英語の接続詞を一覧でチェック!接続詞の種類や使い方も詳しく解説
接続詞は、異なる文をつなぐことのできる便利な品詞です。接続詞を使うことで、冗長になった文章を簡潔して、伝わりやすい文章にすることができます。
また伝える側だけでなく、接続詞を使って文を繋いでいけば、論理的な文章となり、受け取る側も理解しやすい文章になります。
こちらでは、そんな英語の接続詞を一覧にまとめてみました。日ごろ使っている接続詞を見直して、コミュニケーションの幅を広げてみましょう。
本記事でわかること
- 接続詞と分類
- 接続詞の使い方
- 英語の接続詞のリスト
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目次
接続詞とは
はじめに、接続詞とは何かを簡単にご紹介します。接続詞とは品詞のひとつで、単語や節、または文を接続するときに使われる語句です。
前の言葉や文章を受けて、後の言葉や文章に続ける働きを持ちます。つまり2つの単語や文をつなぐ言葉ですね。日本語でいうと以下のような言葉が接続詞としてあげられます。
だから、したがって、そのため、すると、しかし、だが、でも、けれど、なのに、にもかかわらず、しかも、そのうえ、加えて、そして、それから、おまけに、また、および、かつ、一方、逆に、それに対して、反対に、むしろ、あるいは、または、もしくは、ないしは、すなわち、つまり、要するに、言い換えると、いわば、なぜなら、というのも、ただし、もっとも、ちなみに、なお、ところで、さて、では、それでは
このように、わたしたちは数多くの接続詞を使っています。これらの接続詞を見てみると、自分が日ごろよく使うなあというものがあるのではないでしょうか。
英語における接続詞の分類
接続詞は英語でconjunctionといいますが、この接続詞には大きくわけて、等位接続詞(coordinate conjunction)、従位接続詞(subordinate conjunction)、相関接続詞(correlative conjunctions)の3つにわけることができます。
言葉自体は難しいですが、意味はとても簡単です。まずは、この3つの接続詞の分類についてみていきましょう。
等位接続詞(coordinate conjunction)
等位接続詞(coordinate conjunction)とは、語と語、句と句、節と節を繋ぐとき使われる接続詞です。for、and、nor、but、or、yet、soが等位接続詞にあたります。
- for
- and
- nor
- but
- or
- yet
- so
等位接続詞の特徴は、繋がれる単語や文章が等しく重要であるという点にあります。言いかえると、2つの主節(メインの文)を繋ぐはたらきを持つということです。
また、繋ぐ2つの語や節が、どちらも同じ文法をとっているという点に特徴があります。たとえば、動詞の後ろに等位接続詞があれば、おなじ時制の動詞が後につづきます。(go and see、win or loseなど)
もし、主語+述語からなる節(文章)の後に等位接続詞があれば、その後も主語+述語からなる節が来ます。(I had fish, and she had chicken.)
このように、等しく重要な単語や文章を、同じ文法でつなぐものが等位接続詞です。ちなみにこの等位接続詞には、先に上げた7つしかありません。それぞれ頭文字をとってFANBOYS(for、and、nor、but、or、yet、so)といったりします。
- 等位接続詞とは、語と語、句と句、節と節を繋ぐときに使う接続詞
- 繋がれる単語や文章は、同じ文法となる
- for、and、nor、but、or、yet、soの7つがある
従位接続詞(subordinate conjunction)
従位接続詞(subordinate conjunction)とは、主節(メインとなる文)と従属節(おまけとなる文)を繋ぐときに使われる接続詞です。7つしかない等位接続詞とは異なり、従位接続詞にはたくさんの接続詞があります。まずはいくつか代表的なものを見てみましょう。
- that
- when
- while
- if
- before、after
- because
- sinceなど
等位接続詞との違いは、主節(メインとなる文)と従属節(おまけとなる文)を繋ぐという点です。ではその主節と従属節とは何かといえば、簡単にいうと、主節は「ないと意味がわからない節」、従属節は「なくてもいい節」です。こちらの例文をみて下さい。
- “I didn’t go to the class(主節)because I was sick.(従属節)”
具合が悪かったから、クラスに行かなかった。
上の例文は「クラスに行っていない」と「具合が悪かったから」という2つの文にわけられますが、ここでメイン(重要)となるのは「クラスに行っていない」という文です。というのも「クラスに行っていない」という文はそれだけでも意味がわかりますが、「具合が悪かったから」という文は、それだけだと意味がわからないからです。
言いかえると、従属節はおまけの文章ということができます。このメインの文とおまけとなる文を繋ぐのが、従位接続詞ということですね。
- 従位接続詞とは、主節と従属節を繋ぐときに使う接続詞
- 主節とはメインとなる節、従属節とはおまけとなる節
- that、when、while、if、becauseをはじめ、たくさんの接続詞がある
相関接続詞(correlative conjunctions)
相関接続詞(correlative conjunctions)とは、2つの接続詞がペアとなる接続詞です。either…nor、both…andなどが、相関接続詞にあたります。
- ..or
- ..nor
- not only…but also
- ..and
- ..orなど
相関接続詞は、2つの接続詞を一緒に使うという点に特徴があります。具体的には、ひとつの接続詞で作られた文章を強調するときや簡潔にするときなどで使います。たとえば下のような文章があったとします。
- “I enjoy listening to music, and he also enjoys listening to music”
音楽を聴くのが好きで、彼も音楽を聴くのが好きです。
こちらは、音楽を聴くのが好きという2つの文章をandで繋いでいるわけですが、相関接続詞を使えばもっと簡潔に言い表すことができます。
- “Both he and I enjoy listening to music”
彼とわたしはどちらも音楽を聴くのが好きです。
このように、相関接続詞は文を簡潔にしたり、強調したりする役割があります。ただなかには、neither…norというような、わかってないと誤解しやすいものあるので、意味をしっかり覚えておきたい接続詞でもあります。
- 相関接続詞とは、2つの接続詞をペアで使う接続詞
- 文章を強調したり、簡潔にしたりするときに使われる
- ..or、both…andなどが代表的
英語の接続詞の一覧
ここまで、接続詞の分類をご紹介しました。ここからは、その分類にもとづいた接続詞を一覧でご紹介していきたいと思います。日ごろ使っている接続詞の確認やレパートリーを増やすうえでもぜひ参考にしてみてください。
等位接続詞(coordinate conjunction)の一覧
接続詞 | 意味・用法 | 使い方 |
for | というのは、~だから※やや古 | “He is reliable, for I’ve known him for years.” 彼は信用できる。彼を長く知っているから。 |
and | ~と、そして | “Please come and stay with us.” ぜひ来て泊まっていって。 |
nor | あるいは ※否定文のみ | “I have no brothers nor sisters.” 兄弟も姉妹もいない。 |
but | しかし、だが、けれど | “I prepared the document but left it at home.” 資料を準備したけど、家に忘れた。 |
or | あるいは、~か | “Would you like some coffee or tea.” コーヒーかお茶はいりませんか。 |
yet | しかし、けれど | “I tried my best, yet I failed.” 一生懸命やったけれど、失敗した。 |
so | それで、だから | “I overslept, so I missed the class.” 寝坊したから、クラスに行けなかった。 |
従位接続詞(subordinate conjunction)の一覧
■ 時間を表す接続詞
接続詞 | 意味・用法 | 接続詞 | 意味・用法 |
when | ~のとき | after | ~の後に |
while | ~のあいだ | until | ~まで、~してついに |
as | ~のとき、~ながら | as soon as | ~するとすぐ |
since | ~して以来、~してから | once | ~してしまえば |
before | ~の前に | every time | ~するたび |
■ 原因・理由を表す接続詞
接続詞 | 意味・用法 | 接続詞 | 意味・用法 |
because | なぜなら、~なので | that | ~だから、~なので |
since | ~だから、~なので | now that | 今や~だから |
as | ~から、~なので | in that | ~という点において |
■ 目的、結果を表す接続詞
接続詞 | 意味・用法 | 接続詞 | 意味・用法 |
so that | ~するように、~のために | in case | ~してはいけないから、 |
in order that | ~のために、~を目的に | so~that… | ~だから…となる |
such~that… | ~とてもなので…となる |
■ 譲歩を表す接続詞
接続詞 | 意味・用法 | 接続詞 | 意味・用法 |
although | ~だけれど、~にもかかわらず | even if | たとえ~としても |
even though | ~なのに、~にもかかわらず | no matter~ | ~としても |
■ 条件、限定を表す接続詞
接続詞 | 意味・用法 | 接続詞 | 意味・用法 |
if | もし~なら | as long as | ~する限り、~しさえすれば |
unless | ~でなければ、~でない限り | as far as | ~する限り |
相関接続詞(correlative conjunction)の一覧
接続詞 | 意味・用法 | 接続詞 | 意味・用法 |
both A and B | AもBも両方 | rather A than B | BよりむしろA |
either A or B | AかBどちらか | no sooner~than… | ~するとすぐに… |
neither A nor B | AでもBでもない | hardly~when… | ~するかしないうちに… |
Not only A but also B | AだけでなくBも | scarcely~when… | ~するかしないうちに… |
Whether A or B | AかBかどちらか | the more~the more… | ~すればするほど…する |
まとめ
こちらでは、英語の接続詞についていろいろとご紹介しました。接続詞をうまく使うことができればよりわかりやすく、かつ簡潔に伝えることができます。and、so、butといった接続詞もシンプルでわかりやすいですが、ほかの語句も使ってみると会話に広がりが出るのではないでしょうか。
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。