TOEFLの満点は何点?すごさや日本人の取得難易度について解説
TOEFL、TOEIC、英検など、試験によって満点スコアは異なります。
今回は、TOEFLの満点は何点なのか、TOEFLの満点はどのくらいすごいのか、日本人にTOEFL満点の取得は可能なのか、TOEFL満点を取得するための勉強法について解説します。
TOEFLの受験を検討していて、「まずは満点がどのくらいなのか知っておきたい」という方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
関連記事:TOEFLとは?受験のメリットやデメリットを解説!
目次
TOEFLの満点は何点?
TOEFLには、TOEFL iBTとTOEFL ITPの2つの試験があります。
一般的に「TOEFL」と言われるのは前者のTOEFL iBTですが、今回は両者の満点について紹介します。
TOEFL ITPを受ける予定がない方は、前者のTOEFL iBTだけ確認しておけば問題ありません。
TOEFL iBTの場合
TOEFL iBTの満点は、120点です。
リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4セクションがそれぞれ30点満点で、合計すると120点満点となります。
各セクションのスコア別のレベルは以下の通りです。
スキル | レベル |
Reading | 上級 (24~30)
上中級 (18~23) 中級 (4~17) 初級 (0~3) |
Listening | 上級 (22~30)
上中級 (17~21) 中級 (9~16) 初級 (0~8) |
Speaking | 上級 (25~30)
上中級 (20~24) 中級 (16~19) 初級 (10~15) 基礎 (0~9) |
Writing | 上級 (24~30)
上中級 (17~23) 中級 (13~16) 初級 (7~12) 基礎 (0~6) |
(出典:ETS公式サイト|TOEFL iBT®スコアの理解)
TOEFL ITPの場合
TOEFL ITPテストは、Level1とLevel2の2種類あり、それぞれ満点が異なります。
Level1の満点は677点で、Level2の満点は500点です。
TOEFL ITPの試験概要については、以下の記事で詳しくまとめています。
関連記事:TOEFL ITPスコアの目安は?英検やCEFRとの換算表も紹介
TOEFL満点はどのくらいすごい?
TOEFL iBTの満点120点は、どのくらいすごいのでしょうか。
現在は非公開となっていますが、「平成30年 文部科学省 各資格・検定試験とCEFRとの対照表」に記載されていたTOEFL100〜120点のレベルは、以下の通りです。
聞いたり読んだりしたほとんど全ての英語を理解できるレベル。得た情報をまとめて再構築できるレベル
TOEIC、英検、IELTSの3つの試験と比較をしてみましょう。
TOEICと比較した場合
TOEICは990点満点の試験です。
TOEFL iBTの満点120点をTOEICに換算すると、990点よりも上のレベルとなってしまいます。
TOEIC公式に記載されているTOEIC満点のレベルは以下の通りです。
Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。
またTOEICはリスニングとリーディングの試験ですが、TOEFLは4技能を問う試験です。そういった点からも、TOEFLの方が満点を取る難易度は高いと言えるでしょう。
TOEIC満点については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:TOEIC満点は何点?すごさや勉強法・意味ないと言われる理由について解説
またTOEICスコアと他の英語資格試験の換算表については、以下の記事でまとめています。
関連記事:TOEIC L&R テストとTOEFL・英検・IELTSのスコア換算と難易度やレベルを徹底比較
英検と比較した場合
英検には5〜1級まで7つの級が存在します。1級が最も難易度が高い級です。
TOEFL iBTの満点120点を英検に換算すると、TOEICのときと同じように、1級よりも上のレベルとなってしまいます。
ちなみに英検1級をTOEFL iBTに換算すると、79〜101点です。
英検1級は「大学上級レベル」ですので、TOEFLの満点取得にはそれ以上の英語力が必要であることが分かります。
英検1級のレベルについては、以下の記事でも詳しくまとめています。
関連記事:英検1級のレベルや合格点・合格率はどのくらい?4つの観点から解説
IELTSと比較した場合
TOEFL iBTの満点120点をIELTSに換算すると、IELTS9.0です。IELTS9.0はIELTSの中で最も高いスコアであり、英語ネイティブでも取得が難しいとされています。
IELTS9.0を取得するためには、ネイティブレベルの英語力に加えて、IELTSで審査される項目や採点基準などへの理解も求められます。
なお、TOEFL満点以外のスコアをTOEIC、英検、IELTSに換算した際のスコアは、以下の記事にて詳しく解説しています。
関連記事:TOEFL iBTのスコアのレベルはどのくらい?TOEICや英検と比較
日本人のTOEFL満点取得は難しい
TOEFL満点を取得するには、ネイティブレベルの英語力が求められます。
確かに日本人でTOEFL満点を取得している方もいますが、その多くが幼少期に海外経験のある方です。よって日本人のTOEFL満点取得は難しいのが現状です。
例えば以下は、国別のTOEFL iBTテスト平均点です。
- ドイツ:98
- フランス:88
- ブラジル:87
- インドネシア:86
- 中国:81
- 日本:72
上記を見ると、日本人のTOEFL iBTテスト平均点は、他国と比べて大幅に低いことが分かります。よって他国と比べると、TOEFL満点の取得も難しいことが推測されます。
TOEFLで満点を取得するための勉強法
TOEFLで満点を取得するためには、「TOEFL対策」に留まらず、幅広い英語力が求められます。
例えば英語ネイティブと流暢に英会話ができたり、字幕なしでドラマや映画が理解できたり、英字新聞や英語で書かれた記事をスラスラ読めたりといった英語力が、当たり前のように求められます。
TOEFL対策用の参考書を使ってTOEFLスコアを伸ばしつつ、上記のような試験以外の英語力も高めていく必要があります。
まとめ
TOEFLの満点は何点なのか、TOEFLの満点はどのくらいすごいのか、日本人にTOEFL満点の取得は可能なのか、TOEFL満点を取得するための勉強法について解説しました。
TOEFL満点は、日本の英語学習者が最後にたどり着く境地と言っても過言ではありません。
まずは70点80点と、一歩ずつTOEFLスコアのアップを目指していきましょう。
スコア別のレベルや勉強方法などについては、以下の記事で詳しくまとめています。
- 関連記事:TOEFL80点のレベルは?必要勉強時間や勉強法、TOEICとの換算表まとめ
- 関連記事:TOEFL90点のレベルは?必要勉強時間や勉強法、TOEICとの換算表まとめ
- 関連記事:TOEFL100点のレベルは?必要勉強時間や勉強法、TOEICとの換算表まとめ
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