英検2級の二次試験(面接)の流れ・勉強方法・必要なフレーズを徹底解説
英検2級は一次試験(リスニング・リーディング・ライティング)と、二次試験(面接)に分かれています。
本記事では、英検2級の二次試験(面接)について、試験概要・試験の流れ・勉強法や使える表現まで網羅的にまとめています。
英検二次試験(面接)は面接官がいてのことなので、自分一人で対策するのが難しいです。また一次試験に比べると、どういった試験なのか、どういった対策が必要なのか分からない方も多いと思います。
しかし本記事を最後までチェックすれば、英検2級の二次試験(面接)をどうやって対策すればいいのかが明確になりますよ。
英検2級を受験すべきなのか、他の級を先に受験すべきなのか迷っている方は、以下の記事からご覧ください。
目次
英検2級二次試験(面接)の試験概要と試験の流れ
英検2級の二次試験(面接)では、約7分間の面接が行われます。試験概要は以下の通りです。
(出典:2級の試験内容 英検)
英検2級の二次試験(面接)の流れは以下の15ステップです。
- 入室
入室時には係員や面接官にHello.と挨拶しましょう。 - 面接カードを渡す
面接カードを面接官に渡す際はHere you are.と言いましょう。 - 着席
面接官の指示があった後に着席をします。 - 名前や受験級の確認&挨拶
- 問題カードを受け取る
- パッセージの黙読(20秒)
- パッセージの音読
- パッセージについての質問(No.1)
- No.2の考慮時間(20秒)
- イラストの展開説明(No.2)
- 問題カードを裏返す
- 受験者自身の意見を問う質問(No.3)
- 受験者自身の意見を問う質問(No.4)
- 問題カードを面接委員に返す
- 退室
挨拶をして退室します。
英検2級の二次試験(面接)対策をする際は、上記の流れを何度も頭の中でイメージしましょう。
流れを完璧に頭に入れておくことで、脳のリソースを完全に英語に裂くことができるようになり、高いパフォーマンスを発揮できます。
英検公式が、個人でも二次試験の面接対策ができるように、バーチャル二次試験を用意してくれています。
アニメーションを見ながら擬似的な二次試験を受けることができるので、どういった流れで試験を受ければいいのかのイメージがつきますよ。以下のリンクよりぜひお試しください。
英検2級二次試験(面接)の勉強法・裏技
英検2級二次試験(面接)の勉強法・裏技は以下の4つです。
- 過去問
- 参考書
- 録音
- できるだけシンプルな英文で答える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
過去問
英検は他の英語資格試験と異なり、過去問が公開されています。
まず英検の公式サイトでは、全ての級の一次試験二次試験のサンプル問題をダウンロード可能です。
前述したバーチャル試験と一緒に確認して、英検2級の二次試験がどういった試験なのかを掴みましょう。
また旺文社より出版されている「2022年度版 英検2級 過去6回全問題集」があれば英検2級2次試験の過去問を6回分解くことができます。
英検2級一次試験の過去問も同様に6回分収録されているので、英検2級を受験する方は購入をおすすめします。
関連記事:英検でる順パス単の概要や効率的な使い方を紹介【アプリも】
参考書
英検2級の過去問を購入すれば、6回分の二次試験問題を解くことができます。しかしそれ以上の問題を解きたい場合には、英検2級二次試験の参考書を購入しましょう。
参考書は過去問と比べて、解説が充実しているのが特徴です。
その中でもおすすめの参考書は以下の2冊です。
どちらの参考書も、英検2級二次試験の予想問題が10回分収録されています。
「10日でできる! 英検2級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版」は過去問と同じ旺文社が出版している参考書です。過去問と本書を一緒に購入しておいてもいいかもしれませんね。
録音
英検2級二次試験の勉強をする際は、音声を録音しましょう。音声を録音することで、後から音声を聞き返して復習することができます。
英語学習の基本は問題演習と復習の繰り返しです。一次試験対策の場合も、問題を解いて採点をし、間違えた問題を復習しますよね。
しかし英検2級二次試験の場合は、面接なので録音がなければ復習は難しいです。
スマホ等を使って勉強中の声を録音して、間違っている文章はなかったか、音読で詰まっているところや不自然なところはないかなどを確認しましょう。
その時は気づかなかった間違いでも、録音をしてあとでゆっく何度でも聞き返してみることで、見えてきます。
場合によっては、録音した音声を一度文字に起こしてみて、間違いがないか確認するというのも1つの手です。
できるだけシンプルな英文で答える
英検2級二次試験では、できるだけシンプルな英文で質問に答えるようにしましょう。なぜなら複雑な文章を作ろうとすると、間違った文章になってしまう可能性が高くなるからです。
英検の二次試験では、難しい文章を作ったからといって加点されることはありません。しかし難しい文章にチャレンジして、単語や文法を間違えてしまうと、減点されてしまいます。
できるだけシンプルな英文を作ることで、減点されてしまう可能性を減らしましょう。
またそうすることで、文章の組み立てに勉強時間を使う必要がなくなるため、音読など他のことに勉強時間を使えるようになります。
英会話では複雑な英文が必要になる場面もあるでしょう。しかし英検2級2次試験で高得点を取得するために必要なのは、複雑な英文ではなくシンプルな英文です。
関連記事:英検準2級二次試験(面接)の裏ワザや落ちる人の特徴、合格率などまとめ
英検2級二次試験(面接)で使える表現まとめ
英検2級二次試験(面接)で使える表現をまとめました。問題の内容に関わらずいざという時に使える表現ばかりを集めているので参考にしてください。
- I beg your pardon?(もう一度おっしゃって下さい。)
- I’m afraid but I don’t agree, the reason is ~(残念ながら私は賛成できません、理由は~)
- I agree with you, because~(あなたに賛成です、なぜなら~)
- What I want to say is ~(私が言いたいことは~です。)
- In my opinion(私の意見は~です。)
上記の文章はすぐに使えるように暗唱しておきましょう。
まとめ
英検2級二次試験(面接)の概要や勉強法についてまとめました。再度本記事で解説した内容をまとめると以下の通りです。
英検2級二次試験の流れ
- 入室
- 面接カードを渡す
- 着席
- 名前や受験級の確認&挨拶
- 問題カードを受け取る
- パッセージの黙読(20秒)
- パッセージの音読
- パッセージについての質問(No.1)
- No.2の考慮時間(20秒)
- イラストの展開説明(No.2)
- 問題カードを裏返す
- 受験者自身の意見を問う質問(No.3)
- 受験者自身の意見を問う質問(No.4)
- 問題カードを面接委員に返す
- 退室
英検2級二次試験対策に必要な勉強法や裏技
- 過去問
- 参考書
- 録音
- できるだけシンプルな英文で答える
英検2級二次試験対策に必要な情報が分かったら、あとは対策を始めるのみです。
まずは英検2級一次試験の合格を目指して、早速対策を始めましょう。
本記事でも紹介した過去問や参考書、バーチャル試験などもぜひ活用してみてください。
今から対策を始めれば、英検2級に合格できるはずです。
関連記事:英検準1級のレベルや合格率はどのくらい?1級や2級との違いも解説
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。