プロソディシャドーイングとは?コンテンツシャドーイングとの違いや効果を解説
シャドーイングには、いくつかの種類があります。種類ごとに実践方法や効果が大きく異なります。
そこで今回は、シャドーイングのなかでもプロソディシャドーイングについてまとめました。概要や効果、コンテンツマーケティングとの違いについて解説をしています。
記事を最後までチェックすれば、プロソディシャドーイングに関することが一通り分かりますよ。
目次
プロソディシャドーイングとは?
プロソディシャドーイングとは、音声の抑揚やリズム、イントネーションを重視したシャドーイングの一種です。
通常のシャドーイングでは、聞いた英語の音声をそのまま繰り返すことでリスニング力や発音を向上させることを目的としますが、プロソディシャドーイングでは、音声の抑揚やリズムを正確に再現することに重点を置きます。これにより、ネイティブスピーカーの自然な話し方に近づけることが可能となります。
プロソディシャドーイングの最大の特徴は、言葉の強弱や速さ、休止のタイミングをしっかりと模倣することです。例えば、英語の話し手が感情を込めて話す際のイントネーションや、特定の単語を強調する方法を忠実に再現することで、リスニング力だけでなくスピーキング力も同時に向上させることができます。
これは、英語の会話において重要な「プロソディ」と呼ばれる要素を身につけるための効果的な手法です。
プロソディシャドーイングの効果的な実践方法として、まずは短いフレーズや文を選び、その音声を何度も聞いてリズムや抑揚を確認します。そして、自分の発音を録音し、元の音声と比較してどの部分が違っているかをチェックします。
このプロセスを繰り返すことで、徐々にネイティブスピーカーのような自然な話し方が身につきます。
プロソディシャドーイングは、英語の自然な発音や流暢さを向上させるための非常に有効な方法です。また、プレゼンテーションやスピーチの練習にも適しており、自信を持って話すための重要なスキルを磨くことができます。
英語学習者にとって、プロソディシャドーイングを取り入れることで、より自然で魅力的な英語の話し方を習得することができるでしょう。
プロソディシャドーイングとコンテンツシャドーイングの違い
プロソディシャドーイングとコンテンツシャドーイングは、どちらもシャドーイングの手法ですが、重視するポイントが異なります。
プロソディシャドーイングは、前述のとおり、音声の抑揚、リズム、イントネーションを正確に再現することに重点を置くシャドーイング方法です。
話し手の感情やニュアンスをそのまま模倣することで、英語の自然な発音や流暢さを向上させることを目指します。
具体的には、言葉の強弱、速さ、休止のタイミングなど、ネイティブスピーカーの話し方を細かく分析して再現します。これにより、リスニング力だけでなく、スピーキング力やコミュニケーション能力も向上します。特に、プレゼンテーションやスピーチの練習に効果的です。
一方、コンテンツシャドーイングは、話されている内容、つまり意味や情報の理解に重点を置くシャドーイング方法です。音声をそのまま繰り返すだけでなく、話の内容を理解し、それを自分の言葉で再現することが求められます。
これは、リスニング力や読解力の向上に役立ち、特に学術的な内容やビジネス英語の学習に適しています。話の要点や詳細を正確に把握し、それを他者に伝える能力を養うことが目的です。
ここまでの内容を踏まえて、プロソディシャドーイングとコンテンツシャドーイングの違いをまとめると、以下のとおりです。
- 焦点:プロソディシャドーイングは音声の抑揚やリズムに焦点を当て、コンテンツシャドーイングは話の内容や意味に焦点を当てます。
- 目的:プロソディシャドーイングは自然な発音や流暢さの向上を目指し、コンテンツシャドーイングはリスニング力や読解力の向上を目指します。
- 適用場面:プロソディシャドーイングはスピーキングやコミュニケーションの練習に、コンテンツシャドーイングは学術的な内容やビジネス英語の学習に適しています。
プロソディシャドーイングの効果
プロソディシャドーイングによって得られる効果は、以下の4つです。
- 自然な発音の向上
- リスニング力の向上
- スピーキング力の向上
- コミュニケーション能力の向上
それぞれ詳しく見てみましょう。
自然な発音の向上
プロソディシャドーイングを実践することで、英語の自然な発音が大幅に向上します。
これは、プロソディシャドーイングが音声の抑揚やリズム、イントネーションを正確に模倣することに重点を置いているためです。
ネイティブスピーカーのような音声の強弱や速さ、休止のタイミングを再現することで、単に単語を発音するだけでなく、その単語がどのように文脈の中で自然に使われるかを学ぶことができます。
リスニング力の向上
プロソディシャドーイングは、リスニング力を劇的に向上させます。
音声の細部まで注意深く聞き取り、それを正確に模倣することが求められるため、集中力と聴覚の敏感さが鍛えられます。ネイティブスピーカーの話すスピードや抑揚に慣れることで、日常会話やビジネスの場面でも自然に聞き取れるようになります。
さらに、リスニング力が向上することで、自分の発音のフィードバックもより正確に行えるようになり、次の項目で詳しく紹介するスピーキング力も相乗的に向上します。
スピーキング力の向上
プロソディシャドーイングを続けることで、スピーキング力が大幅に向上します。
ネイティブスピーカーの音声を忠実に再現する練習を繰り返すことで、自然な発音だけでなく、話すスピードや流暢さも改善されます。具体的には、単語のつなぎ目や音の省略、アクセントの置き方など、ネイティブの話し方に近づけるための技術を習得できます。
これにより、自信を持って話すことができ、英語でのコミュニケーションが円滑になります。また、プレゼンテーションやスピーチの場面でも、聞き手に伝わりやすい明瞭で流暢な話し方が身につくため、説得力が増し、印象を良くすることができます。
さらに、録音を通じて自分の話し方を客観的に評価し、改善点を見つけることで、継続的にスピーキング力を向上させることが可能です。
コミュニケーション能力の向上
プロソディシャドーイングを通じて、総合的なコミュニケーション能力が向上します。
ネイティブスピーカーの感情やニュアンスを正確に再現する練習をすることで、言葉だけでなく、非言語的なコミュニケーション要素も理解する力が養われます。
具体的には、イントネーションやリズム、強弱の使い方を学ぶことで、話の意図や感情をより豊かに伝えることができるようになります。
これにより、対話の中で相手の感情や意図を正確に読み取り、自分の意図も明確に伝えることができます。また、感情豊かな話し方を身につけることで、対話における信頼感や親しみやすさが増し、ビジネスやプライベートでの人間関係構築においても大きなプラスとなります。
まとめ
プロソディシャドーイングの概要や効果、コンテンツマーケティングとの違いについて解説しました。
シャドーイングには「TORAbit」というアプリがおすすめです。
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トライズでの1年は、
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。