GTECの対策・勉強法を小学生・中高生・大学生、社会人向けにそれぞれ解説
GTECは、英語4技能のスキルを正確に測ることができる試験です。しかしTOEICや英検といった試験と比べると知名度が低く、対策のノウハウや参考書等もあまり出回っていません。
「GTECの対策をしたいけど、何から始めたらいいの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、GTECの対策・勉強法を、小学生・中高生・大学生、社会人向けにそれぞれ解説します。
「GTECの対策方法について知りたい」という方は、目次から自分に当てはまるものをクリックしてチェックしてみてください。
GTECとは?
GTECとは、ベネッセコーポレーションが実施している、小学生から社会人まで英語力を測定できる英語4技能検定です。
TOEICや英検と比べるとまだまだ知名度は低いですが、以下の2点から注目を集めている試験です。
- 小学生から社会人までが自分のレベルにあった試験を受けられる
- 小学生向けの試験からスピーキング試験やライティング試験を導入している
GTEC以外の試験では、例えば小学生が試験を受ける場合、小学生には難しいビジネスや学問的な英語を覚える必要がありました。しかしGTECでは、その必要はありません。
GTECの試験概要については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:GTECとは?概要やスコアの仕組み、受験のメリットを解説
小学生向けのGTEC対策・勉強法
小学生向けのGTECは、レベルごとに以下の3つに分かれています。
- Junior1(小5)
- Junior2(小6)
- Junior Plus(中1〜)
各テストの詳細は以下のとおりです。
Junior 1 | Junior 2 | Junior Plus | |
実施時間 | 約85分 | 約90分 | 約95分 |
出題範囲 | 小学3年~5年の範囲の語い | 小学3年~6年の範囲の語い | 小学3年~中学1年の範囲の語い |
評価方法 | 「GTEC Junior」Grade 1〜4で測定。 | 「GTEC Junior」Grade 1〜4で測定。 | 「GTEC Junior」Grade 1〜5で測定。 |
GTEC Juniorでは、ベネッセコーポレーションによる公式の問題集が出版されていません。よって保護者が教材を選定して、対策を行う必要があります。
まず英語の土台となる語彙力については、小学生向けの単語ドリルを使うと良いでしょう。「すみっコぐらし学習ドリル 小学校で習う はじめての英単語 くらし編」のように、楽しく小学生向け英単語を学べる教材は、多数出版されています。
また問題演習としては、GTEC公式サイトの問題サンプルを解いたり、同じく小学生向けの英語試験である英検 Jr.の対策をしたりといった方法が有効です。
英検 Jr.について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:英検 Jr.(ジュニア)とは?試験概要や英検との違い、どちらを受けさせるべきかについて解説
またGTEC Juniorの試験時間は、約85分〜95分と、小学生にとっては長いです。小学校の授業時間は1コマ45分ですので、2コマ分近い時間、集中して問題を解き続けなければなりません。
英語の学習と並行して、長時間集中して問題を解く練習も行いましょう。学校の宿題等、英語以外の学習でも構いませんので、「タイマーで時間を計って、制限時間内に集中して問題を解き終える」訓練をしてみてください。
中学生・高校生向けのGTEC対策・勉強法
中学生・高校生向けのGTECは、レベルごとに以下の4つに分かれています。
- Core(中2〜中3)
- Basic(中3〜高2)
- Advanced(高1〜高3)
- CBT(中高2後半〜高3)
各テストの詳細は以下のとおりです。
Core | Basic | Advanced | CBT | |
実施時間 | 約92分 | 約110分 | 約110分 | 約150分 |
出題範囲 | 中2〜中3レベル | 中3〜高2レベル | 高1〜高3レベル | 高2後半〜高3レベル |
中高生向けのGTECは、上記のように4つのレベルに分かれています。どのレベルのGTECを受験するにせよ。出題範囲のレベルで習う英単語と英文法をまずは学習しましょう。
例えばGTEC Coreを受験するのであれば、中3レベルの英単語と英文法は覚えておくべきです。
単語と文法の学習に関しては、学校で使っている教材を使用しましょう。自分の学年よりレベルが上のGTECを受験する場合は、その都度単語帳や文法書を買い足してください。
またBasic、Advanced、CBTの3つに関しては、ベネッセコーポレーションによって公式の問題集や過去問集が出版されています。該当レベルの英単語と文法を覚えられた後は、問題形式に慣れるためにも問題集や過去問集を使った学習に移行しましょう。
特にスピーキングやライティングの学習には、公式の問題集や過去問集が欠かせません。スピーキングやライティングの採点ポイントや動画による解説も付属しています。
中高生向けのGTECを英検の級に換算すると以下の通りです。
- Core(中2〜中3):英検4〜3級
- Basic(中3〜高2):英検3〜準2級
- Advanced(高1〜高3):英検準2〜2級
- CBT(中高2後半〜高3):英検2級
よって教材が充実している英検の対策をしつつ、GTECでの目標スコア獲得を目指すのも1つの手です。
大学生・社会人向けのGTEC対策・勉強法
大学生・社会人向けのGTECは、レベルごとに以下の3つに分かれています。
- Academic(大学生)
- Business(大学4年生〜社会人)
- Business 公開会場版(大学4年生〜社会人)
上記3つのうち個人で申し込みができるのは、BusinessとBusiness 公開会場版の2つです。また大学生・社会人向けのGTECは、GTEC Juniorのように公式の参考書が販売されていません。
ただしリスニングとリーディングについては、同じくビジネス英語に関する試験であるTOEICと似たような問題が多く出題されます。よってTOEIC対策と同時並行で学習を進めても良いでしょう。TOEICは就職や転職、昇進の役にも立ちますからね。
TOEICについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:大学生はTOEIC何点を目標にすべき?独学での勉強法や平均点まとめ
関連記事:【単純明快】社会人におすすめのTOEIC勉強法3選【英語初心者でもOK】
またスピーキングとライティングも、リスニングやリーディングと同じく、教材が一切ありません。よってVersantなどビジネス英語に関する試験の対策をしたり、英語コーチングスクールを受講するなどして会話やライティングを添削してくれる相手を見つける方法がおすすめです。
まとめ
GTECの対策・勉強法を、小学生・中高生・大学生、社会人向けにそれぞれ解説しました。GTECで目標スコアを取得するために何をするべきかが明確になったのではないでしょうか。
GTEC対策で必要なことが分かったら、早速対策を始めてみましょう。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。