GSE(Global Scale of English)とは?VersantスコアやCEFRとの相関についても解説
「英語学習について調べていたらGSEという指標を見つけたけどこれって何なの?」「GSEってCEFRと何が違うの?」
本記事ではこういった疑問を解決します。
GSEはGlobal Scale of Englishの略で、CEFRよりもピンポイントで、英語の「話す」「聞く」「読む」「書く」の4技能のレベルを把握できる指標です。
今回は、GSEの概要や、CEFRやVersantとの相関関係について解説します。少しでも興味がある方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
GSE(Global Scale of English)とは?
GSE(Global Scale of English)とは、ロンドンに拠点を置き世界70カ国で事業を展開する世界最大規模の教育サービス会社ピアソンPLCが開発した新しい指標のことです。
ピアソンPLCという企業に聞き覚えがない方も多いでしょう。しかしLongman英英辞典やVersantと聞けばピンと来る方も多いのではないでしょうか?
実はピアソンPLCはLongman英英辞典やVersantを開発した企業としても知られています。
GSE(Global Scale of English)では、スピーキング・リスニング・リーディング・ライティングの4技能を10~90までのスコアで可視化します。
Versantを受験すれば、総合点と4技能別のVersantスコアに加えて、GSEスコア、CEFRスコアも得られます。
VersantスコアとCEFRの相関
VersantスコアとCEFRの相関について見てみましょう。
Versantは20〜80点の試験で、CEFRはA1からC2まで6分類される指標です。
Versant総合スコア | CEFR |
79〜80 | C2
微妙な意味合いを生活かつ自然に伝達できる。 |
69〜78 | C1
流暢で自由な表現を、適切な構文を使って明確に話すことができる。 |
58〜68 | B2
大きな負担を感じさせずに、情報や視点を明確に述べることができる。 |
47〜57 | B1
身近な事柄において伝えたいことの要点を包括的に述べることができる。 |
36〜46 | A2
基本的な情報 (仕事や経歴、家族、余暇など)について述べることができる。 |
26〜35 | A1
個人的なことやよく知られたテーマについて簡単に述べることができる。 |
20〜25 | A1>
A1で定義されるよりも下位レベルである。 |
CEFR・VersantスコアとGSE(Global Scale of English)の相関
続いてCEFR・VersantスコアとGSE(Global Scale of English)の相関について見てみましょう。
Versant総合スコア | CEFR | ビジネスシーンごとのできること(GSEスコアとの相関) |
79〜80 | C2 | インタビュアーの一団からの質問に対し、言葉の複雑さや回答のスタイルを各インタビュアーに合わせながら、質問に答えることができる。 |
69〜78 | C1 | 複雑な交渉において、対立への解決案を提示することができる。
長く詳細でプロフェッショナルな議論や会議に、自信をもって参加できる。 |
58〜68 | B2 | 交渉において、適切な語句を使用して、対立への解決策を弁護することができる。
具体的な理由や詳細(プロジェクトの完了、期日など)を示しながら、ビジネスの状況についての懸念を表明できる。 自分の専門分野における詳細な技術的指示を与えることができる。 仕事に関して提案されている変更に合意または反対する理由を、詳細に述べることができる。 会議の詳細な議事録を書くことができる。 テレビ会議において、適切な言い回しを使用して、参加者を管理できる。 企業または組織が提供する製品やサービスについての会議を主導できる。 ミーティングにおいて特定された決定や行動の項目について要約を書くことができる。 仕事に関する業務(期日、仕様など)の詳細について議論できる。 同僚やクライアントに悪い知らせを伝えるとき、声の調子を変えて同情を示すことができる。 不満を持つ従業員や顧客からの苦情に丁寧に答えることができる。 |
47〜57 | B1 | 製品やサービスの内容について、短く簡単なマーケティング文章を書くことができる。
簡単なビジネス取引において、基礎的な語句を使用して価格の変更を交渉できる。 短い簡単なビジネスレポートを書くことができる。 企業やクライアントに電話をかけ、かけている理由を説明できる。 折り返しの電話で、誰がどのような理由でかけているのかを説明できる。 相手が述べたことを復唱して理解を確認し、議論の道筋を維持できる。 仕事関連の会議の目的と要点を簡単なやり方で書き上げることができる。 定型表現を使用して、将来の計画や意図を説明できる。 フォーマルでない語句を使用して、仕事に関するイベントや会合に同僚を招待できる。 自分の仕事の役割について目的や目標を設定するための簡単なフォームに記入できる。 |
36〜46 | A2 | 簡単な語句を使用してホテルでの宿泊について話すことができる。
従業員に対し、自分の好きなことと嫌いなことを尋ねることができる。 簡単な語句を使用して、基礎的な助言を与えることができる。 簡単な謝罪を行ったり、それを受け入れたりできる。 簡単な語句(First/Second/Thirdなど)を使用して、物事を順序立てることができる。 電話でアポイントメントを取ることができる。 仕事に関する情報の提供を依頼する簡単な電子メールを書くことができる。 簡単なやり方で、電話で繰り返し説明を求めることができる。 日付、時刻。場所など、アポイントメントの詳細を復唱し、理解を確認できる。 基礎的な定型表現を使用して、あるものが何のために使用されるものであるかを説明できる。 感謝や謝罪を伝える非常に個人的な電子メールを書くことができる。 対面式の調査委で簡単な質問をすることができる。 |
26〜35 | A1 | 限られた言い方で、人や物の位置についての簡単な質問に答えられる。
CanやCan’tを使用して、基礎的な活動に関する能力の有無を表現できる。 自分の家族や住んでいる場所について簡単な文を書くことができる。 非常に短い基礎的な道案内を書くことができる。 いくつかの基礎的な定型表現を使用して、ホテルにチェックインできる。 |
20〜25 | A1> | 自分の年齢を言ったり、相手の年齢を尋ねたりできる。 |
まとめ
GSEの概要や、CEFRやVersantとの相関関係について解説しました。今後自分の英語力を客観的な指標で測定したい場合やVersantを受験する際の参考にされてください。
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プロキャディ杉澤伸章さん
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Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。