英語の構文とは?おすすめの覚え方と勉強方法をご紹介!
英語の学習には、単語や文法と同じくらい構文を覚えるのが大切とされています。しかしそもそもこの構文とは何なのか皆さんはご存知でしょうか。
構文には、「文章の構造」という意味がありますが、どこか広い言葉ではっきりとつかみにくいですよね。こちらでは、そんな構文とはそもそも何かを紹介し、構文の覚え方や勉強方法について詳しくご紹介していきたいと思います。
これから構文を勉強したいという方を始め、構文って何という方にもぜひチェックしていただけたらと思います。
本記事でわかること
- そもそも構文とは
- 構文の学習は必要か
- 英語構文のおすすめ学習方法と覚え方
目次
そもそも構文とは?英語学習に必要?
構文とは、文章の構造、文の組み立てを表す言葉です。といっても、文章の構造とは何という話になりますが、一般にいうと、構文とは文の「仕組み」とされ、英語ではstructureがこれにあたります。
似たような言葉に文法(grammar)がありますが、構文が文の仕組みであるのに対し、文法は文章の「ルール」と考えられています。
それでは、仕組みとルールの違いは何かというと、これにはいろいろな定義があるかもしれませんが、ひとつに、仕組みがちゃんとできていないと、ルールは守られてもきちんと働かないという点にあります。
たとえば、「きのう友人から借りた本を読んだ」という文があるとします。ただこれでは、本をきのう借りたのか、本をきのう読んだのかわかりにくいですよね。文法(ルール)はまちがってはいませんが、構文(仕組み)としては、誤解を生んでしまう可能性があります。
そのため、「きのう」という時制は、動詞の近くに置くというような仕組みがあれば、より伝わりやすい文章になるといえます。
要するに、構文とは文章をうまく伝えるためのつくりや仕組みをあらわし、構文を学ぶということは、より相手に伝わる英語を学ぶことに繋がります。知っていると、文章を読むのはもちろん、実際に文章をつくるときや同じく文をつくる会話のときに役立ちということですね。
- 構文とは、文の組み立て、仕組み
- 構文を学ぶことで、より伝わる英語を学べる
具体的に英語構文とは
上で構文とは、文のつくりや仕組みを表すとご紹介しましたが、具体的にはどのようなものが英語の構文にあたるのでしょうか。
学校などで見たことがあるかもしれませんが、it is ~ for(人)to doなどが、いわゆる構文にあたります。「it’s + 形容詞とあったら、to doが来る」というような、英語のつくりを表すものが構文です。
中学や高校のクラスなどで、thatの後ろはSV、so…thatは「~するほど…」と、いろんな構文を暗記した記憶があるのではないでしょうか。
構文はどう覚えたらいい?おすすめ勉強法を紹介
それでは、ここからはおすすめの構文の覚え方や勉強法をご紹介していきたいと思います。人によって、覚えやすさや勉強のしやすさはあるかもしれませんが、いくつか効果があるのではと考えられる勉強法を紹介していきたいと思います。
学習目的をはっきりさせよう
構文を勉強するにあたって、まずすべきは構文を覚える目的をはっきりさせるということ。というのも、構文を学習する目的が大学受験なのかTOEIC対策なのか、それとも実践会話なのかによって、勉強の仕方が変わってくるからです。
たとえば、大学受験などでは、構文が穴埋め式で出る問題があります。この穴埋めは日本訳を見て、適切な語句を埋めるわけですが、つまり構文に対する訳文もしっかり把握しておかなくてはいけないということです。
一方、英会話を目的とするのであれば、必ずしも訳文を覚える必要はありません。たとえば、「~を私に思い出させる」は「it reminds me of ~」というように覚えるのではなく、rememberと同じような意味でつかうものに、it reminds me of があると覚えることもできるからです。
実際のところ、ネイティブの人は構文がどうというより、この文のつくりのほうが自然でしっくりくるという感覚で話しているという方が多いと思います。
つまり、日本語訳を覚えず、語順と使い方だけ覚えるというのも場合によっては効果的だということ。このように、構文を勉強するには、まずどのような目的で構文を勉強するかを考えることが必要だといえます。
ちなみに英文法を基礎からマスターしたいという方におすすめの記事は、以下です。
構文の覚え方・勉強法① 例文をつくる
それでは、英語構文でおすすめの覚え方や勉強法をご紹介していきたいと思います。まず一つ目は、簡単な例文をつくって覚えるというもの。
構文を勉強したことがある方ならわかると思いますが、構文はたとえば、the last A + 関係代名詞節「決して…しないA」といった書かれ方をしており、これを丸々覚えるというのは大変ではありませんか。
しかも、丸暗記をしていると実際の問題が、「決して…しない」ではなく「まったく…しない」という言葉が使われていると、ピンとこないという可能性もあります。
そこで、おすすめなのが、ぱっと見ただけではわからないSVといった記号と日本訳で覚えるより、例文を作って覚えるというもの。
上の例でいえば、「the last A + 関係代名詞節」は「決して…しないA」と覚えるのではなく、”He is the last person who I want to see right now.”「彼は、いま最も会いたくない人です」というように、例文をつくって覚えた方が覚えやすかったりします。
また、そこにちょっとしたストーリーをつくるというのもおすすめです。the last Aの構文でいえば、最低な人がいて、そいつに会うのはthe lastだ、というような覚え方をしてもいいのかなと思います。
- 構文は、簡単な例文をつくって覚える
- 実際に自分で例文をつくって、ストーリーがあったりすると覚えやすい
構文の覚え方・勉強法② 繰り返して定着させる
2つ目の覚え方・勉強法は、英文を繰り返し読んだり書いたりして、それが自然なつくりであるように定着させるというもの。
たとえば、It’s + 形容詞 to doという構文もそのまま覚えるのではなく、it’s hard for me to というように言葉を入れて、くり返し暗唱したり書いたりすることおすすめします。すると、be動詞 + 形容詞 to doというつくりが自然と身について、he is kind enough toといった、be動詞 + 形容詞 to doの形を取るそのほかの構文も覚えやすくなるはずです。
また英語の構文には、この言葉には必ずこの言葉が来るという、すなわちセットで使う言葉もたくさんあります。
たとえば、grantという言葉はほとんどといっていいほど、take … for granted「~を当然のことだと思う」という形を取りますし、not only…と来たらbut alsoとなるというようにセットになるものがあります。
このような構文は、反復してこれが当たり前という状態にさせることがおすすめです。要するに、構文は暗記するというよりは、この単語の並びのほうがしっくりくると感じられるほうが、そのほかの構文にも応用でき、また記憶もしやすいということ。そしてそれには、反復によって定着させるといった方法が効果的と考えられます。
- 構文は、くり返し読んだり書いたりして、語順を定着させる
- 暗記するというよりそのほうが自然と感じられほうが、他の構文の理解に繋ながる
構文の覚え方・勉強法③ 英語力の底上げをする
3つ目の構文の覚え方・勉強法は、英語力の底上げをするというもの。これには、構文だけでなく、単語や文法の学習、リスニングスキルやスピーキングなどを通じて、英語力の底上げを図ることで、構文が身につきやすい状態をつくろうというものです。
構文の学習はもちろん構文を勉強するのが最も効果的といえますが、それがただの暗記であれば、やはり使わないと簡単に忘れてしまいます。
テストや受験に向けて記憶したことは、結構テストが終わったりすると忘れてしまうという経験を、皆さんも一度はしたことがあるのではないでしょうか。
話しがすこしそれましたが、構文は英語の仕組みにあたるもので、仕組みを理解するには、それにまつわる基礎的な知識も必要不可欠といえます。
そのため、より効果的で効率よく構文を学ぼうとすれば、単語や文法の学習、リスニング、スピーキングを通じて、そのほかの知識も積極的にインプットしていくことが大切です。
- 英語力の底上げをすることで、構文が理解しやすい状態をつくる
- 構文は仕組みであり、仕組みを理解するには基礎的な知識が不可欠
まとめ
こちらでは、構文とは何かとその大切さ、そして構文のおすすめの覚え方と勉強法を紹介しました。構文は、文の仕組みとなるもので、構文がわかっていると、文章がさらに読みやすくなり、書いたり会話をしたりするような、文をつくる上でとても役に立ちます。構文を勉強するのは大変ですが、勉強が進むと英語の理解が広がりますよ。
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。