英語速読の5つの方法・コツとおすすめ参考書3選
「英語をもっとスラスラ読めるようになりたい」「英語は得意だけどどうしても英文を読むのに時間がかかってしまう」こういった悩みを持つ方が身につけるべきスキルが英語の速読力です。
そこで本記事では、英語の速読をするための5つの方法・コツと、おすすめ参考書3選についてまとめました。
英語を速読できるようになれば、英語の長文に対する抵抗が無くなったり、短い時間で大量の情報にアクセスできるようになったりと良いことづくしです。
記事を最後までチェックすれば、英語の速読に関する基礎的なことが分かり、速読力を身につけるための学習の第一歩を踏み出せますよ。
目次
英語を速読する5つの方法とコツ
英語を速読するための5つの方法とコツは以下の通りです。
- wpmを計算する
- 語彙力を増やす
- チャンクごとに理解する
- 英文は前から読む
- 多読をする
それぞれ詳しく見てみましょう。
wpmを計算する
wpmは“Words Per Minute”の頭文字を取ったもので、日本語に訳すと「1分あたりに読める単語数」です。例えば1分間に100単語読めた場合のwpmは100wpmです。
100m走の練習をする際は「なんとなく今回は速く走れたな」ではなく、正確にタイムを測定して速く走れたかどうかを測定します。それと同じように英語の速読でも、感覚ではなく単語を読む速さを表す指標wpmを使って速読の出来を測定すべきです。
そうすることで自身の速読力を正確に把握できるとともに、速読力が上がった際の成長も明確に実感できます。
wpmは次の式で測定できます。
- 単語数÷秒数×60
単語数を1つ1つ数えるのは大変なので、予め単語数が記載されている、速読練習用の参考書を使うと良いですよ(記事後半で3冊紹介しています)。
関連記事:英語のWPMとは?目安や測り方、上げる方法について徹底解説!
語彙力を増やす
英語の速読には、語彙力の強化が欠かせません。なぜなら分からない単語があるとそこで止まってしまい、読む速度が遅くなってしまうからです。またウロ覚えの単語が多い場合も「これはこういう意味だったかな?」と考える時間が増えてしまい、読む速度を遅くしてしまいます。
単語は言語の土台です。語彙力の強化は速読のみならず、英語力の底上げに役立つので、継続して取り組みましょう。
関連記事:【社会人向け】英単語の覚え方と覚えられない理由を3つずつ紹介
一般的な単語帳を使って語彙力を強化してもいいですが、本記事で紹介する速読力と語彙力を同時に鍛えられる単語帳の使用もおすすめです。
チャンクごとに理解する
英語の速読では、英文を一単語ごとに理解するのではなく、チャンクごとに理解しましょう。チャントとは「意味のまとまり」のことです。
学生時代に英語の授業で、英文にスラッシュを引いて読みやすくしてから読解をした記憶があるかと思います。英語を速読する際にも、それを頭の中で行うイメージです。
以下の英文を例に考えてみましょう。
- I am honored to be with you today at your commencement from one of the finest universities in the world.
上記の英文を「私は」「誇りに思う」のように1つずつ訳していては、速読はできません。意味のまとまり(チャンク)で区切ってあげると、以下のようになります。
- I am honored /
私は誇りに思います - to be with you today /
今日みなさんと一緒にいることを - at your commencement /
卒業式に - from one of the finest universities /
最も優れた大学のひとつである - in the world.
世界で
普段からチャンクごとに英文を読むクセをつけましょう。また複雑で読めなかった英文は、どこにスラッシュを引けるのか、時間をとって考えてみましょう。
英文は前から読む
日本語と英語は語順が逆です。よって英文を後ろから訳すと、日本語と同じ感覚で意味を掴めます。しかし英文を後ろから読んでいると、速読はできません。
よって英文を前から読むクセをつけましょう。
多読をする
ここまで紹介した「チャンクごとに理解する」や「英文は前から読む」は、多くの英文に触れているうちに自然とできるようになっていきます。
速読力を上げるために何をすれば良いかが分かったら、その後にやるべきことは多読です。速読用の教材でも気になる洋書でも構いません。とにかく英文に触れる機会を増やしましょう。
英語の速読におすすめの参考書3選
英語の速読におすすめの参考書は以下の3冊です。
- 毎日の英速読 頭の中に「英文読解の回路」をつくる
- 速読英熟語
- 英文速読トレーニング ソクトレ150【はじめて編】
それぞれ詳しく見てみましょう。
毎日の英速読 頭の中に「英文読解の回路」をつくる
価格:1,430円
「毎日の英速読 頭の中に『英文読解の回路』をつくる」は、140〜150wpmを目指すための参考書です。速読の練習用の文章が、全部で20トピック収録されています。
「毎日の英速読 頭の中に『英文読解の回路』をつくる」では、スラッシュと日本語訳がついた英文と、通常の英文が収録されています。スラッシュと日本語訳がついた英文を使った学習は、英文をチャンクごとに理解するのが苦手な方にとって良い訓練になるでしょう。
また本書では、音声を聞きながら英文を目で追う学習法を提唱しています。音声は後戻りしないため、英文を前から読んで1回で理解する練習にもなります。
速読英熟語
価格:990円
「速読英熟語」は、大学入試における重要熟語・構文を1,000語収録した参考書です。
「速読英熟語」に収録されている重要熟語・構文は、過去7年間の入試問題を基に選定されています。もちろん大学受験を控える方にはおすすめですが、それ以外の方にもおすすめできる参考書です。
速読に欠かせない語彙力を鍛えられるので、語彙力に自信がない方におすすめです。
英文速読トレーニング ソクトレ150【はじめて編】
価格:1,540円
「英文速読トレーニング ソクトレ150【はじめて編】」は、初めて速読の勉強をする方におすすめの参考書です。300字の長文を2分間で読み、150wpmを目指します。
wpmに関する説明や、速読力を身につけることによるメリットなどについて丁寧に分かりやすく説明されています。
「英文速読トレーニング ソクトレ150【はじめて編】」には全部で25の長文が収録されています。各長文のwpmを記載できるシート付きなので、自分の速読力の成長を実感できますよ。
まとめ
英語の速読をするための5つの方法・コツと、おすすめ参考書3選についてまとめました。英語の速読に関する基礎的なことが分かったのではないでしょうか?
速読力を身につけるために何をすれば良いのかが分かったら、あとは勉強あるのみです。学習時間を確保して、毎日コツコツと英語を学びましょう。
社会人の方で「仕事と英語学習を両立するのが難しい」という方は、英語コーチングスクールがおすすめです。英語コーチングスクールを受講すれば、忙しい方でも仕事と英語学習を両立し、短期間で大幅に英語力を伸ばせます。
英語コーチングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。