ChatGPTを使って簡単にAI英会話をする方法とできること、できないこと
「ChatGPTを使えば英会話もできるのかな?」とお悩みの方も多いでしょう。
結論、ChatGPTをうまく使いこなすことで、英会話に近い環境を再現することは可能です。
そこで今回は、ChatGPTを使って簡単にAI英会話をする方法とできること、できないことについてまとめました。
興味がある方はぜひチェックしてみてください。
目次
そもそもChatGPTとは?
ChatGPTとは、アメリカ サンフランシスコにある人工知能研究所「OpenAI」が開発した、チャットに特化した人工知能です。
人工知能と言えば、SiriやAlexaを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ChatGPTは、簡単に言うと、SiriやAlexaを、何倍も賢くした人工知能です。SiriやAlexaは、人工知能と言えどもどこか機械的な印象を受けます。しかしChatGPTは、SiriやAlexaと比べて抽象的な対話が可能で、やりとりも自然です。
ChatGPTに「ChatGPTは英語学習に役立ちますか?」と質問をしたところ、5秒ほどで上記のような回答が生成された。
ChatGPTを使ってAI英会話をする手順
ChatGPTを使って快適にAI英会話を行うには、以下3つの手順が必要です。
- GoogleChromeの拡張機能「Voice control for ChatGPT」を有効化する
- ChatGPTの音声読み上げ機能を活用する
- 必要なプロンプトを入力する
それぞれ詳しく見てみましょう。
①GoogleChromeの拡張機能「Voice control for ChatGPT」を有効化する
会話では「声」を使ってやり取りをします。しかし通常ChatGPTで使用するのは、声ではなく「テキスト」です。
テキストを使ってChatGPTとやり取りはできます。しかしそれは会話というよりはメールやチャットです。
よってまずは、ChatGPTに音声入力ができる機能を追加しましょう。音声入力の機能を追加する際に必要なのが、GoogleChromeの拡張機能「Voice control for ChatGPT」です。
「Voice control for ChatGPT」は無料ですし、「Chromeに追加」をクリックするだけで簡単に有効化できます。
GoogleChromeの拡張機能は当然GoogleChrome上でしか使えないので、GoogleChromeのブラウザを使ってChatGPTとAI英会話をすることとなります。
普段Safariなど別のブラウザを使っている方は面倒に感じるかもしれません。
②ChatGPTの音声読み上げ機能を活用する
先ほど紹介した「Voice control for ChatGPT」は、あなたの声をChatGPTに音声入力するためのGoogle Chrome拡張機能です。
つまり「Voice control for ChatGPT」を有効化しても、ChatGPTが出力した文章が音声として読み上げられることはありません。
「Voice control for ChatGPT」の有効化だけですと、あなただけが声を発し、返答はテキストで返ってくるということになります。
そこで次のステップでは、ChatGPTの音声読み上げ機能を活用しましょう。ChatGPTの音声読み上げ機能は、2024年の3月4日に新たに追加された機能です。
ChatGPTによる返答テキストの下にあるスピーカーアイコンをクリックすることで、音声読み上げが始まります。
先ほど紹介した「Voice control for ChatGPT」とChatGPTの音声読み上げ機能の両方を使いこなすことで、擬似的な英会話を再現可能です。
③必要なプロンプトを入力する
手順①と手順②だけでもChatGPTを使ったAI英会話は可能ですが、そこにプロンプトを加えることで、より快適なAI英会話が可能となります。
ChatGPTを使ったAI英会話におすすめのプロンプトは以下です。
#命令書:
あなたは、[英会話講師]です。
以下の制約条件と入力文をもとに、[英語の返答]を出力してください。#制約条件:
・[簡潔でわかりやすい回答をすること]
・[ユーザーの質問に直接的に答えること]
・[必要な場合は、関連情報も提供すること]
・[回答は正確であり、文法的にも正確でなければならない]
・[回答はポジティブなトーンで行うこと]
・[ユーザーが音声入力で文法や単語の誤りをしていた場合、それを指摘し、日本語で正しい形や使用方法をアドバイスすること]#入力文:
私は英会話の練習をしたいので、このあと英語で音声入力します。入力後に、返答してください。#出力文:
このタスクで最高の結果を出すために、追加の情報が必要な場合は質問をしてください。
ChatGPTを使ったAI英会話でできること、できないこと
ChatGPTを使ったAI英会話には、以下のようにできることとできないことがあります。
- 発音の確認ができる
- 英文が正しいかどうかを確認できる
- 無料版のChatGPTだとできないことが複数ある
それぞれ詳しく見てみましょう。
発音の確認ができる
ChatGPTを使ったAI英会話では、あなたの発音が正しいのかどうかを確認できます。
GoogleChromeの拡張機能「Voice control for ChatGPT」を使うことで、音声入力ができるようになります。音声入力をしてあなたが言った通りの英文が表示されればあなたの英語の発音は正しい、別の英文が表示されればあなたの英語の発音は間違っているということです。
どこが間違っているのか、正しい発音は何なのかまでは確認できません。しかし発音がAIに正しく認識されるかどうかは確認できます。
第二言語として英語を学ぶ場合、ネイティブと同じレベルの発音を身につけるのは非現実的です。第二言語として英語を学ぶのであれば、AIに正しく認識されるくらいの発音さえ身につけば十分でしょう。
英文が正しいかどうかを確認できる
プロンプトにて「ユーザーが音声入力で文法や単語の誤りをしていた場合、それを指摘し、日本語で正しい形や使用方法をアドバイスすること」という指示を与えることで、英文が正しいかどうかを確認できます。
- この文法は間違っている
- この場面ではこっちの単語の方が適切
ChatGPTを使ってAI英会話をしながら、上記のようなことを確認できます。
ただ英語のアウトプットの場としてChatGPTを活用するのではなく、正しい英語表現を学ぶ場としてChatGPTを使うことが可能です。
無料版のChatGPTだとできないことが複数ある
実はChatGPTの音声読み上げ機能は、有料版のChatGPTでなければ使用できません。有料版のChatGPTを使用するには、月額20ドルの料金がかかります。
他にも無料版のChatGPTと有料版のChatGPTには機能面で様々な違いがあります。より快適にAI英会話を行いたいのであれば、有料版のChatGPTがおすすめです。
ChatGPTを無料で英語学習に活用したい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
関連記事:【スクショで解説】ChatGPTの英語学習への活用法(会話/添削/翻訳)や使い方まとめ
まとめ
ChatGPTを使って簡単にAI英会話をする方法とできること、できないことについて解説しました。
本記事で解説した内容を参考に、早速ChatGPTを使ってAI英会話を実践してみましょう。
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トライズでの1年は、
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。