英語のハノンとは?効果ないと言われる理由や瞬間英作文とどっちを学ぶべきかを解説
「英語のハノン」という参考書の購入を検討している方もいらっしゃるでしょう。
新しい参考書を購入する際は、本当にその参考書を購入すべきなのか、それとも他の参考書の方が良いのか、事前に確認しておきたいですよね。
本記事では、そういった方に向けて、英語のハノンの概要や効果、効果ないと言われる理由や瞬間英作文との比較についてまとめました。
記事を最後までチェックすれば、あなたが英語のハノンを購入すべきかどうか、購入すればどんな効果が得られるのかが分かります。
興味がある方はぜひチェックしてみてください。
目次
英語のハノンとは?
「英語のハノン」は、スピーキング力を鍛えるための参考書です。
初級・中級・上級の3冊出版されており、それぞれ2,000円弱の価格で購入できます。Kindle版での購入も可能です。
英語のハノンは、不定詞・分詞など、文法事項ごとに19のUNITに分かれています。
各ユニットに、以下のような題材となるキーセンテンスが用意されています。
- Jackie is often in the library.
そして「JackieをJackie and Shellyに変更する」「alwaysを加える」「ネガティブな文章にする」などのお題が課され、元の「Jackie is often in the library.」をお題に合わせた形に変更していきます。
お題に合わせて変更された文章は以下のとおりです。
- 元の文章:Jackie is often in the library.
- JackieをJackie and Shellyに変更する:Jackie and Shelly are often in the library.
- alwaysを加える:Jackie and Shelly are always in the library.
- ネガティブな文章にする:Jackie and Shelly aren’t always in the library.
上記のような英文の変更を何度も繰り返すことで、瞬時に言いたいことを正しい英語で言えるようになります。また文法力も強化されます。
「英語のハノン」は、これまで受動的に学ぶだけだった英文法を、能動的知識に変え、スピーキングに応用するための参考書です。
英語のハノンの効果
英語のハノンによって得られる主な効果は以下の3つです。
- 英語を文章で発話できるようになる
- 英語をスピーディかつネイティブに近いイントネーションで発話できるようになる
- 英文法を使いこなせるようになる
それぞれ詳しく見てみましょう。
英語を文章で発話できるようになる
英語をある程度学んできたつもりでも、いざ英語を話す場面では、単語しか出てこないと悩む方も多いのではないでしょうか。
単語だと瞬時に発話できても、文章を作ろうとすると時間がかかって、相手に手加減してもらわなければ会話ができないという方は多いです。
英語のハノンを使って勉強をすれば、これまでの単語と同じような形で、文章がスラスラと出てくるようになります。
英語のハノンを繰り返し解くことで、「こう言いたいときはこの文章を使えばいい」と頭の中にインプットされます。それを頭の中から引き出してきて、その状況に応じた単語や時制に変更するだけです。
英語のハノンは初級・中級・上級の3冊に分かれています。レベルが上の参考書に進むにつれて、使える表現の幅が広がっていきますよ。
英語をスピーディかつネイティブに近いイントネーションで発話できるようになる
英語のハノンでは、音声を聞いて、その後に英文を発音します。
「音声に続いて発音する」という勉強法自体は、単純なものです。しかし英語学習者のなかには、「リーディングやリスニングばかりでなかなか英語を声に出す機会がなかった」という方も多いのではないでしょうか。
英語のハノンを使い方を守って学習すれば、英語を発話する機会を確実に確保できます。お手本の音声を真似するように発音するので、英語らしい発音やイントネーション、抑揚などが身につきます。
また英語のハノンの口コミには「音声と音声の間が短い」というものが見受けられました。音声と音声の間が短いので、「次の音声が始まる前に急いで発音しなきゃ」という心理が働き、噛まずに、そしてスピーディに英語を発話する能力が鍛えられます。
英文法を使いこなせるようになる
日本人は、他の国の英語学習者と比べて、文法力が高いとされています。これは学校で深いところまで文法を学ぶことが原因です。
しかし学校で学んだ文法を使いこなせるかどうかは、話が別です。リーディング時やゆっくり考えられるときには文法について理解できるけど、スピーキングなど咄嗟の場面では文法を使いこなせないという方も多いでしょう。
英語のハノンでは、特定の文法事項を、繰り返し頭の中から言葉にしてアウトプットする訓練をします。何度も素振りをすれば、意識せずとも同じフォームを再現できるのと同じように、英語のハノンを使って学習をすることで、意識せずとも会話時に英文法を使いこなせるようになります。
英語のハノンが「効果ない」と言われる理由
英語のハノンには、「効果ない」という声もあります。英語のハノンが効果ないと言われる主な理由は以下の2つです。
- 英文法に関する解説が少ないから
- 学習が単調で飽きてしまうから
それぞれ詳しく解説します。
英文法に関する解説が少ないから
英語のハノンは、スピーキング用の教材です。また英語のやり直しをする社会人や大学生に向けて作られています。
よって英文法に関する解説は最低限です。もちろん英文法に関する解説はあるのですが、その文法事項についてほとんど理解できていない方からすると、不十分だと感じるでしょう。
中学・高校で習った英文法をほとんど覚えられていないと感じる方は、文法書を用意して英語のハノンを学習することをおすすめします。
英文法の参考書については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:おすすめの英文法参考書3選と学習のコツを解説【社会人向け】
学習が単調で飽きてしまうから
英語のハノンはスピーキング用の参考書です。スピーキング用の参考書に難しい単語ばかりが並ぶと、学習が成り立ちません。
よって登場する英単語の難易度は比較的低いです。また英語のハノンでは、「お題に沿った英文を作成する」という学習をひたすら繰り返します。
よって学習が単調で面白くないと感じてしまう方がいるかもしれません。
飽きずに学習を継続するためには、一度に長時間学ぶのではなく毎日短時間だけ勉強することや、きちんと声に出して勉強することなどが大切です。
英語のハノンと瞬間英作文はどっちを学ぶべき?
英語のハノンとよく似た勉強法として、瞬間英作文が挙げられます。
確かに両者は似ていますが、英語のハノンは最初に英文を見てから文章を変化させていくのに対し、瞬間英作文では最初に日本語訳を見てから英文を作成していきます。
どちらの学習方法が優れいているということはありませんので、自分に合っていると感じた方にチャレンジしてみましょう。
関連記事:【例題付き】瞬間英作文が効果ない人と話せるようになった人の特徴!おすすめアプリも紹介
瞬間英作文におすすめアプリ
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まとめ
英語のハノンの概要や効果、効果ないと言われる理由や瞬間英作文との比較について解説しました。
単語や文法の知識がある程度ついていて「次はスピーキングの能力を鍛えたい」と思っている方は、早速英語のハノンにチャレンジしてみましょう。
またスマホで瞬間英作文のトレーニングがしたいという方は、AI英語学習アプリのTORAbitがおすすめです。初回無料でお試ししてはいかがでしょうか。
短期で英語を話せるようになりたい方に
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。