TOEIC800点のレベルやすごさはどのくらい?勉強法やおすすめ参考書も紹介
実際、800点は全受験者の上位16%前後に位置し、企業が求める英語力の目安を大きく上回るハイスコアです。
英検に換算すれば準1級レベル、英語を活かした仕事や海外赴任を目指すうえで強力な武器になります。
本記事では、TOEIC800点の具体的なレベル感や取得の難易度、効果的な勉強法、初心者にもおすすめの参考書を詳しく解説。
これから800点を目指す方が迷わず行動に移せるよう、実践的な情報をお届けします。
目次
TOEIC800点のレベルやすごさはどのくらい?
TOEIC800点のレベルについて、以下2つの観点から解説します。
- TOEIC800点は英検準1級レベル
- 受験者の上位約16%
それぞれ詳しく見てみましょう。
TOEIC800点は英検準1級レベル
TOEIC800点を英検で例えるなら「準1級」程度の実力とされています。
これは文部科学省が公表しているCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)との対照表を基にした比較により明らかです。
出典:文部科学省 各試験団体のデータによるCEFRとの対照表
CEFRは、語学力をA1〜C2までの6段階で評価する国際的な基準で、TOEICスコア800点はB2レベルに相当します。そして、CEFR B2は英検準1級と一致するとされています。
このことから、TOEIC800点を目指すことは、高校卒業から大学レベルの英語力を求められる英検準1級と同程度の難易度であると理解できます。
なお、TOEIC800点を他の英語試験に換算すると、IELTSでは5.5〜6.5、TOEFL iBTでは72〜94点が目安となります。
これは、実務的な英語スキルを身につけている証ともいえるため、国内外のさまざまな場面で有利に働くスコアです。
受験者の上位約16%
TOEICスコア800点以上は、受験者全体の中でも上位層に位置しています。実際に、TOEIC795点以上を獲得した人の割合を年度別に見ると、以下のようになります。
- 2023年度:16.6%
- 2022年度:15.9%
- 2021年度:15.9%
- 2020年度:17.4%
出典:TOEIC PROGRAM DATA&ANALYSIS 2024、2023、2022、2021
この4年間の平均を取ると、おおよそ16.45%。つまり、TOEICで800点を取れれば、全体の上位16%前後に入ると言えるでしょう。
TOEIC800点を目指す際のおすすめ参考書
TOEIC800点を目指す際のおすすめ参考書は、以下の3冊です。
- 金のフレーズ
それぞれ詳しく解説します。
金のフレーズ
価格:979円
「金のフレーズ」は、800点を目指す人には必須の1冊です。すでに持っているという方も多いのではないでしょうか。
金のフレーズでは、TOEICの頻出単語をレベル別に厳選して収録している点にあります。
TOEIC600点レベルから990点レベルまで段階的に語彙が整理されており、自分のスコア帯に合ったセクションから学習を始められます。
なおTOEIC800点を目指すのであれば、900点レベルの単語は無理をして覚えようとする必要はありません。
関連記事:TOEIC単語には金のフレーズがおすすめ!使い方や注意点を解説
価格:2,640円
「
」では、パート7のやや難しめの問題を解けます。TOEIC中級者には「パート7が最後まで解き終わらない」「特に対策をせず、そのままの実力で挑んでいる」といった方も少なくありません。
そのためこの参考書をおすすめします。
なお「極める」シリーズは、パート7以外の参考書も出版されています。パート7に限らず、自身が特に苦手とするパートの参考書を購入するのがおすすめです。
価格:2,530円
「
」は、TOEICのPart5に特化した定番の問題集です。文法力はTOEICのリーディングパート全体のスコアを左右する重要な要素です。800点を目指すには文法知識の精度とスピードを高める必要があります。
本書は、実際に頻出する設問パターンを網羅しており、1冊やり切ることでPart5に対する苦手意識が大幅に軽減されます。
TOEIC800点を取得するにはパート5での高い正答率が欠かせません。そのため本書は、800点を目指す上で必須と言っても過言ではないでしょう。
TOEIC800点を目指すための勉強法
TOEIC800点を目指すために意識したい勉強法は、以下の2つです。
- 問題演習時の知らない単語は徹底的に覚える
- 苦手パートに時間を費やす
それぞれ詳しく見てみましょう。
問題演習時の知らない単語は徹底的に覚える
TOEIC800点を目指すうえで、語彙力の強化は避けて通れません。
特に問題演習中に出てくる「知らない単語」をそのままにしておくと、同じ語彙が別の設問で何度も登場したときにスコアアップの足かせになります。
演習を進める際には、未知の単語を記録・復習する習慣をつけましょう。
単語帳に掲載の単語だけで満足していては不十分です。また単語帳の単語と重複するかもしれませんが、それも良い反復の機会になります。
知らない単語を放置せず、1語1語を確実に積み重ねる姿勢が、800点達成への土台となるのです。
苦手パートに時間を費やす
TOEIC700点までは、苦手なパートがあっても何とか達成できる印象です。しかしTOEIC800点を狙う場合、極端に苦手なパートがあると絶望的です。
まずは自分の苦手パートを明確に把握することから始めましょう。そして苦手なパートへの勉強の比重を高めましょう。
弱点を放置せず、苦手な設問形式・テーマ・語彙傾向を徹底分析したうえで、集中的な演習を繰り返しましょう。
また間違えた問題の「なぜ間違えたか」を検証し、同じ失敗を繰り返さないようフィードバックを活用することも重要です。苦手克服こそが、800点突破のカギとなります。
TOEIC800点の取得に必要な勉強時間
TOEIC800点を目指すうえで必要な勉強時間は、現在のスコアや英語の基礎力によって異なります。
例えばTOEIC600点レベルから800点を目指す場合、およそ300〜400時間の学習が目安とされています。
しかしこれはあくまで一般的な目安であり、学習効率や使用する教材、勉強方法によってはさらに時間がかかることもあります。
特に独学では、勉強の方向性がずれてしまったり、モチベーションが続かなかったりと、効率が悪くなってしまうリスクもあります。
そこでおすすめなのが、短期間で効率よくスコアアップを狙える「英語コーチング」の活用です。
トライズのTOEIC対策コースでは、1人ひとりに合わせた学習カリキュラムとプロのコーチによる徹底サポートが用意されており、短期集中で成果を出したい方に最適です。
TOEIC800点を確実に狙いたい方は、自己流の学習だけでなく、専門的なコーチングの力を借りることもぜひ検討してみてください。
まとめ
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。


トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。