【子音・母音シリーズ】”strong”が「スチュロング」に聞こえる?[str]の発音を徹底解説
![【子音・母音シリーズ】"strong"が「スチュロング」に聞こえる?[str]の発音を徹底解説](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/11/AdobeStock_1480581838-1024x611.jpeg)
![【子音・母音シリーズ】"strong"が「スチュロング」に聞こえる?[str]の発音を徹底解説](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/11/AdobeStock_1480581838-1024x611.jpeg)
strongやstreet、trainといった単語が、ネイティブの発音だと「スチュロング」や「スチュリート」、「チュレイン」のように聞こえた経験はありませんか?
これは、子音が連続する際に起こる「同化」という音声変化の一種です。
この記事では、あなたの英語を格段にネイティブらしくする、[str]や[tr]の発音のコツを、初心者にも分かりやすく解説します。
関連記事:【子音・母音シリーズ】[ʃ]の発音を徹底解説!「sea」と「she」を正しく言い分けるコツ
目次
[str]の発音とは? Tが「チュ」の音に変わるルール
![[str]の発音とは? Tが「チュ」の音に変わるルール](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/11/AdobeStock_1485454242-1024x576.jpeg)
![[str]の発音とは? Tが「チュ」の音に変わるルール](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/11/AdobeStock_1485454242-1024x576.jpeg)
まずは、なぜこのような音の変化が起こるのか、そのメカニズムから理解していきましょう。
子音連結による「同化」
[str]の発音は、[s], [t], [r]という3つの子音が連続する「子音連結」です。
ネイティブスピーカーがこれを滑らかに速く発音しようとすると、[t]の音が、直後に続く[r]の音の影響を受けて、[tʃ](日本語の「チュ」に近い音)の音色を帯びる現象が起こります。
これを音声学では「同化」と呼びます。
[t](舌先を上の歯茎につける)と[r](舌を口の奥に引く)は、舌を使う位置が近いため、舌を[t]の位置から[r]の位置へ素早く移動させる過程で、自然と音が混じり合って変化するのです。
[tr]の音も同じルール
この「Tのチュ音化」は[str]だけでなく、[t]と[r]が隣り合う[tr]でも同様に、そしてより顕著に起こります。
-
例:tree(ツリー → チュリー)
-
例:train(トレイン → チュレイン)
-
例:try(トライ → チュライ)
カタカナ発音との決定的な違い


この音声変化を理解すると、カタカナ発音との違いが明確になります。
ダメな例(カタカナ発音):「ス・ト・ロ・ン・グ」
カタカナ英語では、「ス」「ト」「ロ」のように、一つひとつの子音の間に母音の「ウ」や「オ」を入れて、音をはっきりと区切ってしまいます。
これでは、滑らかな音の繋がりが生まれず、ネイティブには非常に不自然に聞こえ、通じにくくなってしまいます。
良い例(ネイティブ発音):「スチュロング」
ネイティブ発音では、[s]の息の音に続けて、[t]と[r]を一息で滑らかに発音します。
息の流れを止めずに、舌を[t]の位置(上の歯茎)から[r]の位置(口の奥)へ素早く引くことで、自然と「チュ」に近い音が出ます。
音を区切らず、一つの塊として発音することが最大のポイントです。
動画で滑らかな舌の動きをマスターしよう


[str]や[tr]の滑らかな舌の動きは、動画で口元のアップを見ながら学ぶのが最も効果的です。
以下の動画は、[str]の音を中心に、この音声変化を非常に分かりやすく解説しています。
例文で[str] / [tr]を声に出して練習してみよう
![例文で[str] / [tr]を声に出して練習してみよう](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/11/AdobeStock_1630980397-1024x559.jpeg)
![例文で[str] / [tr]を声に出して練習してみよう](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/11/AdobeStock_1630980397-1024x559.jpeg)
ルールとコツが分かったら、実際に声に出して練習しましょう。「チュ」の音を意識しつつ、息を止めずに滑らかに発音してみてください。
[str]の単語例
-
strong [strɔːŋ]
-
street [striːt]
-
strange [streɪndʒ]
-
stress [stres]
-
strike [straɪk]
[tr]の単語例
-
tree [triː]
-
train [treɪn]
-
try [traɪ]
-
trust [trʌst]
-
true [truː]
まとめ
![【子音・母音シリーズ】"strong"が「スチュロング」に聞こえる?[str]の発音を徹底解説](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/11/AdobeStock_1612707141-1024x585.jpeg)
![【子音・母音シリーズ】"strong"が「スチュロング」に聞こえる?[str]の発音を徹底解説](https://toraiz.jp/english-times/src/data/uploads/2025/11/AdobeStock_1612707141-1024x585.jpeg)
今回は、[str]や[tr]といった子音連結で起こる音声変化について解説しました。
このような滑らかな音の繋がりは、ネイティブらしい流暢さを手に入れる上で不可欠です。
しかし、「正しく音が変化しているか」「不自然な『チュ』になっていないか」など、独学で細かなニュアンスを習得するのは非常に困難です。
TORAbitでは、シャドーイングのプロフェッショナルがあなたの音声を毎日丁寧に添削。
今回の[str]の発音はもちろん、自分では気づきにくい子音連結の課題やリズムの癖を的確にフィードバックします。
独学の限界を超え、ネイティブのような流暢な英語を手に入れたい方は、ぜひTORAbitでプロの指導を体験してみてください。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。


トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。






















![TORAIZ[トライズ]](https://toraiz.jp/english-times/assets/img/banner/toraiz_main.png)