英検4級のレベルはどのくらい?合格点や合格率とともに分かりやすく解説!
英検4級は中学2年生レベルの問題が出題される試験です。よって、中学生が自分の英語力を証明するのに最適です。
今回は、そんな英検4級の詳細なレベルや合格点・合格率、過去問の入手方法から勉強法までを網羅的にまとめました。
本記事をチェックすれば、英検4級を取得するために必要な情報は全て手に入ります。子供に英検4級を取得させたい保護者の方、あるいはご自身で英検4級の受験を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
なお当サイトでは、英検各級のレベルや勉強法などについてもまとめています。「他の級の方がいいのかな」と悩んでいる方は、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
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目次
英検4級のレベルはどのくらい?
英検を運営している「日本英検協会」によると、英検4級のレベルは「中学中程度」とされています。つまり中学2年生レベルです。
ちなみに級が一つ下の英検5級は「中学初級程度」で中学1年生レベル、級が一つ上の英検3級は「中学卒業程度」とされているので、中学3年生レベルです。
以下は、英検4級で出題される英単語の例です。中学2年生までに習うものが大半ですが、一部中学3年生以降に習う単語が出題されることもあります。
- example(例)
- minute(~分)
- information(情報)
- another(もう一つの)
- forget(忘れる)
- against(~に反して)
- during(~する間)
英検4級は、中学2年生や、英語を先取りして学んでいる小学生〜中学1年生に多く受けられている試験です。
英検4級受験者に占める中学生の割合
英検4級の受験者は、大半が中学生です。
英検を運営している「日本英検協会」によると、2020年度(2020年4月1日~2021年3月31日)の英検4級受験者のうち、およそ80%が中学生と高校生の受験者だということがわかります。(3,678,161人/2,911,389人)
さらに、2014年度からは公開されなくなりましたが、2013年度までは受験者のデータも公開されていました。2010年〜2013年のデータによると、中学生と高校生の受験者のうち、約90%が中学生の受験者でした。
少し古いデータではありますが、ここ10年で受験者数が大きく変わっていないことを考えると、信ぴょう性があるといえます。前項でお伝えした通り、英検4級は「中学中程度」レベルの試験ですから、その対象になる中学生が自分の英語力を確認するために受験していることがわかりますね。
英検4級の合格点は?
英検は、合格点が公開されている試験です。英検では、CSEスコアという採点方法でスコアを算出します。
そして英検4級の合格点は、622点です。英検4級はリスニング500点、リーディング500点の合計1000点満点の試験です。
よって全体の約6割の問題に正解すれば、英検4級に合格できる計算となります。
また英検では、受験者の平均点などによって少しだけ合格点が上下することがあります。
その際は、各技能(4級はリーディングとリスニング)で偏りなく得点している受験者が合格しやすいので、得意な技能のみならず、満遍なく対策をしなければなりません。
英検4級は何問間違えたら不合格になる?
英検4級の問題数は、リーディング35問リスニング30問の合計65問です。
英検はCSEスコアが用いられているため、1問当たりの配点は決まっていません。
しかし1000点中の622点、つまり全体の6割に正解すれば合格できると考えると、合格には65問中39問の正解が必要です。
つまり英検4級は、26問以上間違えると、不合格になってしまう可能性が高いです。
反対に考えると「26問までは間違えても合格できる」ということですので、ボーダーライン上にいる方は「どの問題を確実に取ってどの問題を諦めるか」といったことも考えるようにしましょう。
英検4級の合格率は?
英検の合格率は、2015年まで毎年公表されていました。英検の難易度は年度によって変わらないので、現在の合格率も2015年以前の合格率も、おおよそ同じであると考えられます。
2015年以前の英検4級の合格率は、約70%です。つまり現在の英検4級の合格率も70%前後と考えて良いでしょう。
英検4級に合格するための勉強方法
英検4級に合格するには、以下の勉強に注力するのがおすすめです。
- 英単語対策
- リスニング対策
順番に見ていきましょう。
英検4級の英単語対策
英検は英単語対策が非常に重要な試験だといえます。以下の3点が大きな理由です。
- 大問1が、単純な英単語の知識を求める問題だから
- 大問1の問題数が、リーディングパート全体の約40%を占めるから
- 英単語の知識は、長文読解にも活きるから
1.大問1が、単純な英単語の知識を求める問題だから
リーディングパートの大問1は、「短い文章の空欄を埋める問題」となっていて、ここで英単語の知識が試されます。
他の英語の試験と比べて、英文法の知識を求められる問題は非常に少なく、また意地悪なひっかけ問題もほとんどないので、「単純な英単語の知識」を求められるといえます。
つまり、しっかりと英単語の対策をすれば、頑張った分だけ点数が取れるといえます。
2.大問1の問題数が、リーディングパート全体の約40%を占めるから
英検4級のリーディングパートは合計35問の問題で構成されています。
全体で35問のリーディングパートで、大問1の問題数はなんと15問もあります。つまり、英単語を集中して覚えることでリーディングパートの約40%を有利に進めることができるということです。
3.英単語の知識は、読解にも活きるから
英単語を覚えて有利になるのは大問1だけではありません。英単語を覚えることで、読解にも役立ちます。
英単語を覚えることで、文章の中のわからない単語が少なくなり、意味をスムーズに理解できるようになるからです。
以上のことから、英検4級の対策をするうえで英単語に力を入れることは非常に効果的だといえます。
英検の単語学習におすすめの「パス単」については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:英検でる順パス単の概要や効率的な使い方を紹介【アプリも】
英検4級のリスニング対策
英検4級の合格には、リスニング対策がカギを握ります。なぜなら、日本の英語教育において、リスニング慣れをしている人が少ないからです。
これを読んでいる受験予定者さんや、お子さまを受験させようとしている親御さんも、「リーディングは英語の教科書でよく勉強しているけど、実際の音声を使うリスニングは自信がない」という方が多いのではないでしょうか。
英検4級は、試験の半分をリスニングが占めています。(英検CSEスコアについてお伝えした時、各技能でまんべんなく得点した方が合格しやすいこともお伝えしましたね。)
以上のことから、リスニングをしっかりと対策することが、英検4級合格の近道だということができますね。
英検4級のリスニング対策は、実際に英検4級で使われた音声と問題(過去問)を使って行うのが良いでしょう。
実際の音声を使うことで、英検4級の出題形式に慣れることと、出題傾向を把握することができます。
英検4級の過去問を入手する方法【無料あり】
英検4級の過去問を入手する方法は、以下の2つです。
- 英検公式が公開する無料サンプルを使う
- 過去問集を購入する
それぞれ詳しく解説します。
英検公式が公開する無料サンプルを使う
日本英検協会のホームページでは、英検4級の過去問が3回分無料で公開されています。リスニング音声と問題、そして音声の台本が全て公開されています。
少し面倒ですが、印刷をすれば試験本番と同じ状況を再現して問題演習に臨むことも可能です。しかし解説がないため、英検の対策には向きません。
過去問集を購入する
英検では、過去問が過去問集として出版されています。
過去問集には、過去問が3回分収録されたものと6回分収録されたものがあります。解説もついているため、英検4級を受験するのであれば、英検4級用の過去問集を1冊持っておきたいところです。
まとめ
この記事では英検4級について、以下の点からお伝えしました。
- 英検4級は「中学中程度」のレベル
- 英検4級の受験者はほとんどが中学生
- 英検4級はほとんどの場合、全体の6割の正答率で合格できる
- 英検4級は、英単語とリスニングの対策が大切
ここまでお読みのあなたは、もう英検4級がどんなものかだけでなく、英検4級に合格するために何が必要かを知っていて、すぐにでも実践させられるでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語表現の一助になれば幸いです。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。