英語のパターンプラクティスとは?概要や効果、瞬間英作文との違いを解説
英語には様々な勉強法が存在します。その中でパターンプラクティスという勉強法を耳にして「どんな勉強法なんだろう」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、英語のパターンプラクティスの概要や効果、瞬間英作文との違いについてまとめました。
記事を最後までチェックしてパターンプラクティスに対する理解を深めることで、最も効果的な方法でパターンプラクティスを実践できるようになりますよ。
目次
英語のパターンプラクティスとは?
パターンプラクティスとは、文章の「型」の習得を目的とした勉強法です。パターンプラクティスの「パターン」は「型」を意味します。
例えば以下の文章を「型」として用意した場合を例に考えてみましょう。
- I play baseball every Friday. 私は毎週金曜日に野球をします。
上記の主語をIからHeに変えるとどうなるでしょうか。
- He plays baseball every Friday. 彼は毎週金曜日に野球をします。
主語がIからHeに変わったことで、上記のようにplayに三単現のsがつきます。
他にも、every Fridayをlast Fridayに帰るとどうなるでしょうか。
- He played baseball last Friday. 彼は先週金曜日に野球をしました。
every Fridayがlast Fridayに変わったことでplayが過去形のplayedに変化しました。
上記のように文章を作り変えていくことで、文章の型が身につき、英文を瞬時に作成する能力が身につきます。
上記は主語や時制を変えるといった簡単な置き換えでしたが、疑問文にしたり受動態にしたり、より複雑なパターンプラクティスもあります。またイディオムを使ったパターンプラクティスも効果的です。
英語のパターンプラクティスで得られる効果・メリット
英語のパターンプラクティスで得られる効果・メリットは以下の3つです。
- 敷居が低いので初心者〜上級者まで実践できる
- 正しい文章が作れるようになる
- 英会話に欠かせない瞬発力が鍛えられる
それぞれ詳しく解説します。
敷居が低いので初心者〜上級者まで実践できる
英語には様々な勉強法があります。その中でもパターンプラクティスは、英語を声に出す勉強法です。同じく英語を声に出す勉強法には、以下のようなものがあります。
- オーバーラッピング
- シャドーイング
関連記事:【初心者向け】シャドーイングとは?3つの効果と勉強方法(やり方)を解説
パターンプラクティスは、上記2つの勉強法と比べて、難易度が低く短時間でも実践できるという特徴があります。
まずパターンプラクティスに使われる英文は、比較的簡単なものです。知らない単語はないので、スムーズにパターンプラクティスを実践できます。
一方オーバーラッピングやシャドーイングでも、簡単な英文を使用することが推奨されています。しかし推奨されるのは8割程度理解できる英文ですので、知らない単語が複数個出てくるでしょう。また英文の長さが長いので、1つの英文をオーバーラッピング、シャドーイングするのに短くても10〜30分ほどかかります。
よってパターンプラクティスは、初心者〜上級者まで幅広く実践できます。「その日はパターンプラクティスだけを行う」というよりは、ウォーミングアップとして英会話レッスンの前などに5分程度パターンプラクティスを行うのが良いでしょう。
正しい文章が作れるようになる
パターンプラクティスを繰り返し行うことで、正しい文章を作る能力が身につきます。この能力を身につけることで、日本人が特に苦手とするスピーキングやライティングの能力の向上に繋がります。
記事冒頭でも「主語をIからHeに変えることで動詞がplayからplaysに変わる」という例を紹介しました。
頭では上記のような基本的な文章の変化について理解できていても、英会話になると細かな文法事項がバラバラになってしまうという方は多いです。
英会話では、上記のような細かな文法事項を間違えていても、意味は伝わってしまいますからね。
また言いたいことを英語でどう表現すれば良いか思い浮かばず、より簡単な言葉で言い換えたり、少しニュアンスの異なる表現に置き換えたりする方は多いです。パターンプラクティスを行えば、そういった表現もスムーズに出てくるようになります。
しかしより高いレベルを目指すのであれば、こういった細かなところを正すことも重要です。
英会話に欠かせない瞬発力が鍛えられる
パターンプラクティスでは、瞬時に英文を作成します。また発音できる環境では、作成した英文を声に出して発音します。
よってパターンプラクティスは、英会話に欠かせない瞬発力を鍛えるのに有効です。綺麗な英文を作れても、発話までに数秒かかるのでしたら、違和感が生まれます。
もちろんそれでも英会話は成り立つのですが「スムーズに英会話ができる状態」を目指すのであれば、それではいけません。
英会話では既に知っている表現を瞬時にアウトプットする能力が鍛えられます。一方パターンプラクティスでは、今のところは上手く使いこなせない表現を瞬時にアウトプットできるようになります。
英語のパターンプラクティスのやり方・実践方法
パターンプラクティスの基本的な流れは以下のとおりです。
- お題を与えられる(例:主語をHeに変えてください)
- 英文を作って発話する
上記「お題を与えられる」の役割を講師に担ってもらうこともできますし、参考書を使って独学で行っても構いません。
講師とともにパターンプラクティスを実践したいのであれば、英語コーチングがおすすめです。
参考書を使う際は、瞬間英作文用の教材として有名な「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」がおすすめです。
関連記事:【瞬間英作文】どんどん話すための瞬間英作文トレーニングの効果的な使い方3つ
英語のパターンプラクティスと瞬間英作文の違い
パターンプラクティスと瞬間英作文はよく似た勉強法です。「違いが分からない」という方や、両者を混同して実践してしまっている方も多いでしょう。
しかしパターンプラクティスと瞬間英作文には、明確に違いがあります。
まず瞬間英作文は、同じ表現を使った異なる文章を作成する勉強法です。例えばThisについて学ぶ場合、以下のような表現を英作文します。
- これは良い本です。
- この辞書は良い。
- これは正しくない
- これは塩ですか?それとも砂糖ですか?
本・辞書・塩など様々な名詞が使われていますよね。
一方パターンプラクティスでは、例えば「私は英語を勉強します。 I study English.」という英文は固定で使用します。
「私は英語を勉強します。 I study English.」の主語を変えたり疑問文にしたりといった形で、一部を置き換えたり転換したりします。
瞬間英作文については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:瞬間英作文って効果あるの?効果的な人と効果なしの人にはこんな違いがあった!
英語のパターンプラクティス(瞬間英作文)におすすめアプリ
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まとめ
英語のパターンプラクティスの概要や効果、瞬間英作文との違いについて解説しました。
パターンプラクティスについて基本的なことが分かったら、早速実践してみましょう。
パターンプラクティスなど本格的に英語を学びたいのであれば英語コーチング、ひとまずパターンプラクティスだけ試してみたいのであれば参考書を使った独学がおすすめです。
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。