【ゼロから】大学受験英語の勉強法を5つの順番で紹介【短期間】
英語は文系・理系どちらでも使用する科目なので、大学受験を乗り切る上では欠かせません。
「これまで英語の勉強にはあまり力を入れておらず、ゼロからのスタートで不安」「何から始めていいのか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は英語の勉強では、勉強の順番が大切です。順番が間違っていると、せっかく頑張ってたくさん勉強をしても、思うように成績が上がりません。
そこで本記事では、大学受験英語を勉強する際の順番と、具体的な勉強法について解説します。
記事を最後までチェックすれば、ゼロから大学受験英語の勉強を始める方が、何からどうやって勉強を始めればいいのかが明確になりますよ。
大学受験英語をゼロから勉強する際は順番が大切
「英語の勉強法」と聞いて何を思い浮かべますか?単語学習・長文読解・リスニングと思い浮かぶ勉強法は人によって異なるはずです。
どの勉強法も英語力アップに繋がることは間違いありません。しかし独学で大学受験英語の勉強をする際には「正しい順番」を意識する必要があります。
例えば数学で足し算引き算が分からないのに連立方程式を勉強する方はいません。他にも野球の練習では、素振りやキャッチボールから始めて、より複雑な練習へと徐々に移っていきます。
大学受験英語も同じように、まずは基礎的な勉強から始めて、少しずつ順番に複雑な勉強へとシフトしていきましょう。
大学受験英語をゼロから勉強する際は、以下5つの順番で勉強をするのがおすすめです。
- 単語
- 文法
- 英文解釈
- 長文読解
- リスニング
単語と文法が英語の基礎にあたります。まずは基礎を固めて、最終的には長い英文を読んだり聞いたりできる状態を目指します。最初から長文にチャレンジしても、何も分からずに撃沈するだけです。
リスニングが一番最後にあるのは、読めない英語はどう頑張っても聞き取れないからです。例えば”apple”を聞き取れる場合は同様に”apple”を読めますよね。しかし反対に「聞き取れるけど文字で見ても分からない」という英語表現はないはずです。
大学受験英語で求められる能力はリーディングとリスニングです。まずは上記の順番1〜4でリーディングの能力を高め、その後リスニングの勉強へと移りましょう。
大学受験英語の勉強法5つ
先ほど挙げた以下5つの勉強法について、具体的に何をすればいいのかを紹介します。
- 単語
- 文法
- 英文解釈
- 長文読解
- リスニング
それぞれ詳しく見てみましょう。
単語
中学では1,600〜1,800語程度、高校では1,800〜2,500語程度の英単語を学びます。中高で学ぶ英単語数の合計は3,400〜4,300語です。
まずはこれらの英単語をできるだけ多く覚えましょう(すでに一度学習していた単語なので、3,400〜4,300語をゼロから覚えるわけではありません)。単語帳は、中学高校で使用したもので構いません。
英単語を覚えれば覚えるほど、リーディングやリスニングの問題演習中に分からない単語に遭遇する機会が減り、スコアアップと学習効率のアップにつながります。
英単語を覚える際の手順は以下の通りです。
- 覚えている単語と覚えていない単語の仕分けをする
- 覚えられていない単語は見たり書いたり聞いたりしながら学習する
- こまめに何回もテストを行う
“apple”のようなすでに覚えている単語に時間を割く必要はありません。まずは覚えている単語と覚えられていない単語の仕分けをしましょう。覚えれられていない単語のみ、端にチェックをつけたりすると効率的です。
覚えられていない単語は、書いて綴りを覚えたり、見て英訳や和訳を覚えたり、聞いて音声を覚えたりしましょう。「見るだけ」のように偏った学習しかしないと「リーディングはできるけどリスニングはできない」のように能力が偏ってしまうので気をつけてください。
何度もテストを行い、覚えられた単語はチェックを外し、少しずつ「まだ覚えられていない単語」の数を減らしていきましょう。
関連記事:【社会人向け】英単語の覚え方と覚えられない理由を3つずつ紹介
文法
文法も単語と同じように、中学高校の6年間で学んだもののうち、覚えられていない単元を復習しましょう。単語をある程度覚えた後に文法対策を行うことで、文法学習中に分からない単語に遭遇する機会を減らせます。よって文法学習により集中できます。
文法学習では「なぜこうなるのか」をきちんと理解して、その文法に関する問題演習を行うことが重要です。単語のように数が多くない分、1つ1つの単元に時間をかけましょう。
中学高校で使用している単語帳が堅苦しくて分かりづらいと感じる場合は、以下2冊の参考書がおすすめです。イラストが豊富で、とにかく分かりやすいです。
英文解釈
「一単語ずつの意味は分かるのに英文になるとうまく読めない」といった状況を打開するために必要なのが英文解釈です。英文解釈は、次のステップ「長文読解」への足がかりとなります。
英文解釈は簡単に言うと「1つの英文に着目して、英文の意味を正しく汲み取ること」です。
英文を句や節ごとに区切ったり、主語・動詞・副詞のように品詞分解したりします。慣れないうちは英文にスラッシュを引いたり、単語の下に直接「副詞」のように書き込みをしてもいいでしょう。
英文解釈を行うことで、初めて見た英文でも瞬時に意味が理解できるようになります。「ここが主語だと思ったけど…やっぱりあっちが主語かな?」のように行ったり来たりする手間を無くせます。
英文解釈用の教材も出版されているのですが、普段使っている教科書や参考書の英文を使えるので、必ずしも新しく参考書を購入する必要はありません。
長文読解
大学受験英語では、長文読解の得点の比重が大きくなっています。単語・文法・英文解釈は、いわばこの長文読解のための前準備のようなものです。
単語・文法・英文解釈の知識がある程度身についた状態で必要なのは、速読力と時間配分です。英文を読む速度が遅ければ、時間が足りなくなってしまいます。また時間配分を知らずに1つの問題に時間を使いすぎても時間が足りなくなってしまいます。
速読力と時間配分を鍛えつつ、問題演習で問題に慣れましょう。英語の速読力を鍛える方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
リスニング
リスニングではまず、単語・文法・英文解釈・長文読解で学んだ英語が、読めるだけではなく聞き取れるのかどうかを判断する必要があります。
問題演習を行い、正解できて英文も全て聞き取れたものは問題ありません。しかし不正解だった問題や、正解できたものの聞き取れない表現があったものに関しては、ディクテーションを行いましょう。
ディクテーションとは、英語の音声を聞いて、それを文字に書き起こす勉強法です。ディクテーションを行うことで、聞き取れない表現(=書き起こせなかった表現)をピンポイントで特定できます。
関連記事:ディクテーションとは?やり方や効果、シャドーイングとの違いを解説
まとめ
大学受験英語を勉強する際の順番と、具体的な勉強法について解説しました。
ゼロから大学受験英語の勉強を始める際は、以下5つの順番で勉強をしましょう。
- 単語
- 文法
- 英文解釈
- 長文読解
- リスニング
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。