TOEFLとIELTSの違いを比較!どっちを受ければいいの?換算表も紹介
英語に関する資格試験は、TOEFL・IELTS・TOEIC・英検などいくつもあります。「色々ありすぎてどの試験を受けたらいいのか分からない」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、英語に関する資格試験の中でもTOEFLとIELTSに絞って、違いやどっちを受ければいいのか、スコアの換算表について解説します。
記事を最後までチェックすれば、あなたがTOEFLとIELTSのどちらを受ければいいのかが明確になり、スムーズに英語学習のスタートを切れますよ。
英語の資格試験を受けたい方、TOEFLやIELTSに少しでも興味がある方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
TOEFLの試験概要
TOEFLは、ETSというアメリカの機関によって開発された、英語力を測る資格試験です。英語の4技能「読む」「聞く」「話す」「書く」の能力を測定します。
TOEFLは英語圏の大学や大学院への進学をする際にスコアを求められることが多いです。アカデミックな場面で必要とされる英語力を測る試験であるため、出題される内容も学術的なものや学校生活に関するものが多いのが特徴です。
TOEFLの試験概要や、受験のメリット・デメリットについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
IELTSの試験概要
IELTSとは、英語圏の国々に留学、就労または移住するための英語力を測定するイギリス発祥の英語試験です。TOEFLと同様に英語の4技能「読む」「聞く」「話す」「書く」の能力を測定します。
IELTSはアカデミックモジュールとジェネラルモジュールの2つの形式があります。留学を目的にIELTSを受験する方はアカデミックモジュールを、英語圏での就業や移住を目的にIELTSを受験する場合はジェネラルモジュールを受験します。
IELTSの試験概要や受験のメリット・デメリットについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
TOEFLとIELTSを比較した際の違いまとめ
英検やTOEICが、国内大学への進学や国内での就職転職活動に使われるのに対して、TOEFLやIELTSは海外への留学や進学、移住のために使われます。
TOEFLとIELTSの6つ違いについて解説します。
- 試験時間の違い
- 受験料の違い
- 受験目的の違い
- 受験形式の違い
- 問題形式の違い
- 有効期限の違い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
試験時間の違い
TOEFLの試験時間は3時間であるのに対し、IELTSの試験時間は2時間45分です。試験時間はわずかに異なりますが、どちらも他の英語資格試験と比べて試験時間が長い試験であると言えます。
例えば英語資格試験として日本で最も人気のあるTOEICの試験時間は120分です。TOEFLやIELTSとは大きな差があります。
TOEFLとIELTSでは長時間集中して問題を解く能力が求められるので、普段からまとまった時間集中を切らすことなく問題を解き続ける訓練が必要になります。
受験料の違い
TOEFLの受験料は245ドルであるのに対し、IELTSの受験料は25,380円です。どちらも同じくらいの受験料ですが、TOEFLの方が受験料はわずかに高いです。
またTOEFLの受験料はドル払いなので、為替相場によって若干変動します。
TOEFLやIELTSの受験料は、英検やTOEICなどの他英語資格試験と比べると高いです。どちらも何度も気軽に受験できるような受験料ではないので、万全の対策をした上で試験に臨む必要があります。
受験目的の違い
TOEFLは留学のために受験されることが多い試験です。一方IELTSは、留学に加えて海外移住のために受験されることが多い試験です。
どちらも国内でスコアが必要となるケースはあまりありません。海外の機関や学校からスコアの提出を求められるケースが多いです。
海外留学をするのであれば、その学校が求めている試験によって、どちらを受けるべきかは変わります。しかし海外移住を目指すのであれば、受験すべき試験はIELTS一択です。
受験形式の違い
TOEFLはPCを使って試験が行われます。一方IELTSは、PCに加えて紙での試験も実施されています。
受験形式は、このようにTOEFLとIELTSで異なります。
問題形式の違い
TOEFLの問題形式は、以下の通りです。
- リーディング:選択式のみ
- リスニング:選択式のみ
- スピーキング:録音
- ライティング:タイピング
一方でIELTSの問題形式は、以下の通りです。
- リーディング:選択式+記述式
- リスニング:選択式+記述式
- スピーキング:対面
- ライティング:手書き又はタイピング
TOEFLは完全オンラインの試験、IELTSは紙でも受けられる試験ですので、問題形式が若干異なります。
有効期限の違い
TOEFLの有効期限もIELTSの有効期限も2年間です。試験の有効期限に関しては、どちらの試験も違いがありません。
2年以上前に取得したスコアは使えないので、定期的に試験を受験する必要があります。
TOEFLとIELTSのスコア換算表
TOEFLとIELTSのスコア換算表をまとめました。
すでにTOEFL・IELTS・TOEIC・英検のいずれかのスコアを持っている方は、「今の自分だったらTOEFLやIELTSでどのくらいのスコアを取れるか」の目安になります。ぜひチェックしてみてください。
TOEFL iBT | IELTS | TOEIC | 英検 |
68-78 | 6.0 | 705-800 | 準1級 |
79-93 | 6.5 | 805-950 | 1級 |
94-101 | 7.0 | -955 | 1級 |
102-109 | 7.5 | NA | NA |
110-114 | 8.0 | NA | NA |
115-117 | 8.5 | NA | NA |
119-120 | 9.0 | NA | NA |
( TOEFL iBT® and IELTS® Academic Module Scoresより筆者作成)
上記の換算表を見ると、TOEFLとIELTSは、TOEICや英検と比べてレベルが高い試験であることが分かります。
TOEFLとIELTSどっちを受けるべき?
ここまでTOEFLとIELTSの違いについてまとめてきました。それでは結局TOEFLとIELTSのどちらを受験すればいいのか、TOEFLを受けるべき人とIELTSを受けるべき人の特徴をそれぞれ見ていきましょう。
TOEFLを受験すべき人の特徴
TOEFLを受験すべき人の特徴は、以下の通りです。
- アメリカ英語を学びたい人
- パソコンで試験を受験したい人
- 留学のために試験を受験したい人
上記のいずれかに当てはまる方は、TOEFLの受験がおすすめです。
IELTSを受験すべき人の特徴
IELTSを受験すべき人の特徴は、以下の通りです。
- イギリス英語を学びたい人
- パソコンもしくは紙で試験を受験したい人
- 留学もしくは移住のために試験を受験したい人
上記のいずれかに当てはまる方は、IELTSの受験がおすすめです。
まとめ
TOEFLとIELTSの違いやどっちを受ければいいのか、スコアの換算表について解説しました。TOEFLとIELTS、あなたがどちらを受けるべきなのか、明確になりましたでしょうか?
TOEFLとIELTSは同じ英語の資格試験です。しかし試験内容は全く異なるため、取るべき対策も異なります。どちらを受験すべきかが決まったら、次はその試験に向けた対策を始めましょう。
TOEFLやIELTSのスコアを短期間で確実に伸ばしたい方は、英語コーチングスクールの受講も検討してみてください。
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トライズでの1年は、
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。