「頻度」を表す英語まとめ!「often」「usually」「sometimes」などそれぞれの副詞の違いを解説
「いつも、あのレストランで食事をしている」「たまにしか、会うことがない」この「いつも」「たまに」は、どのくらいしているか、すなわち頻度を表す副詞です。
日本語にも、頻度を表す言葉はたくさんあり、わたしたちは自然とこれらの頻度用語を使いわけて会話をしています。この頻度を表す言葉は、わたしたちのコミュニケーションにとってとても重要なもので、その言葉が入ってないと全く意味をなさないこともあるくらいです。
こちらでは、英語における頻度を表す言葉を紹介したいと思います。いつも、しばしば、ときどき、ほとんど、など様々な頻度を表す副詞をまとめていきますね。
本記事では以下のことがわかります
- 頻度を表す日本語とその程度
- 頻度を表す英語とその程度
そもそも頻度とは?英語で何て言う?
頻度とは、ものごとがくり返し起きる度合いをいいます。週に2回、月に1回など、ある期間においてくり返されるものごとの割合を表し、その頻度を抽象的に表すのを「頻度副詞」といいます。いつも、ときどき、しばしば、などがこれに当たります。
ものごとが繰り返される度合い、すなわち頻度は、「いつも」より「ときどき」のほうが少ない、「ほとんど」より「ときどき」のほうが多いなど、使われる言葉でそれぞれの度合いを把握することができます。
このような頻度を英語ではfrequencyと言い、英英辞書によれば、the rate at which something happens or is repeated「何かが起きる、もしくは繰り返される割合」と定義されています。
日本語の頻度副詞
頻度が何かわかったところで続いては、日本語における頻度を抽象的に表す頻度副詞を見ていきましょう。日本語には、20以上もの頻度副詞があります。それらを大まかに、頻度が高い順にまとめていくとこのようになります。
常に、いつも、頻繁に、けっこう、よく、しょっちゅう、しじゅう、たびたび、わりと、ちょいちょい、しばしば、時たま、たまに、時々、まれに、そんなにない、めったにない、ほとんどない、あまりない、全くない、全然ない
これらには、たとえば週一回なら「ときどき」、月一回なら「たまに」というような、明確な決りごとはありません。
しかし、週一回を「ときどき」として、月一回を「しょっちゅう」とすることもできません。というのも、頻度副詞にはそれぞれ頻度の高低があり、頻度の高い副詞が低いものに充てることはできないからです。
英語にも同じことが言えます。つまり、sometimeよりoftenのほうが頻度が高いといった、頻度の順番を覚える必要があるということです。
頻度を表す英語まとめ
それでは、ここからは頻度副詞にあたる英語を紹介していきたいと思います。さきほどご紹介したように「週一回だからこの副詞」といった明確な決まりごとはありません。感覚的にパーセンテージで覚えていきましょう。
英語 | 日本語 | パーセンテージ |
always | つねに、いつも | 100% |
generally、usually | たいてい、普段から | 90% |
normally、frequently、very often | ひんぱんに、けっこうよく | 80% |
often | しばしば | 70% |
sometimes | ときどき | 50% |
occasionally | ときおり、たまに | 30% |
seldom、hardly | あまりない、めったにない | 15% |
rarely、hardly ever、almost never | ほとんどない | 5% |
never | 決してない | 0% |
always(常に、いつも)100%
alwaysは、日本語の「常に、いつも」にあたる副詞です。頻度副詞の中で最も多い100%の割合を表します。またalmostを付けてalmost alwaysにすることで、少しだけ頻度を低くすることもできます。
- “He is always late and has never showed up on time.”
彼はいつも遅刻して、時間どおりに現れたことは一度もない - “She works very hard, but it’s maybe too hard that she almost always looks tired.”
彼女はよく働きますが、たぶん働きすぎでほとんどいつも疲れて見えます。
generally、usually(たいていは、普段から)90%
続いて頻度の高い副詞はgenerally、usuallyです。日本語でいうと「たいてい、普段から」といった意味となります。だいたい90%くらいの頻度を表すときに使う言葉です。
この2つの副詞の違いは、generallyが「一般的に」といった事例を表すのに対し、usuallyが「普段から」といったより習慣にかかわるニュアンスがあるという点です。
- “The cost of sales generally increases as you scale your business. “
売上原価は、事業を拡大するとたいてい増えます。 - “I would like to make sure that this meeting usually goes on for hours.”
確認となりますが、この会議はたいてい数時間にわたって開かれます。
normally、frequently(頻繁に、けっこうよく)80%
generally、usuallyの次に高い頻度を表す副詞は、normally、frequentlyです。日本語にすると、「通常は、頻繁に、けっこうよく」といった意味となります。80%くらいの頻度を表すときに使います。
- “Normally it takes two to three hours to finish this task.”
通常は、このタスクを終えるのに2時間から3時間はかかります。 - “You need to check your email frequently.”
メールの確認は頻繁にしてください
often(しばしば)70%
続いての頻度を表す副詞は、oftenです。日本語にすると、「しばしば」といった意味となります。ほかの副詞に比べ、よく耳にする言葉でもあります。頻度で言えば、だいたい70%くらいとなります。またvery oftenとすると、頻度をやや高くできます。
- “We have many things to discuss. Why don’t we have meetings more often?”
話し合うことはたくさんあります。会議をもう少したくさんやりましょう。 - “This method is used very often in this type of case.”
こういったケースでは、しばしよくこの手法を使います。
sometimes(ときどき)50%
sometimesは日本語の「ときどき」にあたる言葉です。頻度でいえば50%といった、ちょうど真ん中くらいの割合となります。間違いの多いものにsometimeがありますが、sometimeは「いつか」という意味となります。sがあるかないかで大きく意味が異なるので、注意が必要です。
- “We sometimes should go out for lunch.”
ときどき外で昼食をとったほうがいいですね。 - “We should go out for lunch sometime.”
いつか外で昼食をどうでしょうか。
occasionally(ときおり、たまに)30%
occasionallyは「ときおり、たまに」にあたる言葉です。頻度で言えば、30%くらいとなります。言い換えとして、on occasionを使うこともできます。
- “This kind of problem happens occasionally, and there is nothing we can do about it.”
このような問題はときおり起きますが、何もできることはありません。 - “They go out for drink after work on occasion.”
彼らはたまに、仕事帰り飲みに行きます。
seldom、hardly、rarely(あまりない、ほとんどない)10%
seldom、hardlyは「あまりない、めったにない」という意味となる副詞です。「ない」という否定となる言葉ですが、肯定文として使う点に注意が必要です。頻度で言えば、10%くらいです。同じくらいの頻度に、barely、scarcely 「ほとんどない」があります。
- “People seldom watch television these days, so we should consider other approaches.”
最近は、あまりテレビが見られなくなったので、他の方法を検討すべきだ。 - “We have hardly seen any growth in demand. “
需要の伸びがほとんど見られない。 - “She rarely speaks Japanese even though her first language is Japanese.”
彼女の母国語は日本語にもかかわらず、めったに日本語を話すことはない。
また、このような否定的な副詞は、倒置法(inversion)を使って強調する場合があります。その場合は語順が変わり、「副詞 +(do、does、did、have、had)+ 主語 + 動詞」 となります。
- “Rarely does she speak Japanese even though her first language is Japanese.”
彼女の母国語は日本語にもかかわらず、めったに日本語を話すことはない。
hardly ever、almost never(ほぼ全くない)5%
rarely、hardly ever、almost neverは「ほぼ全くない」という意味で使われる副詞です。全くないに最も近い状態で、頻度で言えば5%ほどです。seldom、hardly、rarelyと同じく、肯定文で使うので、notを入れないよう注意しましょう。ちなみにこちらも倒置法が使えます。
- “We have hardly ever worked on a holiday. That’s one thing good about this company.”
休日に働くということは全くに近いほどありません。この会社の良いところのひとつです。 - “They work very hard and almost never took a vacation.”
彼らはよく働きますし、休暇を取ったことはほぼ全くありません。
never(まったくない、決してない)0%
neverは「決してない」という意味を表す副詞です。つまり、一度もそれをしたことがないというときに使います。頻度は0%です。
- “I have never heard of the company before. What do they do again?”
その会社について聞いたことは全くないですね。何をする会社でしたっけ? - “I have never been abroad, so this is going to be the first time for me.”
外国へ行ったことがないので、これがはじめてとなります。
まとめ
こちらでは、頻度を表す英語をご紹介しました。頻度はどのくらいしているかという、会話でよく耳にする言葉です。よりわかる、伝わる英語を身につけるためにも、これらの使いわけはぜひ知っておきたいところですね。
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。