【初心者OK】英語精読のやり方とおすすめ参考書・教材3選を紹介
「英語の精読がいいって聞いたけどやり方が分からない」とお悩みではありませんか。
英語にはさまざまな勉強方法があります。しかしどれも正しい方法で実践しなければ効果は得られません。英語の精読を行うのであれば、まずは正しいやり方や適切な教材について知ることが重要です。
そこで今回は、英語精読のやり方とおすすめ参考書・教材3選についてまとめました。
英語の精読に関することは一通り分かるようになっています。記事を最後までチェックすれば、今すぐにでも英語の精読を始められますよ。
目次
そもそも英語の精読とは?
英語の精読とは、流し読みをしたり分からない箇所を放置したりせず、文章を1つずつ丁寧に読んでいく勉強方法です。
分からない単語があれば調べます。また文章をスラッシュで区切ったり品詞に分解したりして文章の構造を理解します。
英語の精読を実践することによるメリットは以下のとおりです。
- 語彙力や文法力が身に付く
- 英文の構造を理解できる
- 英文をスラスラ読めるようになる
- ライティング力が向上する
英語の精読と多読や速読といった他の読み方に関する勉強法との違いは以下のとおりです。
- 多読との違い:多読はとにかく多くの英文を読む勉強法
- 速読との違い:速読は英文を読む「スピード」を上げるための勉強法
多読や速読については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:英語の多読とは?効果なしと言われる理由やおすすめ本を紹介
関連記事:英語速読の5つの方法・コツとおすすめ参考書3選
初心者でもできる英語精読のやり方4ステップ
英語の精読のやり方は以下4ステップです。
- 英語の長文を分かる箇所と分からない箇所に仕分けする
- 分からない語句を調べる
- 文構造を把握する
- もう一度読んでみる
それぞれ詳しく見てみましょう。
①英語の長文を分かる箇所と分からない箇所に仕分けする
精読と言っても、英文1つ1つを全て精読していては、時間がいくらあっても足りません。また理解できる英文まで精読するのは非効率です。
よってまずは、長文に最初から最後まで目を通して、分かる箇所と分からない箇所に仕分けをしましょう。
分からない語彙がなく、英文を前からつっかえずにスラスラ読めるのであれば、その箇所は精読をする必要はありません。
分からない英文、精読が必要な英文は何か印をつけておくと良いでしょう。
②分からない語句を調べる
英文の仕分けが終わったら、分からない語句の意味を調べます。
参考書によっては、端の方に重要語句とその日本語訳がまとめて掲載されています。掲載されていない場合は、辞書や検索などを駆使して語句の意味を調べましょう。
なお、後で見返した際にどの語句が分からなかったのかを見やすくするために、分からなかった語句には印をつけておいてください。
再度同じ英文にチャレンジした際にその語句の意味が分かると、成長している実感が得られ、英語学習のモチベーションにつながります。
分からない語句は別のノートにまとめてスキマ時間で小テストができるようにしましょう。Quizletというデジタル単語カードを作成できるアプリもおすすめです。
関連記事:【社会人向け】英単語の覚え方と覚えられない理由を3つずつ紹介
③文構造を把握する
分からない語句を調べ終えたら、文構造を把握します。日本語訳を見ても「なんでこうなるんだ?」と理解できない箇所が、理解できるようになります。
文構造を把握するには、まず英文を品詞分解しましょう。そうすることで「この言葉はここを修飾しているんだな」のようなことが見えてきます。
英語の品詞について詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
またスラッシュリーディングもおすすめです。英文を意味の塊ごとにスラッシュを引いて区切ることで、英文が読みやすくなります。
④もう一度読んでみる
ステップ①〜③までを終えたら、もう一度英文を最初から読んでみましょう。最初と比べるとスムーズに英文が読めるようになっているはずです。
最初から最後までなんの問題もなく英文を読めたら、次の長文の精読に移ります。もし途中でつっかえてしまうようでしたら、原因が語彙にあるのか文構造にあるのかなどを特定して、ステップ②かステップ③をやり直してみてください。
なおステップ②で調べた語彙は、今は覚えられていても時間が経てば忘れてしまう可能性が高いです。よって定期的に見直して小テストを実施するようにしてください。
英語の精読におすすめの参考書・教材3選
英語の精読は、どんな参考書・教材でも実践できます。しかし精読のための参考書・教材の方が解説等が充実しているため、より快適に精読を行えます。
英語の精読におすすめの参考書・教材は以下の3冊です。
それぞれ詳しく見てみましょう。
価格:1,375円
「」は、定番の精読参考書です。大学入試で出題された英文を短く引用して、精読用に掲載しています。
他の精読用の参考書と比較して、長文1つあたりの文章量が短いのが特徴です。また参考書のサイズが一般的なものよりも小さくなっています。
よって参考書を持ち歩いて、スキマ時間をうまく活用して精読をしたい方にぴったりです。
書籍名には「基礎」と入っていますが、国公立大学の二次試験で出題された英文も多く、英語初心者には少しレベルが高いかもしれません。
一方中学・高校レベルの英語がある程度理解できている方にとっては、解きごたえのある参考書となるでしょう。
また長文1つあたりの文章量が短い分、解説は充実しています。
価格:1,760円
「」も先ほど紹介した「 」と同様に、大学入試で出題された長文を使って精読ができる参考書です。
ただし「
」と比べると、長文1つあたりの文章量は多いです。難関大学や大学院を目指す方はもちろん、英語の学び直しをしたい社会人にもぴったりの参考書となっています。
発売日は2002年と少し古いですが、今でも十分活用できる参考書です。
価格:935円
「」は、今回紹介する3冊の精読参考書の中で、最も難易度が低い参考書です。
書籍名に「入門」「基本」とあるように、教科書レベルの比較的簡単な英文で作られた長文を精読できます。
初めて精読をする方や、英語初心者だが精読にチャレンジしてみたいと考えている方におすすめです。
また社会人になって英語のやり直しを始めた方で、「中学英語はなんとか分かるようになったかな」というレベルの方にもおすすめです。
社会人のやり直し英語については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:社会人のための「やり直し」英語学習!初心者に効果的な勉強法をご紹介!
まとめ
英語精読のやり方とおすすめ参考書・教材3選について解説しました。
英語の精読は、以下4つのステップで実践しましょう。
- 英語の長文を分かる箇所と分からない箇所に仕分けする
- 分からない語句を調べる
- 文構造を把握する
- もう一度読んでみる
教材は、今持っている精読用ではない参考書でも構いません。しかし興味がある方は、ぜひ精読用の参考書も1冊購入してみてください。
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トライズでの1年は、
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。