オフィスで役立つビジネス英語フレーズ12選【映画のビジネスシーンから厳選】
高校時代イギリスに短期留学し、大学時代には留学生チューターとして海外留学生の支援に関わる。金融機関勤務を経て、現在はオンライン英会話スクールで講師を務めるほか、TOEICコーチとしても活動(直近スコア915点)。趣味は海外旅行。
英語を学んでいる社会人の方の中には、お仕事で英語を使う場面がある方も多いのではないでしょうか。ビジネス英語にはビジネス英語特有の言い回しがあるので、できればビジネスシーン中心の教材で勉強していきたいですよね。
そこで今日お勧めするのは、ビジネスシーンがたくさんでてくる洋画を使った英語学習です。働く女性を中心に大人気の「プラダを着た悪魔」「マイ・インターン」の2本を題材に、明日からオフィスでそのまま使えるような英語フレーズをたくさんご紹介してまいりますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
目次
「プラダを着た悪魔」よりビジネス英語フレーズ8選!
「プラダを着た悪魔」は、大学を卒業したばかりのまじめな新入社員アンディが、鬼編集長ミランダのもとで悪戦苦闘しながら、働く女性として成長していく様子を描いたサクセスストーリーです。オフィスでのシーンがとても多く、参考になる表現が詰まっているので、さっそく見てまいりましょう♪
面接で使える英語フレーズ
- I think I could do a good job as~.(~として貢献できると考えています。)
日本の面接でも、「〇〇(職種など)として御社に貢献できると考えています」と言ったりしますよね。なお、映画の中では、アンディとミランダの初対面である面接シーンでこのフレーズが登場しています。
“I think I could do a good job as your assistant.”
(あなたのアシスタントとして貢献できると考えています。)
- I was 〇〇 of △△.(私は△△(会社)の○○(職種)をしていました。)
転職活動であれば、前職の話をすることがありますよね。”of~”で所属を言い表すことができますので、ここに会社名を入れればばっちりです。
なお、映画の中では、アンディが大学時代に大学新聞の編集長をしていた経歴を話すときにこの表現が使われていました。
“I was editor in chief of the Daily Northwestern.”
(私はノースウエスタン大学の大学新聞の編集長でした。)
- Thank you for your time.(お時間いただきありがとうございました。)
面接に限らず、相手の仕事中に自分から話しかけた時など、さらっとお礼が言えたら素敵ですよね。これも、アンディの面接シーンの最後に登場していました。
電話で使える英語フレーズ
- She(He) is not available.(彼女(彼)は今電話に出られません。)
“available”は「利用できる」という意味で、人に対して使う場合「会える・話せる」というニュアンスになります。電話でシンプルに「今出られません」を表すのに使える表現です。映画の中でも、ミランダ宛の電話に対する返答でこのフレーズが登場していました。
“Miranda Priestly’s office. No, she’s not available.”
(ミランダ・プリーストリーのオフィスです。いえ、彼女は今電話に出られません。)
なお、なぜ電話に出られないのかを具体的に話すというやり方もあります。こちらも別の電話シーンで登場していました。
“Miranda Priestly’s office. Um, you know, she is in a meeting.”
(ミランダ・プリーストリーのオフィスです。あ、ええと・・・彼女は会議中でして。)
- I will tell her(him) you called.(電話があった旨本人に伝えます。)
日本のビジネスコールでも定番の言い回しですよね。映画の中では、しつこくかけてくる取引先相手にこのセリフが使われていました。最後の一言にも注目です。
“Yes, I will tell her you called…yet again.”
(ええ。電話があった旨彼女に伝えます。(受話器を置きながら)あーしつこい。)
- Can I please take a message?(伝言をお伝えしましょうか?)
“Can I please~?”でとても丁寧な言い回しですね。馴染みの相手であれば②のようなドライな対応でもいいかもしれませんが、取引先など敬意を払うべき相手の場合は、このくらい丁寧な方がいいかもしれません。
とはいえ、新人の頃のシーンでこのフレーズを使っていたアンディも、後半でベテランになってくると②の表現を使いだすんですよね。いずれにしても状況や相手を見極めて使っていくことが大切です。
その他仕事でつかえる英語フレーズ
- I am in charge of~.(私は~の担当者です。)
自分の仕事や立場を相手に説明するときに使うフレーズです。”in charge of~(~の担当)”というのはビジネスシーンでよくでてきますので覚えておきましょう!
映画の中では、アンディの先輩エミリーが、自分たちの仕事内容について説明するシーンでこのフレーズが登場していました。
“I am in charge of her schedule, her appointments and her expenses.”
(私は、彼女のスケジュール・アポ・経費を管理するのが担当よ。)
- Deal with it.((あなたが)対処して。)
こちらもビジネス英語頻出です。”deal with~”で「~に対処する、対応する」という意味になります。映画の中では、自分のデスクの電話が鳴りだしてオロオロするアンディに、エミリーがこのセリフを言います。
アンディ:(Trrrr…)Oh, Emily? What do I do…((電話が鳴る音)ねえ、エミリー?私どうすれば・・・)
エミリー:Deal with it.(あなたが対処して。)
「マイ・インターン」よりビジネス英語フレーズ4選!
「マイ・インターン」は、若くしてファッション通販サイトの女社長にまで上り詰めた主人公ジュールズが、70歳のシニアインターンであるベンとの交流の中で刺激を受けつつ、仕事に家庭に奮闘する様子を描いたストーリーです。
「プラダを着た悪魔」よりも新しい映画なので、インターネットやSNSが多く登場する、現代らしいビジネスシーンをたくさん見ることができます。その分、使われている英語表現も現代にぴったりなものとなっているため、ビジネス英語習得にはおすすめです。
ただし、「プラダを着た悪魔」よりやや英語のレベルが高いため、見てみて手も足も出ない!となった場合は、先に「プラダを着た悪魔」にチャレンジされることをおすすめします。
お客様との会話で使える英語フレーズ
- Let me review~with you.(ご一緒にご確認をお願いいたします。)
お客様の申し出の内容を確認のため復唱する場合、このように述べることがありますよね。「確認のため復唱させていただきます」といったニュアンスで使ってもいいでしょう。映画の中では、電話クレームに対応するジュールズの応答に、このフレーズが使われていました。
“Okay, let me just review this with you. You have six bridesmaids. You ordered six of the silk chiffon Antoinette dresses in pink.”
(わかりました。それでは確認のため復唱させていただきますね。ブライズメイド用に6着のピンクのドレスをご注文されたのですね。)
- Thank you so much for your patience.(お待ちいただきありがとうございます。)
日本だと、「お待たせして申し訳ございません」という謝罪の言葉になるのでしょうが、英語の場合はこの”Thank you for your patience.”が決まり文句のように用いられます。映画の中では、商品が届くまで待たせてしまっているお客様に対してジュールズがこの表現を使っていました。
“Oh, thank you so much for your patience, and I am gonna refund you back all your money.”
(お待ちいただきまして本当にありがとうございます。代金はすべてご返金させていただきますので。)
部下に対する指示で使える英語フレーズ
- You have to remember~.(~を忘れないように。)
部下に対して「忘れず~してね!」と言いたいときに使えるフレーズです。「あなたは~しなければなりませんよ。」というニュアンスで、上司らしい威厳がありながら丁寧な指示として使うことができます。映画の中では、会議のシーンでこのフレーズが登場していました。
“Okay, you guys have to remember; the homepage has to read in a glance.”
(オッケー、それじゃ忘れないでね。ホームページは一目で読めるようにすること。)
- Can you try?(やってみてくれない?)
部下が一度仕上げた仕事を、やり直すよう指示しなければならない場面もありますよね。少なからずネガティブな感情になるであろう部下に対して、それでも「やってね」というときのフレーズです。映画の中では、ホームページのデザイン変更を指示するジュールズのセリフでこちらのフレーズが登場しています。
部下:I needed you to sign off on this, like, two hours ago.(事前に指示してくださっていれば・・・2時間前とかに。)
ジュールズ:I know, I know, but can you try?(わかるわ、そうよね。でもやってみてくれない?)
まとめ
2本の洋画から、ビジネスに役立つ英語フレーズをご紹介させていただきました。参考になるものはあったでしょうか?このように、趣味の一環として洋画を楽しみながら、英語を学ぶこともできます。
トライズでも、映画スクリプトを使ったシャドーイングのトレーニングを組み込んでいくことができますので、ご興味のある方はぜひコンサルタントに相談してみてくださいね!
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。