での英検の試験は必ずしも緊張してしまうものです。そのため、過去に英検を受験した経験がない場合は、まず5級から始め、最終的に3級を取得することを目標にしてみてください。
合否にこだわらない場合を除いて、十分な対策ができていない状態で何度も試験を受けさせるのは子どもにとっても大きなストレスになってしまいます。
英検の対策を始めるのは早期であればあるほど良い
英検に合格するには、そのテストの形式や特徴を事前にしっかり掴んでおくことが大切です。早めの対策であればあるほど良いでしょう。
英検に期限はない
「早い段階で英検を取得してしまったら、期限が切れて再受験が必要になるのではないか?」と心配になる必要はありません。英検には期限はなく、1度取得してしまえばそれが一生続くのです。
また、早期に取得しておくことで、受験前はしっかりと試験勉強に注力することができます。そのため、中学受験を考えているのであれば、なおさら対策は早めに行っておきたいところです。
裏を返すと、英検の対策と受験やテスト前の期間を被せてしまうと、お子さんに大きな負担がかかってしまいます。本業である学校のテストや受験勉強の進捗を妨げないためにも、早めの対策が重要だと言えるでしょう。
試験内容が昔よりも複雑化している
ここ数年の英検における試験内容は、親御さん世代のものよりも複雑化しています。具体的に言うと、スピーキングテストがそれにあたります。
スピーキングテストとは、試験官と受験者が対面になって英語での質疑応答に答えていくというもの。今の時代、筆記に加えて英会話力も重視されているということが良くわかりますね。
また、3級からは英作文も筆記試験内容に追加されます。30語のワードを繋げて文章を作る上で、文法力の他に単語力はもちろん、自発的に考える思考力も問われます。小学生にとっては非常に難易度が高いと言えるのではないでしょうか。
しかし、これらの新しく加わった試験内容にもしっかりと傾向があります。早めの対策で傾向を掴み、問題に慣れておくことが合格へのいちばんの近道です。
年齢は関係ない!小学生も積極的に英検を受験すべき時代
今回は、小学生が英検を受験する必要性とその需要の高まり、メリットなどについて徹底解説しました。英検を取得していることで、進学や中学受験、モチベーションなど、さまざまなことに役立つことが分かっていただけたのではないでしょうか。
また、実際に勉強を始める場合は、英会話も対策することができるスクールや塾に通うことをおすすめします。具体的な勉強方法や塾選びの方法は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
英語はこれからの時代に必要不可欠なスキルです。語学を操れるようになることで、私たちの世界は一気に広がります。これを機会に、ぜひお子さんの英検挑戦を考えてみてはいかがでしょうか。
英検の日程については以下の記事でまとめておりますので、ご覧ください。
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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。