体調不良で使える英語表現・単語一覧を症状や状況別(メールやビジネスシーンなど)で紹介
海外旅行や留学中に、体調不良に襲われたらどうしますか?海外出張など大きく環境が変わることで具合が悪くなることもあるでしょう。そのようなときに言葉が通じなかったら…考えただけでも不安になりますよね。
病気になって薬の購入や病院の受診が必要になった場合、症状を英語で的確に伝えることができなければ、迅速に治療や薬の処方をしてもらえないことも。
今回は「鼻水が出る」「倦怠感がある」などの風邪の初期症状から比較的深刻なものまで、体調不良時に使える英語表現や英単語を症状や状況別に紹介します。海外に行く前には、いざというときに備えて、病気や怪我に関する英語表現を頭に入れておきましょう!
目次
軽い体調不良(風邪をひいたとき)の際に使える英語表現・単語
海外で体調不良になってしまった場合、具合の悪いことを言わないで我慢する必要はありません。ひとり旅で体調を崩した時はなおさらです。
外出できそうもない時は、遠慮せずに周りの人に助けを求めましょう。また、症状が改善しなかったり、違和感を感じる場合はすぐに医師や病院に相談してください。
<具合が悪いことを伝えるフレーズ>
まずは、「風邪」にまつわる基本フレーズを紹介します。「風邪かな?」と感じたら、まずは「具合が悪い」と伝える必要があります。
- I’m not feeling well. 「具合が悪いです」
- I have a fever. 「熱があります」
- I lost my appetite. 「食欲がありません」
- I have a cold. 「私は風邪をひいています」
- I have a bad cold. 「ひどい風邪をひいています」
- I caught a cold. 「風邪をひきました」
「風邪をひく」という表現にはcatch a coldというイディオムを用います。
痛みによる体調不良の際に使える英語表現・単語
痛みを表す英単語には「ache」「pain」「hurt」「sore」があります。
「ache」は肉体的な痛みを意味します。「ache」を用いる場合、他の単語と比べ、長く続く慢性的な痛みであることを伝えることができます。発音は【éik】です。
また「ache」は、headache(頭痛)、stomachache(胃痛)など痛みを感じる身体の部位とつなげて名詞を作ることができます。
「pain」はacheと比較して、より強い痛みに対して使われることが多いです。また、失恋で傷ついた時など心の痛みについて言いたい時にも使うことが可能。
「pain」を動詞で用いる場合は、感情的な痛みを表すことが多く、「苦痛を与える、〜を苦しめる」という意味になります。
「hurt」は動詞で使用することがほとんどで、活用は過去形、過去分詞ともに同じ「hurt」です。
「hurt」はしばしばニュースにも登場し、「High taxes hurt the economy.(高い税金が経済に打撃を与える)」というように、悪い影響を与えるようなケースで使われます。
「sore」は多くは形容詞として使われ、傷や炎症などによるひりひりとした痛みを表現することができます。発音は【sɔːr】です。
上記を踏まえると、「喉(throat)に痛みがあります」と言いたい時は、以下のようなフレーズで伝えることができます。
- I have a pain in my throat.
- My throat hurts.
- I have a sore throat.
では、他の症状についても見ていきましょう。
- I have a runny nose. 「鼻水が出ます」
- My nose is stuffed up. 「鼻が詰まっています」
- I have a cough. 「咳が出ます」
- I feel like I’m going to throw up. 「吐きそうです」
- I have diarrhea. 「下痢をしています」
- I am constipated. 「便秘をしています」
- I have a cavity. 「虫歯があります」
虫歯は「cavity」のほか、「Decayed tooth」と言い換えることも可能。 - I feel dizzy.「めまいがします」
このフレーズは病気のときはもちろん、ジェットコースターなどに乗って目が回ったときにも使えるので覚えておくと便利です。
- I’m sore.「筋肉痛があります」
筋肉痛の場合、muscle painという言葉を使うと、何か深刻な病気が原因で筋肉に痛みがあると思われてしまうことも。運動後の筋肉痛に関して言及するなら、形容詞の「sore」を使うとナチュラルな表現になります。
また「sore」は、I’m so sore. のように人を主語にすることもできるほか、My legs are sore.など体のパーツを主語にすることもできます。
<花粉症だと伝える場合のフレーズ>
- I have hay fever. 「私は花粉症です」
- I have a pollen allergy. 「私は花粉症です」
「hay」とは干草という意味ですが、干草によるアレルギーでなくても、「hay fever」は慣用的に花粉症の意味で使用されています。pollen allergyのpollenは花粉を意味します。
関連記事:花粉症は英語では何と言う?「私は花粉症です」と説明する例文やカタカナでの発音を紹介
<女性のためのフレーズ>
突然、つらい痛みに襲われても冷静に対処できるよう、女性はぜひ覚えておいてください。
- I am on my period. 「生理中です」
- My periods are irregular. 「生理不順です」
生理にはmenstruationという単語がありますが、これは医学用語にあたります。日常的にはperiod「期間」という単語を使って、遠回しに表現をすることが多いです。
重度の体調不良で医師や救急車を呼んでもらう際に使える英語表現・単語
海外に滞在中、事故などで緊急を要する時は、病院に行く必要があります。タクシーなどに乗って自力で病院に行けない場合は、救急車(Ambulance)を呼びましょう。
まわりにいる人に迅速な対応をしてもらうためにも、医師や救急車を呼んでもらうときのフレーズを覚えておくと安心です。
- Could you call a doctor, please? 「医師を呼んでもらえますか?」
- Please call an ambulance. 「救急車を呼んでください」
<病院でよく受けるフレーズは?>
病院に着くと、受付や医師から「どうされましたか?」と症状を尋ねる質問を受けるでしょう。
- How are you today?
- How can I help you?
- What’s the problem?
<医師にアレルギーや持病を説明するときのフレーズ>
- Do you have any allergy? (アレルギーはありますか)
と医師に聞かれたら、アレルギーがない場合は「No」と答えます。アレルギーがあるなら、以下のように答えます。
- I have an allergic to wheat.「小麦アレルギーです」
「アレルギーがある」は、I have an allergy to…というイディオムを用います。また日本語では「アレルギー」ですが、発音は[ǽlə(r)dʒi]となりますので注意をしてください。
その他、持病についても英語で答えることができるようにしておきましょう。
- I have a chronic illness. 「持病があります。」
- I have asthma. 「喘息を持っています」
- I have diabetes. 「糖尿病の持病があります」
- I have high blood pressure. 「高血圧です」
ビジネスシーンにて口頭やメールで体調不良を伝える際に使える表現・単語
外資系企業に勤務している場合や海外赴任をしている場合など、ビジネスシーンにおいて、自身が体調不良であることを英語で伝えなければならない場面はあります。
そういった場合は、ただ旅行先で体調不良であることを英語で伝えるよりも、丁寧な言い回しが求められます。
以下、ビジネスシーンで自身が体調不良であることを英語で伝える際に役立つ表現です。
- “I’m not feeling well today, so I won’t be able to come to the office.”「今日は体調がすぐれませんので、オフィスに行くことができません。」
- “I’m feeling under the weather and it’s best for me to take a day off.”「体調がすぐれないので、休暇を取る方が良いと思います。」
- “I’m sorry, but I’ve come down with an illness and won’t be able to attend the meeting.”「申し訳ありませんが、病気にかかってしまい、ミーティングに参加できません。」
- “I’m experiencing some health issues today, so I need to rest and won’t be able to make it to work.”「今日は体調の問題があり、休養が必要なため、出勤できません。」
- “Unfortunately, I’m feeling unwell and it’s best if I stay home and recover.”「残念ながら、体調が優れませんので、自宅で回復するのが良いと思います。」
- “I need to take a sick day today.”「今日は病欠を取る必要があります。」
- “I won’t be able to come into the office today as I’m feeling ill.”「今日は体調不良のため、オフィスに行くことができません。」
- “I’m calling in sick today and won’t be able to fulfill my work duties.”「今日は病気で休むことになり、仕事を遂行することができません。」
- “I’m sorry, but I won’t be able to make it to work today due to my health condition.”「申し訳ありませんが、健康状態のため、今日は出勤できません。」
- “I have to take a personal day off today due to my illness.”「今日は体調不良のため、個人休暇を取らせていただきます。」
上記のように「申し訳ありませんが」「残念ながら」のような言葉を付け加えることで、ビジネスシーンでも違和感のない丁寧な言い回しになります。
関連記事:「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」を英語で言えますか?Sorryよりも丁寧なビジネスで役立つ自然な表現を紹介!
まとめ
緊急時の英語フレーズを学べば、海外生活がより充実します!せっかくの海外旅行や出張、留学で体調不良になってしまったら…ならないように自己管理することがベストですが、もしものときのために英語フレーズを頭にいれておくことも大切です。
体調不良の症状を表す英語表現は、普段あまり触れることがないので、ぜひ今回学んだ英語フレーズをしっかりと覚えて、万が一に備えてください。そして海外生活を思い切り楽しんで下さいね!
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。