TOEFLには4つの種類が!それぞれの特徴について解説
「TOEFLにはiBTとかITPとか色々種類があるみたいだけど、一体どれを受験すればいいの?」「種類ごとの違いについて詳しく知りたいです」
本記事では、こういった疑問を解決します。
TOEFLは、PBT・CBT・ITP・iBTと全4種類あります。各試験によって、試験内容や試験時間などが異なります。また現在受験できるのは、上記4つのうちTOEFL ITPとiBTの2つだけです。
記事を最後までチェックすれば、TOEFLの種類と、あなたがどのTOEFLを受験すればいいのかが分かりますよ。
目次
TOEFLとは?
TOEFLは、ETSというアメリカの機関によって開発された、英語力を測る資格試験です。
PBT・CBT・ITP・iBTと全4種類ありますが、一般的にTOEFLというと、TOEFL iBTのことを指すことが多いです。
TOEFL iBTでは、英語の4技能「読む」「聞く」「話す」「書く」の能力を測定します。各30点で、4つ全てを合計すると、120点満点です。
試験時間は3時間で、受講料は235ドル(約2万5千円)です。試験会場は、全国のテストセンターで、試験会場に設置されているパソコンを使って試験を行います。
他の英語資格試験と異なり、TOEFLには2年間の有効期限があります。主に海外への留学の際に必要とされる資格です。ちなみに同じ英語資格のTOEICにも、TOEFLと同じく2年間の有効期限があると言われていますが、それは間違いです。
TOEFLの概要や、受験のメリット・デメリットについて詳細に知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
TOEFL4つの種類とそれぞれの特徴を解説
TOEFLには、以下4つの試験があります。
- TOEFL PBTテスト
- TOEFL CBTテスト
- TOEFL ITPテスト
- TOEFL iBTテスト
それぞれの特徴を解説します。
TOEFL PBTテストとは?
TOEFL PBTテストのPBTはPaper-based Testの略です。つまりパソコンを使った試験ではなく、紙媒体を使ったペーパーテストです。
TOEFLは1964年に開始された歴史のある英語資格試験ですが、当時はこのTOEFL PBTテストが採用されていました。しかしインターネットの普及に伴って、現在では完全に廃止されています。
日本では2007年に廃止され、インターネット普及が遅れていた国でも2017年に完全に廃止されました。
TOEFL PBTテストは現在受験することはできませんが、試験形式についても一応見ておきましょう。
TOEFL PBTテストはリスニングとリーディング、文法問題の3セクションで構成された試験です。リスニングが30分・リーディングが55分・文法問題が25分、合計で約2時間半の試験です。
TOEFL CBTテストとは?
TOEFL CBTテストのCBTは、Computer-based Testの略です。PBTテストとは異なり、コンピューターを使って受ける受験形式になります。
日本では2000年から導入が始まったが、2006年にはTOEFL IBTが導入されることから日本を含めた全世界で廃止されました。
TOEFL CBTテストの試験形式は、TOEFL PBTテストにライティングを追加した以下4つのセクションです。
- リスニング
- リーディング
- ライティング
- 文法問題
試験時間は以下の通りです。
- リスニング:40〜60分
- リーディング:70〜90分
- ライティング:30分
- 文法問題:15〜20分
- 合計:約3時間半
問題数は以下の通りです。
- リスニング:30〜49問
- リーディング:44〜55問
- ライティング:1問
- 文法問題:20〜25問
TOEFL ITPテストとは?
TOEFL ITPテストのITPは、Institutional test programの略です。
すでに紹介したTOEFL PBTテストとTOEFL CBTテストは、すでに廃止されている試験で、現在受験はできません。よって現在受験できるTOEFLは、これから紹介するTOEFL ITPテストと、次に紹介するTOEFL iBTテストの2つのみとなります。
“Institutional“とは、直訳すると「組織の」という意味です。”Institutional“とあるように、TOEFL ITPテストは、団体受験向けの試験です。大学のクラス分けや、大学での海外留学者の選考などで実施されることが多いです。
団体向けの試験なので、個人で受験することはできません。
TOEFL ITPテストは、すでに廃止されてしまったTOEFL PBTテストの過去問を再編集したものです。
TOEFL ITPテストはレベル1とレベル2に分かれています。レベル1に関しては、問題数・スコア共にTOEFL PBTテストと同じです。
レベル2については、TOEFL PBTテストと問題数もスコアも試験時間も短縮されています。
TOEFL iBTテストとは?
TOEFL iBTテストのiBTは、Internet-based Testの略です。TOEFL iBTテストは2006年に日本に導入された試験方式で、テストセンターのパソコンを使って問題を解きます。
TOEFL CBTテストもパソコンを使って解く試験ですが、TOEFL iBTテストはインターネットに接続して問題を解くという違いがあります。
TOEFLには4つの種類がありますが、一般的にTOEFLと言えば、このTOEFL iBTテストを指します。
TOEFL iBTテストのセクションは、以下4つに分かれています。
- リーディング
- リスニング
- ライティング
- スピーキング
TOEFL PBTテストやTOEFL CBTテストでは文法問題が出題されていたが、TOEFL iBTテストから文法問題は取り扱われなくなり、その代わりスピーキングが導入されました。
TOEFL iBTテストの試験時間は以下の通りです。
- リーディング:54〜72分
- リスニング:41〜57分
- ライティング:50分
- スピーキング:17分
リーディングリスニングの後には、10分間の休憩があります。TOEFL iBTテストは全体で約3時間半の試験です。
TOEFL iBTテストの問題数は以下の通りです。
- リーディング:30〜40問
- リスニング:28〜39問
- ライティング:2問
- スピーキング:4問
TOEFL ITPとTOEFL iBTはどちらを受けるべき?
TOEFL ITPテストは団体受験用の試験です。一方TOEFL iBTテストは個人受験用のテストです。よってどちらを受けるべきかを選択するのではなく、大学などでTOEFLを受験する際はTOEFL ITPテストそうではない場合はTOEFL iBTテストを受験することになります。
まとめ
TOEFLの4つの種類について解説しました。
- TOEFL PBTテスト
- TOEFL CBTテスト
- TOEFL ITPテスト
- TOEFL iBTテスト
上記4つの種類のうち以下の2つはすでに廃止されています。
- TOEFL PBTテスト
- TOEFL CBTテスト
また以下の2つには、団体受験か個人受験かという違いがあります。
- TOEFL ITPテスト
- TOEFL iBTテスト
よってほとんどの方は、TOEFL iBTテストを受験することになるはずです。
TOEFLの種類について知ったら、早速TOEFL対策を始めましょう。
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。