「継続は力なり」は英語で何と言う?ことわざと類似表現もご紹介
みなさんも「継続は力なり」ということわざを聞いたことがあると思います。「地道に努力を続けることで目標を達成できる」という意味のことわざですが、どんなことでも継続するというのは難しいものですよね。
こちらは、そんな「継続は力なり」にあたる英語表現をご紹介している記事です。英語にも続けることを良しとする言葉はたくさんあるんですよ。
本記事でわかること
- 「継続は力なり」にあたる表現、ことわざ
- 「継続は力なり」と類似することわざ
目次
- 1 英語で「継続は力なり」は何と言う?
- 2 「継続は力なり」に類似する英語のことわざ
- 2.1 Patience wears out stones
- 2.2 We must learn to walk before we can run
- 2.3 Step after step the ladder is ascended
- 2.4 Many a little makes a mickle
- 2.5 Little strokes fell great oaks
- 2.6 It’s dogged as does it
- 2.7 Slow and steady wins the race
- 2.8 If at first you don’t succeed, try, try, try again
- 2.9 Every little(bit)helps
- 3 まとめ
英語で「継続は力なり」は何と言う?
それでは早速ですが「継続は力なり」にあたる英語をご紹介していきたいと思います。昔からあることわざから日常会話で使うようなフレーズまで、いろいろご紹介していきます。
Practice makes perfect
1つ目は、Practice makes perfectです。直訳すると「練習が完成を生む」となる表現になります。
練習や実践を続けることで上手くなれるという意味があり、努力している人への励ましなどで使われる言い習わし(saying)です。
- I am practicing the piano everyday, but still cannot play the song.
(毎日ピアノを練習しているのですが、今だにその曲が弾けません。)
Practice makes perfect! Just keep trying and you’ll be able to play the song.
(継続は力なり。続けていたらきっと弾けるようになるよ。)
- If you want to be good at something, remember, practice makes perfect.
(もし何かに長けたいなら、継続は力なりを忘れないように。)
- Try speaking English whenever you get a chance. Practice makes perfect.
(機会があればいつでも英語を話すようにしましょう。継続は力なりです。)
Persistence pays off
Persistence pays offとは、「継続は報われる」という意味になるフレーズです。
pay offは「負債を完済する」という意味のほかに「うまくいく、報われる」という意味もあり、persistence(粘り強さは)pays off(報われる)となります。「続けてよかった、続けるといいことがある」といった表現です。
- He has proven that persistence pays off by wining the game.
(彼はその試合に勝つことで、継続は報われると証明した。)
- Sometimes I wonder if our persistence will every pay off.
(続けても報われないのではと思うことが時々ある。)
また、おなじpay offを使って、effort pays off(努力が実を結ぶ)、hard work pays off(頑張りが報われる)といった言い方もできます。
- All her efforts paid off, and she finally passed the exam.
(彼女のすべて努力が実を結び、ついに試験に合格した。)
- If you don’t give up and keep doing it, I am sure your hard work will pay off.
(あきらめずやり続けたら、頑張りは報われるはずだ。)
Constant dripping wears away a stone
Constant dripping(dropping)wears away a stoneは、直訳すると「絶えず落ちる水滴は、石をもすりへらす」ということわざです。
日本語の「雨垂れ石を穿つ」ということわざがこれにあたり、根気よく続ければ、いつか大きなことが達成されるという意味になります。
- His English got way better than three years ago. I guess it’s true that constant dripping wears away a stone.
(彼の英語は3年前よりずっとよくなりました。雨垂れ石を穿つとは本当のようですね。)
- I heard that they decided to invest in our project. How did you get them on board?
(プロジェクトに投資してもらえると聞いたけれど、どうやって説得したの?)
I just kept asking them for it. Constant dripping wears away a stone, you know.
(頼み続けただけだよ。継続は力なりってね。)
Rome was not built in a day
Rome was not built in a dayは、「ローマは一日にして成らず」という意味のことわざです。
ローマ帝国も永い努力で築かれたということから、いかなることも長い努力なしに成し遂げられないという例えになります。
- It’s important to be patient. You know they say Rome was not built in a day.
(辛抱するのは大切です。ローマは一日にして成らずと言うでしょう)
ただこのことわざは、努力の大切さを説くというよりは、言いわけとして使われることのほうが多いです。仕事などが遅れたときの言い訳や「急いでも仕方がないよ」といった意味で使われます。
- I told you this work would take time, but you haven’t even started it yet.
(この仕事は時間がかかると言ったのに、まだ始めてもいないじゃないか)
Relax, Rome wasn’t built in a day.
(まあ落ち着いて。ローマは一日にして成らずというじゃない) - You are taking a break already? You’ve only made one so far!
(もう休憩を取るんですか?まだ一つしか作っていないじゃないですか)
Don’t worry about it. Rome wasn’t built in a day, you know.
(心配いりませんよ。ローマは一日にして成らずって言うでしょう)
「継続は力なり」に類似する英語のことわざ
これまで「継続は力なり」を意味することわざやフレーズをご紹介しました。続いては、「継続は力なり」と近い意味をもつことわざをご紹介したいと思います。なかには日本語でも馴染み深いものもあるかと思います。
Patience wears out stones
Patience wears out stonesは「石の上にも三年」にあたることわざです。
「我慢は石をもすり減らす」という直訳で、辛抱は力になるという意を表しています。
We must learn to walk before we can run
We must learn to walk before we can runは、直訳すると「走る前に歩くことを学ぶべきである」ということわざです。
まずは歩くこと(堅実なこと)から始めましょうといった意味があり、コツコツとした努力を説いています。日本語の「千里の道も一歩より」に近い言葉です。
Step after step the ladder is ascended
Step after step the ladder is ascendedは、直訳すると「はしごを一歩ずつ踏むことで上昇する」という、どんな大きなことも手近いことから始まるという意を表します。
こちらも、日本の「千里の道も一歩より」にあたることわざです。
Many a little makes a mickle
Many a little makes a mickleは、直訳すると「たくさんの小さなものが大きなものをつくる」という意味のことわざです。日本語の「塵も積もれば山となる」に近い表現になります。
わずかなものが、積もり重なると大きなものになるという例えで、小さな努力の大切さを説くときに使われます。
Little strokes fell great oaks
Little strokes fell great oaksは、「小さな打撃もカシの大木を倒す」という直訳のことわざです。
斧を大木にあて続けるといつかは倒せるという意味で、小さなことでも続けていると大きな結果をもたらすという意味になります。
It’s dogged as does it
It’s dogged as/that does itは、直訳すると「事をなすのは根気強さだ」という意味になることわざです。
doggedとは「ねばり強さ、根気づよさ」をあらわす言葉で、「うまくいくかは頑張りひとつで決まる」といった表現になります。
Slow and steady wins the race
Slow and steady wins the raceは、「ゆっくりと着実なのが競争に勝つ」という意味のことわざです。
ゆっくりでもいいので、地道にやると成功につながるという意味になり、日本語の「急がば回れ」というような使い方がされます。同じ意味の表現に、easy does it(あわてずゆっくり)があります。
If at first you don’t succeed, try, try, try again
If at first you don’t succeed, try, try, try againは、直訳すると「一度で成功しなければ、何度でもこころみよ」となることわざです。最初の失敗に対してめげずに次もやろうといった意味で使われます。
日本でいう「七転び八起き、七転八倒」がこれにあたります。
Every little(bit)helps
Every little(bit)helpsは、「どんな小さなことでも手助けになる」という意味のことわざです。少しずつでもやがて大きな役に立つ、どんな小さなことにも価値があるといった意味になります。
「塵も積もれば山となる」の意味に近く、また小さなことからコツコツという意味でも使われます。
まとめ
こちらでは、「継続は力なり」にあたることわざや英語表現をご紹介してきました。これほど多くのことわざがあるということは、やはり継続は力になるということですよね。
英語の学習でもおなじことが言えると思いますので、学習にいきづまったときは、これらのことわざを思い出してみてはいかがでしょうか。
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。