英語の自動詞と他動詞の違いって?知らない人はこんなにも損をしていた!
英文法の勉強や、TOEICの勉強をしていると「ここは自動詞なので…」「これは他動詞なので…」という文法用語を目にしませんか?
英文法に苦手意識がある人は、「自動詞?他動詞?動詞にもそんな種類があるの?自動詞だったら、他動詞だったらどんな違いがあるの?」という疑問が解消されないままで不完全燃焼のままになってしまいがちですよね。
しかし、自動詞と他動詞を区別がつかないままでいると、英語が話せるようになったり、TOEICのスコアを上げる上で重大な妨げになってしまうことをご存知でしょうか?
そこでこの記事では、自動詞と他動詞とは何か、そして自動詞と他動詞の区別の仕方についてお伝えしていきます。
この記事を読み終わる頃には、自動詞と他動詞がそれぞれどんなものであるか、これから自動詞と他動詞について区別していけるようになるにはどうすれば良いかについて十分な理解を得られているのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
自動詞と他動詞とは?
自動詞と他動詞について、ひと言で簡潔に表すなら…
- 自動詞は「自分だけで文章が完結する動詞」
- 他動詞は「他の語を伴って文章を完結させる動詞」
だと言うことができます。
自動詞
”自動”詞という名前の通り、自分だけで文章を成り立たせる動詞を「自動詞」と呼びます。
例えば……
- I go.
- She came.
- He looked.
↑自動詞は、こうしたとてもシンプルな形で文章として成り立っていると言えます。
他動詞
対して他動詞は、「他の語」を伴って初めて文章として完結する動詞を指します。
逆に言えば、他の語を伴わない場合は、文章として完結しないと言えます。
例えば……
×I have.
×He entered.
×She visited.
↑これらは文章として成り立たないというわけですね。
一件、自動詞で挙げた例文と変わりがないように見え、違和感なく読めてしまいますよね。
しかし、英語を母国語とするネイティブスピーカーからは、とても強い違和感を覚えられてしまう重大な違いであるわけです。
では、他動詞を文章として成り立たせる「他の語」とは何なのでしょうか?
目的語
他動詞を文章として成り立たせる「他の語」の事を「目的語」と呼びます。
例
I have a pen.
He entered the room.
She visited his room.
このように、他動詞を支える目的語(a pen, the room, his room)があることで文章が成立します。
目的語には「前置詞を伴わない」という大きな特徴があります。
自動詞の「Look」には、「Look at ~ 」というように、前置詞を伴います。
対して、似た意味を持つ他動詞「Watch」は「Watch ~」というように前置詞を伴いません。
つまり、「Watch at」といった形にはならないということです。
「何が違うの?」と思われるかも知れませんが、難しく考えずに、感覚的に飲み込んだ方が習得が早いです。
I have a pen.も「I have with a pen.とは言わない」と言われると違和感がありますよね?
このように、動詞ごとに「文章の構築に目的語を伴うか否か」を区別するのが「自動詞と他動詞」だと言うことが出来ます。
自動詞と他動詞 わからないとどうなる?
自動詞と他動詞がわからないと、以下のような事が起きる危険があります。
- TOEICで点数を伸ばせない
- 英会話で壁にぶつかる
TOEICで点数を伸ばせない
自動詞と他動詞がわからないと、TOEICで点数を伸ばすのに大変苦労します。
特に、自動詞と他動詞はリーディングパートのPart5にて高確率で問われます。
例えば筆者もPart5を解いている際、異なる意味の単語が選択肢に並んでいるタイプの問題で、最後に「Mention(言及する)」と「Comment(意見を述べる)」の二者択一の状態になりました。
「文意からどちらも当てはまるじゃん!」という理由で、この二者択一の問題を外してしまったのですが、後から見てみると、その選択肢の直後に「on」という前置詞があることを見落としていたことに気がつきました。
Mentionは他動詞で前置詞を伴いませんし、Commentは自動詞で「Comment on」の形を取るので、自動詞と他動詞の判別がつけば外さずに済んだということですね。
TOEICの中でもPart5は伸ばしやすいパートなので、ここで詰まってしまうとTOEICのスコアを伸ばす上で大きな障害となってしまいます。
英会話で壁にぶつかる
自動詞と他動詞の違いは、日本人にとっては違和感を持ちにくても、ネイティブスピーカーにとっては大きな違いになります。
これについては前項でも少し触れましたね。
×She visited at his room.
↑の英文は、一見して問題がないように見えますが、Visitにatが伴うのはネイティブスピーカーにとって強い違和感となります。
ネイティブスピーカーも、あなたが非ネイティブな事を汲み取って理解しようとしてくれますが、文法上の強い違和感は、あなたの英語を理解する上で大きな妨げになります。(日本語が苦手な外国人と話してみるとわかりやすいです。)
以上のことから、英会話の上達のためにも、自動詞と他動詞は意識して区別出来るようになりたいですね。
自動詞と他動詞を効果的に区別する方法
それでは、自動詞と他動詞を区別するためにはどのようにすれば良いのでしょうか?
大きく分けて以下のような方法が効果的と言えます。
- 単語学習で一緒に覚えてしまう
- たくさん問題を解いてみる
1.単語学習で一緒に覚えてしまう
単語帳などで英単語を覚える際に、自動詞か他動詞かを一緒に覚えてしまうと一石二鳥ですね。
「意味を覚えるだけでもいっぱいいっぱいなのに、そこまで意識を割けないよ!」と思われるかも知れませんが、単語を覚える際に「~を○○する」という書かれ方をされているのは他動詞と思って貰ってOKです。
意味と一緒に「~を」という文言があれば、それも覚えてしまいましょう。
また、自動詞については、単語とセットで一緒に使われる前置詞が書かれている場合が多いです。
単語学習は反復練習が肝になりますので、周回を重ねて少しずつ覚えていくようにすると良いですよ。
2.たくさん問題を解いてみる
前項「自動詞と他動詞がわからないとどうなる?」にて、MentionとCommentがそれぞれ他動詞と自動詞であることに触れました。
このように、「あの問題でこういう間違え方をしたなぁ」という経験があると、単純な暗記作業よりもグッと記憶に残りやすくなります。
また、文法問題だけでなく、長文の読解でも、動詞の後に目的語を伴っているか、いつもセットで使われている前置詞があるかを意識することで自動詞と他動詞を区別できるようになっていきます。
少し荒療治的な方法にはなりますが、TOEICなどの試験を控えた段階でこの上なく大きな効果を発揮するのでオススメの方法です。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。