VERSANTは外資系企業への転職に役立つ?TOEICとの比較や必要スコアを解説
外資系企業への転職を考える際に、避けては通れないのが英語力です。そして転職時には、英語力を証明するために英語関係の資格の提出を求められることがあります。
また資格の提出が不要だとしても、資格を持っていればアピールポイントになり、転職が有利になることは確かです。
外資系企業への転職を考えている方で、英語関係の資格取得について調べていて、Versantにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Versantが外資系企業への転職活動に役立つのかどうかについて解説します。
興味がある方はぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
VERSANTとは?
Versant(ヴァーサント)とは、ロンドンに本部を置く世界最大規模の教育サービス会社Pearson社が開発した英語リスニング&スピーキングテストです。
Pearson社の高度な自動言語認識システムを使って作られているため、日時や場所を問わずオンラインで簡単に受験でき、短時間で結果を知ることができます。
英語の中でもビジネス英語力を測るための試験なので、企業で英語力を測る指標として用いられています。
Versantに関する詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:英語スピーキング能力テストVersantとは?試験の信頼性やTOEICとの違いを解説
VERSANTは外資系企業への転職に役立つ?
英語に関する資格は、Versant以外にもいくつもあります。英検・TOEIC ・TOEFL・IELTSなどが有名です。
Versantは、数ある英語関連の資格の中でも、こと外資系企業への転職においては、最も役立つ資格と言って過言ではありません。上記で挙げた4つの資格の使用用途は主に以下の通りです。
- 英検:進学
- TOEIC:就職活動
- TOEFL:留学
- IELTS:留学、海外移住
TOEICよりもVersantの方が外資系企業への転職に役立つ理由
先ほど挙げた4つの英語資格の中で、TOEICはVersantと同じくビジネス英語に関する資格試験です。それ以外の3つの資格では、アカデミックな内容がメインで出題されます。
TOEICとVersantを比べると、TOEICの方が圧倒的に知名度が高く「TOEICの方が外資系企業への転職に役立つのでは?」と考える方もいるでしょう。
TOEICとVersant、どちらも外資系企業への転職に役立つことは間違いありません。しかしどちらかと言われれば、やはりVersantの方が役立ちます。理由は次の通りです。
- Versantではスピーキング力を測定できるから
- TOEICでは日常英会話的な内容も出題されるから
それぞれ詳しく見てみましょう
Versantではスピーキング力を測定できるから
Versantは、リスニング力とスピーキング力を測定する試験です。一方でTOEICは、リスニング力とリーディング力を求められる試験です。TOEICでは、ライティング力とスピーキング力は測定されません。
ビジネスシーンで英語を使う際は、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの英語4技能のスキルが満遍なく求められます。そしてその中でも最も重要なのがスピーキング力です。そして日本人が最も苦手とする技能もスピーキングです。
よって外資系企業への転職では、英語のスピーキング力があることを証明できた方が有利に働きます。
TOEICでは、700点以上が一般的に高得点と言われます。外資系企業への転職でも、800〜900点以上を取得していれば十分です。
しかしTOEICで800〜900点以上を取得しているからといって、不自由なく英会話ができることの証明にはなりません。むしろTOEICは高得点だが英会話ができずに悩んでいる方が多いです。
Versantでは、TOEICでは測れないスピーキング力を測れますし、Versantがそういう特徴を持った試験であることは、外資系企業の採用担当者であれば当然把握しています。
関連記事:VERSANT導入企業の実例や導入背景【TOEICや英検よりも企業向きの試験】
TOEICでは日常英会話的な内容も出題されるから
TOEICではビジネスに関する内容に加えて、日常生活に関する内容も出題されます。一方でVersantで出題される内容は、ビジネスに関するものだけです。
よってTOEICよりもVersantの方が、ビジネス英語力をよりピンポイントで測定できます。日本でも敬語があるように、英語にもビジネスシーンならではの言い回しが存在します。
外資系企業で海外の取引先や支社とやり取りする際は、日常英会話のようなラフな表現ではなく、ビジネス英語ならではの表現が求められる場面も多々あります。
単純なビジネス英語力を測る試験としては、TOEICよりもVersantの方が優れています。
外資系企業への転職にはVERSANT50点以上を取得しておきたいところ
外資系企業への転職を有利に進めるためにVersantを受験するのであれば、50点以上は取得しておきたいところです。
Versantは最低スコアが20点、満点が80点の試験です。Versantの50点はCEFRのB1にあたり、Versantの50点を取得すると以下のことができるとされています。
身近な事柄において伝えたいことの要点を包括的に述べることができる
構文や語彙の選択、もしくは修正のために途切れることはあるが、おおむね包括的に話し続けることができる。時々外国語特有のなまりが出ることや発音のミスがあるが、発音は理解可能である。予想可能な状況では、主要な、使い慣れている語彙や構文をほどほどの正確さで使うことができる。
(引用:https://www.versant.jp/_common/_img/score/score_table.svg)
関連記事:GSE(Global Scale of English)とは?VersantスコアやCEFRとの相関についても解説
日本でのVersant平均スコアは38点です。まずはVersant50点以上を目指して学習を始めましょう。
Versantの勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:Versant対策・勉強法まとめ!社会人が短期間でスコアアップするコツを徹底解説
まとめ
Versantが外資系企業への転職活動に役立つのかどうかについて解説しました。
結論、Versantは数ある英語関係の資格の中で、最も外資系企業への転職に役立つ資格です。そしてVersantの次に役立つのがTOEICです。
外資系企業への転職を目指す方は、まずはVersantで50点以上のスコアを目指しましょう。
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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。