「So far」ってどんな意味?細かい意味やニュアンスまで例文付きで紹介
「So far」には、素直に訳した「とても遠く」以外にも「今まで」や「とりあえず」といった意味でも使われます。
SoとFarで、短くてシンプルな英単語の組み合わせに見えますが、その分ネイティブスピーカーは色んな意味で使うので混乱してしまいますよね。
この記事では、そんな「So far」の意味と使い方を、細かい意味やニュアンスごとに例文付きで紹介します。
例文付きで紹介することで、具体的な使い方に触れて英語表現のイメージを掴んでいただき、丸暗記に頼らない学びを期待できるからです。
この記事を読み終わる頃には、「So far」を見た際に、細かい意味やニュアンスにまで意識が行き届いて意味をしっかり理解できるようになっているのでぜひ最後まで読んでください。
「So far」の意味と使い方まとめ
「So far」の使い方には、代表的なもので以下の使い方があります。
とても遠くに・こんなに遠くに
「So far」を最も素直に訳すと「こんなに遠くに」となりますね。
Soには色んな用法がありますが、この場合は「Very(とても)」の意味で使われていて、Farは「(距離が)遠い」を表しますから、意味通りに素直に訳すと「こんなに遠くに」を表すわけですね。
例文↓
- My university is so far from my apartment.
私の大学はアパートからとても遠くにある。 - Thank you for coming so far.
こんなに遠くまで来てくれてありがとう。 - Is your house so far from the station?
君の家は駅からそんなに遠いんですか?
今までのところ
英文の文頭や文末に来る「So far」は、「今までのところ」を意味することが多いです。
特に日本の社会人に最もよく知られる英語資格のひとつ、TOEICではこの意味で使われることが多いです。
「(今後どうなるかはわかりませんが)今までのところ〜です。」のニュアンスで使われるイメージですね。
例文↓
- I haven’t so far heard anything from him.
今のところ、まだ彼から何も聞いていません。 - So far, I’ve earned almost enough credits for graduation.
今のところ、卒業に必要な単位はほとんど取得している。 - Our business is doing well so far.
今までのところ、私たちの事業は順調だ。
1番目の例文では、「まだ彼から何も聞いてません。(これから連絡があるかもしれないけどね)」、2番目の例文では「単位はほとんど取得している。(これからはわからないけどね)」、3番目の例文では「事業は順調だ。(これからどうなるかわからないけどね)」のニュアンスがあるのがわかりますよね。
このように、So farで「今までのところ」に「限定する」意味合いがあるのがわかります。
とりあえず
So farを使って「とりあえず」を意味する場合もあります。
「今までのところ」と似た使い方で、出来上がった英文のニュアンスによって「とりあえず」と訳されることがあるイメージです。
例文↓
- So far I arrived at my university.
とりあえず、大学に着いた。 - So far I finished my today’s tasks.
とりあえず、今日のタスクが終わった。
する限り
「So far as ~」の形になることで、「〜する限り」という意味で使われることもあります。
So far as ~は、As far as ~のAsがSoに置き換わった形なので、As far asと同じ使われ方、訳され方をされます。(大学受験で英語を勉強して来られた方には馴染みがあるかと思います。)
例文↓
- So far as I can remember, he was there, too.
私が覚えている限りでは、彼もそこにいました。 - As far as I know, she is going to quit the company.
私の知る限りでは、彼女は会社を辞めるつもりのようだ。 - As far as I can see, he will fail the exam again this time.
私が見ている限りでは、彼は今回も試験に落ちるだろう。
【補足・注意】
So far as ~、As far as ~に似た英語表現で、「As long as ~」があります。
FarもLongも「遠さ、長さ」など「距離」を表す日本語訳になりますし、As 〇〇 as ~という形も似ています。
極めつけはどちらも「〜する限り」という日本語訳になるので、「As far as ~とAs long as ~は一緒」と覚えてしまう人も多いです。(今これを書いている筆者もその一人でした。)
As far as~とAs long as ~には、日本語訳だけではわからない違いがあります。その違いとは、As far asが「範囲」を限定すること、As long as ~が「条件」を限定する点です。
例えば、「私が見る限りは」という日本語でも、「私が見ている限り、彼は無礼を働けない」のような「私が見ている(という条件下では)」の場合は「As long as ~」を使い、「私が見ている限りでは、彼は無礼を働かなかった。」という「私が見ている(範囲)では」の場合は「As far as ~」を使います。
As long as ~は「条件」を、As far as ~は「範囲」を限定することを忘れずに覚えておきたいですね。
〜さえする
先述した「So far as ~」と似た形で、「Go so far as to do」の形になると「〜さえする」の意味で使われます。
「普通ならやらないようなことなのに、そんな行動をした」といった意味合いの文章で使われます。
例文↓
- He went so far as to build a pool for his dogs.
彼は犬たちのためにプールまで作った。 - She went so far as to call me a liar.
彼女は私を「うそつき」とまで言った。 - He went so far as to betray his own brothers.
彼は自分の兄弟さえも裏切った。
↑に挙げた例文のように、「そこまでするの??」といった行動もやってしまう、といった「踏み込んだ、思い切った行動」を表すときに使われるわけですね。
まとめ
この記事では、「So far 」の意味と使い方を例文付きで紹介しました。
ここまでお読みのあなたは、英文中に「So far」を見た際にも、細かい意味やニュアンスにまで意識が行き届いて意味をしっかり理解できるようになっているでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。
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プロキャディ杉澤伸章さん
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。