「旅行」「旅」は英語で何と言う?「travel」「trip」「journey」の違いを解説
旅行を英語で言うと、travel(トラベル)。日本でもよく使う言葉ですし、旅行といえば「とりあえず、travelを使っておけば大丈夫」と思ってしまいます。
ところが、実はというと旅行を意味する英語はいくつもあって、場合によっては、travelよりも適切ということもあるんです。
こちらは、そんな「旅行」にあたる英語と使い分けをご紹介している記事です。一般的な旅行をはじめ、仕事での出張など、旅行にまつわる英語をいろいろご紹介しています。
本記事でわかること
- 旅行を表す英語と使い分け
- 旅行にまつわる英語表現
目次
旅行にあたる英語表現
それでは早速ですが、旅行を表す英語をご紹介していきたいと思います。英語には、日本語の「旅行」にあたる単語にtravel、trip、journeyの3つがあります。
これらの違いは、結論から言うと品詞の違い(動詞か名詞)と旅行の長さにあります。ただそのほかにも、それぞれ使い方やニュアンスが多少ことなりますので、こちらで詳しく見ていきましょう。
travel「旅行する」
travelは、「旅行する」を意味する動詞です。「遠く離れた場所へ行く」という意味があり、一般的な旅行を指して使います。
- I love to travel. I just don’t have time.
(旅行するのは大好きです。ただ時間がありません。) - I’ve never traveled abroad. I am afraid of flying.
(海外へ旅行したことがありません。飛行機に乗るのが怖いんです。)
また、travel to とすれば「~へ旅行する」というように、行き先を言うこともできます。
- We are planning to travel to Hokkaido next summer.
(来年の夏、北海道へ旅行する予定です。) - I am really looking forward to traveling to London.
(ロンドンへの旅行はすごく楽しみです。)
by(もしくはon)を使えば、どのように旅行するかといった交通手段を表すこともできます。
- We are planning to travel to Hokkaido by train next summer.
(来年の夏、電車で北海道へ旅行する予定です。) - I would prefer to travel by bus. I think it’s the best way to discover a country.
(バスで旅行する方がいい。その国を知るには一番いい方法だと思う。)
また、travelは旅行のほかに「移動する」という意味でも使われます。人だけでなく、光、音、情報などが移動することを表します。
- Bad news travels faster than good news.
(悪いニュースのほうが、いいニュースよりもはやく伝わる。)
関連記事:「夏休み」や「夏季休暇」を英語で言えますか?外国人が使う表現を例文付きで紹介
trip「旅行」
tripは、travelと同じく旅行を表す言葉です。ただtravelと違ってtripは名詞となります。またtripはどちらかというと「短めの旅行」をいい、行く場所や目的がはっきりとした旅行に対して使います。
- How was your trip to Europe?
(ヨーロッパへの旅行はどうでした?) - My coworker and I are planning a trip to Thailand.
(同僚とタイへの旅行を計画しています。)
tripは、旅行を表す名詞ですが、go onやtakeを使うことで「~へ旅行する」といった言い方もできます。
- When I was 18, I went on a trip to India. That was a great experience for me.
(18歳のとき、インドに旅行へ行きました。とてもいい経験になりました。) - Why don’t we take a trip to the beach this evening?
(午後に海にでも出かけてみない?)
また、tripは名詞ですのでことばを前に置いて、camping trip(キャンプ旅行)、summer trip(夏旅行)といった便利な使い方もできます。ちなみに出張は、business tripといいますよ。
- I heard you were going to the United States for a week. Have a safe trip.
(一週間アメリカに行くそうですね。お気をつけて。) - I will leave for a business trip to Tokyo and won’t be back until next Monday.
(出張で東京に行って、来週の月曜日まで戻りません。)
journey「旅」
journeyは、「遠くまで旅すること」を表す名詞です。旅行というよりは日本語でいう「旅」に近いニュアンスとなります。長い時間や道のりを指す言葉です。
- My dream is to set on a journey across Europe.
(わたしの夢はヨーロッパ横断の旅に出ることです。) - We met a couple. They said they were on a journey to Kyushu.
(九州への旅をしているという、カップルに会いました。)
使い方としては、tripと同じです。「~へ旅に出る」とするときは、go onやset onを使います。また、journeyは「長い道のり」という意味で、成長や発展をたとえて使うこともあります。
- It was a long journey for the company to make it in business.
(その会社が事業で成功するのには、たいへんな道のりがあった。)
ちなみに、break journeyというフレーズは、途中下車という意味になりますよ。
また英語コーチングTORAIZのYouTube動画では、「旅行」を表す英単語travel、trip、journeyの3つの違いを解説しています。ぜひご覧ください。
関連動画:「旅行」「旅」は英語で?「travel」「trip」「journey」の違いを解説! @YouTubeより
「旅行」として使える英語の言い回し
旅行にあたる英語として、travel、trip、journeyをご紹介しました。ただほかにも、言葉の意味は違いますが、わたしたちの使うような「旅行」と同じような表現もあります。
visit
visitは「訪れる、訪問する」という意味がありますが、旅行という意味で使われることもあります。たとえば「どこどこへ行った」というような、特定の場所を指して言うときはvisitが使われることも多いです。
- I visited New Orleans when I went on a business trip to America.
(出張でアメリカに行ったとき、ニューオーリンズに行きました。) - It was first time for me to visit Kyoto, and I loved it.
(初めて京都に旅行しましたが、とてもよかったです。)
stay
stayにも、旅行という意味はありませんが、言い回しとして使うことができます。たとえば、日本語ではよく1泊2日や2泊3日の旅行に行くと言ったりしますが、そのような宿泊を伝えたいときなどは、stayが便利です。
- We are going to Oita and stay there for two nights.”
(大分に行って2泊する予定です。(2泊3日で大分に行く予定です) - I’m staying Seoul for 2 days, then go to Busan for a business meeting.
(ソウルに2日泊まって、それから会議のためにプサンに行きます。
海外旅行で使える便利な英語フレーズについては以下の記事にまとめております。
海外出張前に覚えておきたい旅先で使える必須フレーズについては、以下の記事をご覧ください。
旅にまつわるその他の英語表現
これまで、日本語の旅行にあたる英語と使い方を紹介してきました。最後に、旅行にまつわる表現や単語をいくつかご紹介したいと思います。
tour
tourは、観光や視察を目的とした旅行をいいます。tripとの違いは、tripがひとつの短い旅行をいうのに対し、tourはいくつかの場所を訪れて回る長い旅行をいいます。「周遊旅行」とも訳される言葉です。
日本語でもよくツアーといったりしますので、違いはわかりやすいですよね。
- The museum has a lot to see. They also have a guided tour in English.
(そのミュージアムは面白いですよ。英語でのガイド付きツアーもあります。) - Is there any tour available to Vietnam?
(ベトナムへのツアーはありますか?)
excursion
excursionは、観光といった娯楽を目的とした小旅行をいいます。とくに団体、グループで行う小旅行をいって、遠足や団体旅行などを指して使われます。
時間でいうとtourよりも短く、団体で行うという点に違いがあります。
- My husband and I signed up for a shore excursion to Tokushima.
(夫と徳島への寄港地観光ツアーに参加した。) - We went on an excursion to the Grand Canyon.
(グランドキャニオンへの(団体)旅行に行った。)
expedition
expeditionは、「遠征、探検」をあらわす言葉です。主に調査といった目的で、団体が遠く離れたところを目指すという意味で使われます。
危険をともなうという意味もあり、わたしたちはあまり使う機会のない言葉かもしれませんが、冒険をかねた旅行という意味で使われることもあるのかなと思います。
- The research team went on an expedition to the North Pole.
(調査チームは北極遠征に出た。)
voyage
voyageは、船もしくは宇宙への長旅を表します。航海、陸の旅、空の旅、宇宙旅行といった、どちらかといえば歴史や物語で出てきそうな言葉です。
フランス語では、von voyageというと「よい旅行を」という意味になるそうですね。
- He is well known for the voyage around the world in a small boat.
(彼は、小さな船で世界一周をしたことで有名だ。)
まとめ:旅行英会話が短期で身につく英語コーチングTORAIZ
こちらでは、旅行にあたる英語をまとめてご紹介しました。私たちが日ごろ使う旅行という言葉は、travelもしくはtripで言い表すことができます。
ただし、使い方にちょっとした違いがあるので、ぜひこちらでご紹介した内容を参考にしてみてください。
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。