英語の手紙の書き方・封筒の書き方を完全解説!宛名・本文・差出人まで丁寧に紹介
英語で手紙を書くとなると、「どんな表現を使えばいいの?」「宛名の書き方は日本と違うの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
ビジネスや留学、海外の友人とのやりとりなど、英語の手紙を書く場面はさまざまです。しかし、英語の手紙には独自のルールやマナーがあり、形式を誤ると失礼にあたることもあります。
また、封筒の宛名や住所の書き方も日本とは異なるため注意が必要です。本記事では、英語の手紙を書く際に知っておきたい基本マナーから、宛名・挨拶文・本文・締めの言葉の書き方、さらに封筒の正しい記入方法までを例文付きで丁寧に解説します。
初めて手紙を書く方も安心して取り組めるよう、ビジネス用・カジュアル用の違いも踏まえてわかりやすく紹介していきます。
目次
英語の手紙を書く前に知っておきたい基本マナー
英語の手紙を書く際には、単に英語で文章を書けばよいというわけではありません。英語圏では手紙の形式やマナーが文化的に定着しており、形式を無視すると無礼にあたることもあります。
特にビジネスレターの場合は、第一印象がそのまま信用に繋がるため、丁寧な書き方やマナーが非常に重視されます。英語の手紙に慣れていない方でも、基本的なルールを押さえておけば、自信を持って手紙を書くことができます。
手紙のトーン、挨拶、署名、封筒の書き方まで、細かな配慮が相手との関係性をスムーズに保つ鍵となります。
ビジネスとカジュアルで異なる表現に注意
英語の手紙では、書き手と受け手の関係性によって適切なトーンが異なります。ビジネスシーンでは、敬意と明確さを重視したフォーマルな表現が基本です。
たとえば「I hope this letter finds you well.(この手紙があなたの元に無事届きますように)」や「I am writing to inquire about…(~についてお尋ねしたくて書いております)」などがよく使われます。
一方、親しい間柄での手紙では、「How are you doing?」や「Long time no see!」のように、くだけた表現が好まれます。適切なトーンを選ぶことで、読み手に違和感なく内容を届けることができます。
フォーマル・カジュアルの使い分け例
項目 | フォーマル | カジュアル |
---|---|---|
宛名 | Dear Mr. Smith | Hi John |
挨拶文 | I hope this letter finds you well. | How are you doing? |
結び | Yours sincerely, | Best regards, |
署名 | John Smith | John |
このように、手紙の各部分において表現を適切に選ぶことが、良好なコミュニケーションに繋がります。
英語の手紙の正しい書き方|構成と例文付きで解説
英語の手紙は、主に以下の5つの要素から構成されます。
- 宛名(宛先)
- 挨拶文(Greeting)
- 本文(Body)
- 結びの言葉(Closing)
- 署名(Signature)
それぞれのパートにおいて注意すべきポイントと、よく使われる表現について詳しく解説していきます。
宛名(宛先)の書き方と敬称の使い分け
英語の手紙では、宛名に敬称をつけるのが基本です。「Mr.」「Ms.」「Dr.」など、相手の性別や肩書きに応じて適切な敬称を選びましょう。
ビジネスレターでは相手のフルネーム(姓)を使い、「Dear Mr. Johnson」のように書きます。
名前が不明な場合は、「To whom it may concern」や「Dear Sir or Madam」といった一般的な表現が便利です。
ただし、具体的な相手の名前が分かる場合は、それを用いる方が丁寧です。
挨拶文(Greeting)の例と注意点
挨拶文は、手紙の冒頭で相手に親しみや敬意を示す重要なパートです。フォーマルな手紙では以下のような表現が定番です:
- I hope this letter finds you well.
- I am writing to inform you about…
- Thank you for your previous correspondence.
一方、カジュアルな場合は:
- How have you been?
- It’s been a while since we last talked.
- Hope you’re doing well!
相手との関係性を考慮し、適切な挨拶文を選びましょう。
本文(Body)の構成と書き方のコツ
本文は、手紙の主旨を明確に伝える部分です。段落に分けて論理的に構成することがポイントです。
- 【導入】手紙の目的を簡潔に説明
- 【詳細】目的に関する背景や必要な情報を詳しく記述
- 【結び】次のアクションや相手へのお願い、感謝を伝える
例:
“I am writing to request additional information about your services. We are considering a partnership and would appreciate your detailed proposal.”
わかりやすく、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
結びの言葉(Closing)の書き方と例文
手紙の締めくくりには、相手への感謝や今後の対応について触れるのが一般的です。ビジネスの場合は以下のような表現が使われます:
- Thank you for your prompt response.
- I look forward to your reply.
- Please feel free to contact me should you have any questions.
その後に結語(Closing phrase)を加えます:
- Sincerely,
- Yours faithfully,
- Best regards,
これらの表現も、手紙のトーンに応じて使い分けることが重要です。
関連記事:「ありがとうございます」と丁寧に感謝を伝える英語表現23選【ビジネス・メールでも使える】
署名(Signature)の書き方と位置
署名は、結語の下に書きます。手書きの署名を入れる場合、その下に印字されたフルネームを添えるのが一般的です。
例:
Sincerely,
[署名(手書き)]
John Smith
役職や連絡先を加えることで、ビジネスレターとしての完成度が高まります。
英語の封筒の書き方|宛名や住所の配置を図解で紹介
英語圏の封筒では、日本と住所の書き方や配置が異なります。相手の住所や氏名を書く際のルールを守ることで、郵送トラブルを避けられます。
封筒の表面の書き方(宛先・住所・敬称)
封筒の右下に宛名を書き、以下の順に住所を記載します:
- 受取人の名前(敬称付き)
- 番地、通り名
- 市区町村、州、郵便番号
- 国名
Mr. James White
45 Elm Street
San Francisco, CA 94103
USA
表面には封筒中央よりやや右寄りに記載するとバランスが取れます。
封筒の裏面の書き方(差出人の情報)
裏面または左上に差出人情報を記載します。海外から送る際には、日本語ではなく英語で記載しましょう。
Yuki Tanaka
2-3-4 Shibuya, Shibuya-ku
Tokyo 150-0002
JAPAN
差出人の住所も「番地→通り→市→都道府県→郵便番号→国名」の順で書き、誤配を防ぐためにも国名「JAPAN」は大文字で記載します。
まとめ
英語で手紙を書くには、フォーマットと表現の両方を正しく使い分ける必要があります。宛名や本文、締めの言葉といった基本構成を押さえるだけでなく、相手との関係やシチュエーションに応じたトーンで書くことが重要です。
また、封筒の書き方も日本と異なる点があるため、特に海外に手紙を送る際は注意が必要です。本記事を参考に、ぜひ自信を持って英語の手紙に挑戦してみてください。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。