ケンブリッジ英検とIELTSとは何が違う?各試験の違いを徹底解説!
「ケンブリッジ英検」という英語の資格試験をご存じでしょうか?
「ケンブリッジ」と名がつく通り、ケンブリッジ大学の一部門が監修する、英語の本場である英国(イギリス)が拠点の英語の資格試験です。
日本でよく知られる英検やTOEICでは、アメリカ英語を始めとした各国の英語が用いられますが、ケンブリッジ英検では全てイギリス英語で行われます。
また、イギリス英語で行われる英語の試験としてもう一つ、IELTSがあります。
どちらも英語力の指標として、英語を母国語とする国で広く用いられている試験です。
そんなケンブリッジ英検とIELTSですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
この記事では、イギリス英語で行われる2つの有力な試験、ケンブリッジ英検とIELTSについて、そして両者の違いについてお伝えしていきます。
この記事を読み終わる頃には、両試験について十分に理解し、どんな時にどちらの試験が有効かを判断できるようになっているので、ぜひ最後まで読んでください。
目次
ケンブリッジ英検とは?
ケンブリッジ英検とは、「ケンブリッジ」と名がつく通り、ケンブリッジ大学英語検定機構(Cambridge Assessment English)が監修する英語能力の検定試験です。
イギリスを代表する英語圏での生活やビジネスに必要な英語力を図ることが出来ます。
難易度は基礎レベルから最上級レベルまでの5段階で評価されます。
IELTSとは?
IELTSとは、ブリティッシュ・カウンシル(英: British Council)という、イギリスの非営利団体で、イギリス政府により設立された公的な国際文化交流機関が監修する英語能力の試験です。
試験の内容は、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールに分かれており、アカデミック・モジュールでは学術英語が、ジェネラル・トレーニング・モジュールでは日常英語が用いられます。
英語圏の大学へ留学する際はアカデミックモジュールを受験し、英語圏への移住申請やビジネスでの英語力の指標とする際はジェネラルモジュールを受験するのが一般的です。
英語力は1.0から9.0まで、0.5点刻みで評価されます。
関連記事:IELTSとは?概要や受験のメリット・デメリットを解説!
ケンブリッジ英検とIELTSの共通点は?
ケンブリッジ英検とIELTSは、どちらもイギリス英語を用いた試験です。
英語の本場であるイギリスの公的機関、準公的機関によって実施されていることから、アメリカやイギリスを代表する英語圏の大学、大学院、企業や、世界の約140か国での国際機関や政府機関、教育機関で採用されています。
また、どちらの試験も、英語圏への移住や就職でも用いられる、非常に高い権威を持った英語の資格だと言えます。
どちらの試験も、英語の4技能であるリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの能力を測ります。
ケンブリッジ英検とIELTSとの違いは?こう考えたらわかりやすい!
イギリス英語で行われるケンブリッジ英検とIELTSですが、以下のように考えるとわかりやすいです。
- ケンブリッジ英検は「英検」とつくので英検に近い
- IELTSはローマ字5文字なのでTOEICに近い
細かい違いはあるものの、大まかな区別する時にとてもわかりやすいです。
順番に見ていきましょう。
試験結果の出方
ケンブリッジ英検とIELTSとでは、試験結果の出方が違います。
ケンブリッジ英検
ケンブリッジ英検では、英検のように受験するテストの難易度をあらかじめ決めて受験することが出来ます。
また、英検と同じく試験の結果は「合否」で確認することが出来ます。
IELTS
IELTSでは、TOEICのように初心者も上級者も同じ試験を受けます。
また、結果も合否ではなく、TOEICのようにスコアとして明確に数字で出てきます。
試験の実施回数
ケンブリッジ英検とIELTSとでは、1年のうちに受験できる回数に違いがあります。
ケンブリッジ英検
ケンブリッジ英検は、年間に4回の試験が実施されます。
3か月に1度の実施なので、1回の受験で合格できるように、しっかりと対策を講じる必要があります。
IELTS
IELTSは、数週間に1回というハイペースで試験が実施されます。
なのでスコアが芳しくなくても、続けて受験し直すことが可能です。また、出願まで時間がない方も安心ですね。
資格としての期限
ケンブリッジ英検とIELTSとでは、資格として有効期限があるかないかに分かれます。
ケンブリッジ英検
ケンブリッジ英検では、一度合格すれば生涯その級を英語力の証明として保持することが出来ます。
一生モノの資格になるということですね。
この点も日本の英検と同じです。
IELTS
IELTSのスコアは、TOEICと同じく2年間有効です。
IELTSで英語力を証明し続けるには、コンスタントに受験する必要があります。
測定する英語の種類
ケンブリッジ英検とIELTSとでは、測定する英語に選択肢の有無があります。
ケンブリッジ英検
ケンブリッジ英検では、日常生活や英語圏で働く際に必要な英語の能力を測ります。
英語圏への移住を希望する際などに用いられます。
英語圏の大学への入学申請で用いられる場合は、上位級であるCAE(Cambridge English: Advanced)を受験する場合が多いです。
IELTS
IELTSでは、英語圏の大学や大学院進学に必要なアカデミック英語を測定するアカデミック・モジュールと、英語圏への移住などに用いられるジェネラル・トレーニング・モジュールを選択して受験出来ます。
ご自身に必要な英語を選択して受験できるということですね。
試験内容
ケンブリッジ英検とIELTSとでは、試験の内容が少しだけ異なります。
「ケンブリッジ英検とIELTSとの共通点は?」の項でお伝えした通り、ケンブリッジ英検とIELTSでは英語の4技能であるリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの能力を測ります。
ケンブリッジ英検では、リーディングの試験の中に「Use of English」と呼ばれる文法力を測る項目があります。(IELTSにはありません。)
そのため、ケンブリッジ英検では試験時間が合計で5時間と、かなり長くなります。(対してIELTSは合計3時間の試験です。)
まとめ
この記事では、英語の本場であるイギリスの大学機関が監修する英語資格であるケンブリッジ英検と、同じくイギリスの準公的機関であるブリティッシュ・カウンシルが監修するIELTSとの共通点と違いについてお伝えしてきました。
ここまでお読みのあなたは、もうケンブリッジ英検とIELTSとの共通点と違いについて十分理解して、あなた自身の目的に応じてどちらの受験を視野に入れるべきかを把握出来る知識を持っています。
ここでお伝えした内容が、あなたの英語力をより豊かに出来れば幸いです。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。