インターナショナルスクールの学費はいくら?高いのはなぜ?理由を解説
子供をインターナショナルスクールに通わせる際に気になることの1つが学費です。
「インターナショナルスクールは学費が高い」という話はなんとなく知っていても、具体的にどのくらいの費用がかかるのか分からないという方も多いはずです。
そこで本記事では、インターナショナルスクールの学費について、どのくらいの費用がかかるのか、内訳はどうなっているのかなどを詳しく解説します。
記事を最後までチェックすれば、インターナショナルスクールの学費に関する情報が一通り分かりますよ。
子供をインターナショナルスクールに通わせようと思っている方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
目次
インターナショナルスクールの学費は高い!
インターナショナルスクールの学費は、公立の小学校と比べた際はもちろん、私立の小学校と比べても高いです。
公立の小学校の場合は、授業料は無償で、給食費等を合わせても年間で10万円程度しかかかりません。次に私立の小学校の場合は、年間で150万円程度の学費がかかります。
一方インターナショナルスクールの場合は、学費は1年間で150〜200万円程度かかります。
インターナショナルスクールの学費が高くなる要因は主に以下の5つです。
- 少人数制だから
- 教員のコストがかかるから
- 探究的なカリキュラムを採用しているから
- 多国籍な生徒の獲得に力を入れなければならないから
- 税制面での優遇や補助金が受けられないから
それぞれ詳しく見ていきましょう。
少人数制だから
インターナショナルスクールでは、1クラスの人数は18〜25名程度です。一方公立小学校の1クラスの人数は40人です。
公立小学校では、2025年度に1クラスの人数を35人に減らすことが決まっていますが、それでもインターナショナルスクールの方が少人数制です。
少人数制には、先生の管理が生徒1人1人に行き届くというメリットがあります。ただしその分先生の人数が必要になるため、学費は高くなってしまいます。
単純に1クラス40人と1クラス20人では、先生の人数が倍必要になります。
インターナショナルスクールは18〜25名程度の少人数制とお伝えしましたが、課外活動などを行う際には、さらに少人数にクラスが分割されることもあります。
関連記事:インターナショナルスクールの「英語面接」準備と対策を紹介
教員のコストがかかるから
レベルの高い教育を提供するためには、レベルの高い教員の確保が欠かせません。インターナショナルスクールで働く先生は、全員英語がネイティブレベルです。
まず公立小学校で日本人の先生を採用するよりも、インターナショナルスクールで英語をネイティブレベルで話せる先生を採用する方がコストがかかります。
またインターナショナルスクールには、外国人の先生も多数在籍しています。教育経験が豊富かつ日本のスクールで働きたいと思っている外国人の先生を採用するのにもコストがかかります。
海外在住の先生に日本のインターナショナルスクールで働いてもらう場合は、居住費や渡航費といった費用も必要です。
探究的なカリキュラムを採用しているから
インターナショナルスクールでは、日本の小学校とは異なるカリキュラムに沿って授業を行います。インターナショナルスクールは「各種学校」といって、専門学校と同じ扱いになります。よってスクールによってカリキュラムを自由に設定でき、それが学費が高い原因にもなっています。
独自のカリキュラムの作成にコストがかかるのはもちろんのこと、課外活動などで追加で費用が必要になるケースも多いです。
国際交流をして多様性を身につけられたり、日本にはない海外ならではのイベントを体験してみたりと子供にとって良い経験になることは間違いないのですが、その分費用がかかります。
多国籍な生徒の獲得に力を入れなければならないから
インターナショナルスクールに在籍する外国人は先生だけではありません。インターナショナルスクールには、外国人の生徒も在籍しています。
インターナショナルスクールは外国人の生徒を受け入れることを前提に運営されているのですが、外国人の生徒が毎年どのくらい入学してくるのかは、予測が難しいです。またインターナショナルスクールに入学する生徒は、途中で親の都合により海外に転校になってしまう方も多いです。
インターナショナルスクールは、こういった人数が予測しづらい多国籍な生徒の獲得に力を入れなければなりません。そしてそれが、インターナショナルスクールの学費の高さに繋がっています。
実際に2008年のリーマンショックはインターナショナルスクールに大きな打撃を与えました。なぜなら当時国を跨いで転勤する方の多くは金融関係の仕事をしている方だったからです。
また最近では新型コロナウイルスの影響で海外との出入りが制限されていることも、インターナショナルスクールに打撃を与えているでしょう。
税制面での優遇や補助金が受けられないから
インターナショナルスクールの学費が高い最大の原因は、税制面での優遇や補助金が受けられないからです。
インターナショナルスクールが税制面での優遇や補助金が受けられないのは、インターナショナスクールが私立校であることが原因です。国立や公立の学校は、国から補助金がでます。よって学費は少なく済みます。公立の小学校に関しては、そもそも義務教育ですので学費は一切かかりませんよね。一方私立の場合は学費がかかります。またインターナショナルスクールの多くは補助金が出ないため、学費が高くなります。
よってインターナショナルスクールスクールに通うのであれば、保護者が全ての費用を負担しなければならず、大きな負担になります。
インターナショナルスクールのメリット・デメリットを詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:インターナショナルスクールのメリット・デメリット、後悔する理由まとめ
インターナショナルスクールの学費内訳
インターナショナルスクールにかかる費用を全てまとめると、以下のようになります。
- 受験料
- 入学金
- 年間授業料
- 施設利用料
- 教材費
- その他
インターナショナルスクールによって異なりますが、かかる費用はおおよそ以下の通りです。
- 受験料:2~5万円程度
- 入学金:約20~50万円
- 年間授業料:約100~250万円
- 施設利用料:約20~50万円
- 教材費:約20~50万円
- その他:10~20万円
また別途、運動会や遠足などのイベント時の昼食代やスクールバス代、教材の費用なども必要になります。
まとめ
インターナショナルスクールの学費について解説しました。インターナショナルスクールの学費は、公立小学校や私立の小学校と比べても高く、年200万円程度かかります。
インターナショナルスクールに通えば、日本にいながら英語に囲まれた環境で過ごすことができたり、多様性に触れられたりといったメリットがあります。
しかし学費は高いので、本当に子供をインターナショナルスクールに通わせるべきなのか等を考えるようにしましょう。
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フォニックスは保護者が子供に教えることも可能です。よって保護者がフォニックスを学んでみるのも1つの手です。フォニックスについては、以下の記事で詳しく解説しています。
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