リピーティングとは？やり方やおすすめ教材、シャドーイングとの違いを徹底解説

英語の勉強方法には、ディクテーションやシャドーイングなどいくつもの種類があります。

本記事では、数ある英語勉強方法の中でも「リピーティングってどんな勉強方法なの？」という方に向けて、リピーティングの概要やリピーティングによって得られる効果を解説します。

また記事後半では、リピーティングとよく混同されるシャドーイングとの違いや、リピーティングにおすすめの教材も紹介しています。

記事を最後までチェックすれば、リピーティングに関することが一通り分かりますよ。

リピーティングとは？

リピーティングとは、英語の音声を聞いて、音声を聞き終わった後に同じように発音をする勉強方法です。

音声を「リピートする」ことからリピーティングと呼ばれています。

リピーティングを行う際は、リスニング用の教材音声を流し、英文を聴き終えたところで音声を一時停止して、英語を発音します。

学校で先生の”Repeat after me.”の後に英単語や英文を発音していましたが、それを自分一人で行うようなイメージです。

リピーティングによって得られる3つの効果

リピーティングによって得られる効果は以下の3つです。

• リスニング力が上がる
• 短期記憶力が鍛えられる
• スピーキング力が上がる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

リスニング力が上がる

リピーティングを行うことで、リスニング力の向上が期待できます。リピーティングで正しく英文を発音するためには、最初の英文を聞く部分で集中力を高めなければなりません。

なぜならそもそも英文を聞き取れなければ、英語をリピートすることはできないからです。

「集中力を最大化した状態で英文を聞く」これを何度も何度も繰り返せば、リスニング力は上がっていきます。

リピーティングを繰り返せば、音と音のつながり(リエゾン)や細かな発音まで聞き取れるようになりますよ。

短期記憶力が鍛えられる

リピーティングを行うことで、短期記憶力が鍛えられます。

人の記憶には、短期記憶と長期記憶があります。短期記憶とは、瞬間的に記憶しておける能力のことで、長期記憶とは長期的にいつでもその記憶を引き出せる状態のことを指します。

例えば「”My mom may be angry.”という表現を暗記してください」と言われれば、今から数秒から数時間はこの表現を覚えていられるはずです。しかし数年後に「あのとき覚えた表現を思い出せますか？」と聞かれても思い出せないはずです。それが短期記憶です。

リピーティングでは、英語の音声を聞いて、それを一度頭の中にストックします。そしてその直後に覚えた英文を頭から引き出して英語を発音します。

つまり短期記憶を何度も繰り返すことになるため、短期記憶力が鍛えられます。

短期記憶力が鍛えられれば、英会話はもちろん、TOEICや英検などの資格試験の役にも立ちます。リスニングテストで音声の内容を頭にストックしたまま選択肢に目を通せたり、リーディングテストで大事な箇所の内容を頭にストックしたまま文章を読み進められたりします。

スピーキング力が上がる

リピーティングを行えば、英語のスピーキング力が上がります。なぜなら自ずと英語を発話する機会が増えるからです。

日本人は特に、英語のインプットに拘ってしまって、英語のアウトプットが不足してしまう傾向にあります。普段の英語学習を思い返してみても、単語を眺めたり問題を解いたりするのが中心で、英語を発話する機会はあまりないという方も多いのではないでしょうか。

スピーキングは英語を話さないことには上達しません。英語を話す勉強方法はリピーティングだけではありませんが、リピーティングがスピーキング力の向上に繋がるのは確かです。

リピーティングとシャドーイングはどう違う？どっちをやるべき？

リピーティングとよく間違えられる勉強方法として、シャドーイングがあります。リピーティングと思ってシャドーイングを実践してしまっている方もいれば、その逆の方もいます。

しかしリピーティングとシャドーイングは全く異なる勉強方法です。どちらを実践するかによって得られる効果も違ってくるので、リピーティングとシャドーイングの違いは明確に把握しておきましょう。

まずリピーティングは、英文が流れ終わった後に英語を発音する勉強方法です。一方シャドーイングは、流れる英文の一歩後(0.5秒ほど後)を追いかけるように英語を発音する勉強方法です。

つまりリピーティングとシャドーイングは、英語を聞いて英語を発音するという流れは同じでも、英語を発音するタイミングが異なります。

シャドーイングでは短期記憶力は鍛えられないのに対して、リピーティングでは短期記憶力が鍛えられます。またリピーティングよりもシャドーイングの方が、直後の英語を発音するため英語の発音のイントネーションやリズムが身につきます。

シャドーイングの概要については、以下の記事をご覧ください。

【初心者向け】シャドーイングの効果的なやり方4ステップ！意味ないやり方やおすすめアプリ・YouTubeも紹介

リピーティングにおすすめの教材4選

リピーティングの学習におすすめの教材は以下の3つです。

• 新ゼロからスタートシャドーイング 入門編
• ハリウッドスターの英語
• TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング
• シャドーイングアプリ「TORAbit（トラビット）」

リピーティング用の教材はほとんど出版されていないため、シャドーイング用の教材をリピーティングに流用しましょう。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

新ゼロからスタートシャドーイング 入門編

価格：1,540円

「新ゼロからスタートシャドーイング 入門編」は、初心者向けのシャドーイング教材です。シャドーイング教材ですが、リピーティング用の教材としても活用できます。

比較的簡単な英文ばかりが収録されているので、中学・高校レベルの英語力の方にもおすすめです。

ハリウッドスターの英語

価格：1,980円

「ハリウッドスターの英語」には、アルクの月刊誌『ENGLISH JOURNAL』に掲載されたハリウッドスターのインタビューから数本を選んで収録されています。

ハリウッドスターの英語を学べるので、海外の映画が好きな方にはおすすめです。ハリウッドスターに成り切ってリピーティングを行えば、楽しく英語を学べますよ。

現在全部で5冊出版されているので、好きなハリウッドスターが収録されているものを選んで購入してみると良いかと思います。

TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング

価格：1,980円

「TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング」は、シャドーイングを通してリスニング力を向上させるための参考書です。よって特にリスニング力を向上させたい方にはおすすめです。

1日30分ずつ学習できるようになっているので、忙しい社会人や学生の方でも問題ありません。また本書はTOEICのスコアアップにつながるような英文が収録されているので、TOEIC受験者にもおすすめです。

以下の記事ではシャドーイング教材を紹介しています。リピーティングにも使えるのでぜひチェックしてみてください。

【無料あり】シャドーイング教材おすすめ(参考書やYouTube)10選【英会話・大学受験・TOEICに対応】

シャドーイングアプリ「TORAbit（トラビット）」

料金：10日間無料　以降：1,980円（税抜き）/月

「TORAbit（トラビット）」は、1万人以上が受講した英語コーチングスクール「TORAIZ」によるAIシャドーイング・パターンプラクティスアプリです。

シャドーイングやパターンプラクティスは、主にスピーキング力とリスニング力の向上に役立つ勉強法です。

TORAbitでは、ビジネスから日常会話まで様々なオリジナル教材を使ってシャドーイングを効果的に練習することができます。そして自身が発話したシャドーイングの音声は、AIを通して自動で採点されます。

シャドーイングやパターンプラクティスを行う際、「とりあえずやってるけど本当にこれで正しいの？」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

しかしTORAbitを使えば、そういった心配は不要です。まずは10日間の無料体験をお試しください。

▶「TORAbit」はこちらから

プレスリリース：AI英語学習WEBアプリ「TORAbit（トラビット）」、シャドーイング採点回数が半年で1万回を突破～AIエンジンによるリアルタイム自動採点が好評～

TORAbitの口コミも気になる方もいらっしゃると思いますが、シャドーイング採点1万回突破していることからも多くのお客様にご利用いただいております。一度ぜひお試しください。

まとめ

リピーティングについて解説しました。リピーティングのやり方やリピーティングで得られる効果について、お分かりいただけましたでしょうか？

リピーティングは、シャドーイングが難しい英語初心者の方や、短期記憶力を鍛えつつ英語の発音の練習をしたい方におすすめの勉強方法です。

リピーティングに関する知識を得たら、あとは実践あるのみです。早速リピーティング用の教材を用意して、英語学習にリピーティングを取り入れてみてください。

短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」

トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週３回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。

「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。

受講生のインタビューもご紹介します。

           

トライズでの１年は、
一生につながる１年だったと思います。

プロキャディ杉澤伸章さん

インタビュー

Versant 29 → 40

目標：海外選手に英語でインタビューする。達 成

英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。

それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。

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