TOEFL ITPスコアの目安は?英検やCEFRとの換算表も紹介
「TOEFL ITPってそもそもどんな試験なの?」「どのくらいのスコアを目指せばいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、TOEFL ITPの試験概要やスコア目安、他の英語資格試験との換算表を解説します。
TOEFL ITPを受験する方や受験しようか迷っている方はぜひ最後までチェックしてみてください。
記事を最後までチェックすれば、TOEFL ITPに関する情報が分かって、スムーズにTOEFL ITP対策を始められますよ。
目次
TOEFL ITPとは?
まずTOEFLとは「Test of English as a Foreign Language」の略で、 非英語ネイティブの英語力を測るテストです。
TOEFLにはTOEFL ITPとTOEFL iBTの2つの種類があるのですが、今回はTOEFL ITPに絞って解説します。
TOEFL IBTのIBTとは「Institutional Test Program」の略で、団体向けのテストを指します。
一方のTOEFL iBTは、団体ではなく個人受験向けの試験です。日本では、学校でのクラス分けや入試、留学など様々な目的でTOEFL ITPが活用されています。
TOEFLの試験概要や受験するメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
TOEFL ITPの試験概要
TOEFL ITPの試験概要について、公式サイトの情報を参考に表にまとめました。
TOEFL ITPにはLevel1とLevel2のテストがあり、どちらか好きな方を選んで受験できます。Level2はLevel1と比べて問題数が少なく、試験時間も短いので気軽に受験できます。
しかしTOEFL ITPの中ではLevel1が主流ですので、今回はTOEFL ITPのLevel1に絞って試験概要を紹介します。
セクション | 問題数 | 解答時間 | スコアの範囲 |
Listening Comprehension | 50 | 約35分 | 31-68 |
Structure and Written Expression | 40 | 25分 | 31-68 |
Reading Comprehension | 50 | 55分 | 31-67 |
合計 | 140 | 約115分 | 310-677 |
(引用:TOEFL ITP テスト構成)
各セクションの問題形式については、以下の通りです。
- Section1:Listening Comprehension
英語を聞き取り内容を理解する能力を測定する。音声は1度しか流れない。質問を聞き4つの選択肢から解答を選ぶ。
PartA:二人の話し手の会話
PartB:Part Aより少し長めの会話
PartC:短めの話
- Section2:Structure and Written Expression
文章表現や文法の知識を測定する。前半のStructureでは文中の下線部に正しい語句を補い文章を完成される問題、後半のWritten Expressionは文章中の誤った表現を選択する問題となっている。 - Section3:Reading Comprehension
大学の授業で取り上げられるようなトピックを用いて、読解力を測定する。
以下のリンクよりサンプル問題を無料で解けるので、TOEFL ITPを一度も受験したことがない方は試しに一度解いてみましょう。
問題の雰囲気を確認するだけで、モチベーションも上がりますし、学習計画もたてやすくなりますよ。
TOEFL ITP® Sample Test Questions
TOEFL ITPとTOEFL ibTの違い
TOEFLには、TOEFL ITPとTOEFL iBTがあります。「TOEFLにはいくつか種類があるみたいだけど、私はどちらを受ければいいの?」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
TOEFL ITPは団体受験用であるのに対し、TOEFL iBTは個人受験用です。つまり団体受験なのか個人受験なのかによって、どちらのTOEFLを受験するのかは異なります。
また団体か個人か以外にも違いがいくつかあるので、表にまとめました。
ITP | iBT | |
測定技能 | リスニング
リーディング 文法 |
リスニング
リーディング ライティング スピーキング |
受験方法 | ペーパーテスト | オンライン(パソコンを使用) |
スコア | 310〜667 | 0〜120 |
試験時間 | 約2時間 | 約3時間 |
受験料 | 数千円(変動あり) | 235UDドル |
申し込み方法 | 団体(学校・職場・塾)を通して申し込み | ネットや郵送、電話で個人で申し込み |
TOEFL ITPスコアの目安
TOEFL ITPテストのスコアは、310〜667点です。特にTOEFLを初めて受験する方にとっては、どのくらいのスコアを取ればどのくらいの英語力なのか、全く分かりませんよね。
そこでTOEFL ITPのスコアごとにレベルについて表にまとめました。
TOEFL ITPスコア | スコア目安 |
627〜677 |
|
543〜626 |
|
460〜542 |
|
337〜459 |
|
TOEFL ITPの英検・IELTS・CEFRへの換算表
英語資格は、TOEFL ITP以外にもいくつもあります。各試験とTOEFL IPTの換算表をまとめました。
CEFR | TOEFL ITP | 英検 | IELTS |
C2 | 8.5〜9.0 | ||
C1 | 627〜677 | 1級 | 8.0〜7.0 |
B2 | 543〜626 | 1級、準1級 | 5.5〜6.5 |
B1 | 460〜542 | 準1級、2級 | 4.0〜5.0 |
A2 | 337〜459 | 2級、準2級 | |
A1 | 準2級、3級 |
(引用:各試験・検定試験とCEFRとの対照表)
TOEFL ITPのスコアによっては、ちょっとした対策で他の英語資格試験に合格したり良いスコアを取得できたりします。
上記の表を参考に、他の資格と比較してどのくらいの英語力があるのかを、常に意識するようにしましょう。
またTOEFL ITPではCEFR換算でC1レベルまでしか取得できないので、さらに高い英語力を目指したい方は、IELTSなど他の英語資格試験を受けてみましょう。
まとめ
TOEFL ITPの概要や、スコアの目安、他の英語資格試験との換算表について解説しました。
TOEFL ITPは、団体受験向けの試験です。現在受験できるのは、TOEFL IPTとTOEFL iBTだけです。しかし以前はさらに2つTOEFLに種類がありました。
全部で4種類あったTOEFLの違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
TOEFL ITPの詳細が分かったら、あとは対策を始めるだけです。早速目標スコアを決めて、TOEFL ITP対策を始めましょう。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。