英語の住所の書き方|マンション名・部屋番号の正しい順番や記載例を解説
特に日本独自の「マンション名」や「部屋番号」を含んだ住所は、英語でどう表記すればよいか悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、英語での住所の基本的な書き方から、マンション名・部屋番号の位置や表記方法、記載時の注意点までを詳しく解説します。
さらに、パターン別の記載例や頻出疑問にも答えながら、英語住所の記述を迷わずできるようサポートします。
目次
英語で住所を書くときの基本ルールとは?
英語で住所を書く際の大前提は「小さい単位から大きい単位へ」記載するということです。これは日本語と逆であるため、慣れないと混乱しがちです。
たとえば、日本語では「〒100-0001 東京都千代田区千代田1-1 サンシャインハイツ202号室」と書くところを、英語では「Room 202, Sunshine Heights, 1-1 Chiyoda, Chiyoda-ku, Tokyo 100-0001, Japan」のように表記します。
このように、英語では部屋番号やマンション名などの細かい情報を先に記載し、最後に国名で締めくくります。また、番地や市区町村の順番も英語と日本語で逆になるため、1つずつ丁寧に対応させる必要があります。
日本語と英語で住所の順番が逆になる理由
日本語では「都道府県 → 市区町村 → 番地 → 建物名 → 部屋番号」というように、大きな地域から小さな単位へと書きます。
一方で英語ではこの順序が逆になり、「部屋番号 → 建物名 → 番地 → 地域 → 都道府県 → 郵便番号 → 国名」のように、小さい単位から大きい単位へと並べるのが原則です。
これは英語圏における住所の読み方や配達の優先順位が異なるためで、先に詳細な所在地(部屋番号や建物名)が来ることで、宛名を見ただけで配達者が即座に目的地を把握しやすくするためです。
この点を押さえておかないと、正しく伝わらなかったり、郵送が遅れたりするリスクがあるため、順番の違いには特に注意が必要です。
日本の「都道府県・市区町村」はどう書けばいい?
都道府県や市区町村は、英語ではローマ字で表記します。「東京都」は “Tokyo-to” ではなく “Tokyo”、「大阪府」は “Osaka-fu” ではなく “Osaka” と簡略化されることが一般的です。
また「区(く)」は “-ku”、「市(し)」は “-shi” を使うことが多いです。例えば「新宿区」は “Shinjuku-ku”、「横浜市」は “Yokohama-shi” のように書かれます。
なお、ローマ字表記においては大文字小文字の使い分けも重要で、都市名や区名の頭文字は大文字で始めます。さらに、都道府県名の後に郵便番号を続け、最後に “Japan” を記載することで国際郵便としての体裁が整います。
正しい順番と表記を守ることで、トラブルのないスムーズな配送が可能になります。
英語の住所にマンション名や部屋番号を書くときのポイント
日本の住所にはよく登場するマンション名や部屋番号ですが、英語ではどのように書けばよいのでしょうか?ここでは、建物名や部屋番号を記載する際の位置や省略の可否、注意点などを具体例とともに解説します。
マンション名は必要?どこに書く?
英語の住所でも、マンション名は重要な情報として記載します。ただし、海外では「建物名を書く文化」が日本ほど一般的ではないため、読み手にとってわかりやすいように工夫が必要です。
マンション名は部屋番号の後に置くのが一般的で、例えば「Room 301, Grand Palace」や「#301, Sunrise Mansion」のように書きます。
また、建物名を英語にする必要はなく、ローマ字表記でOKです。
部屋番号は「#101」か「Room 101」か?表記の違いと選び方
部屋番号の書き方には「Room 101」「Apt. 101」「#101」など複数のパターンがあります。どれも正しいのですが、以下のように使い分けられます。
- Room 101:最も無難で広く通じる表現。
- Apt. 101(Apartment):アメリカ英語で使われやすい。
- #101:カジュアルまたは省略的な表現。
郵便やビジネス文書では「Room」や「Apt.」の使用が推奨されることが多く、フォーム入力では「#」が使われるケースもあります。
海外の人に伝わりやすい書き方のコツ
英語で住所を書くときは「誰が読んでも混乱しない」ことが大切です。そのため、以下のようなコツを押さえると安心です。
- 数字・単位の並びは明確に(例:1-2-5 )
- 市区町村名のローマ字表記に注意
- 建物名が長い場合はコンマで区切って見やすく
英語住所の具体例|マンション名あり・なしのパターン別
続いては英語住所の具体例について見てみましょう。
マンション名あり(例:サンシャインハイツ202号室)
Room 202, Sunshine Heights
1-1-5 Chiyoda, Chiyoda-ku
Tokyo 100-0001
Japan
このように、部屋番号・建物名を先に書き、次に番地・町名・市区町村・郵便番号・国名と続けます。
マンション名なし(番地と部屋番号のみ)
1-2-3 Shinjuku, Shinjuku-ku
Tokyo 160-0022
Japan
マンション名がない場合は、番地から始めて町名、市区町村と続けるオーソドックスな形式です。
英語で封筒やECサイトに記入するときの注意点
国際郵便や海外ECサイトでは、住所欄のスペースや順序が限られていることが多いため、簡潔でわかりやすい表記が求められます。
- 郵便番号や都市名を省略しない
- 複数行にまたがる場合は、重要な情報を先に書く
- 「都・県・市」の書き方はローマ字で(例:Osaka-shi, Kanagawa-ken)
英語の住所を書くときによくある質問
最後に英語の住所に関するよくある質問にお答えします。
「Chome」「Banchi」「Go」の表記はどうすればいい?
日本の住所に多い「〇丁目〇番地〇号」は、英語では「X-Chome, Y-Banchi, Z-Go」とローマ字で書くことができます。ただし、海外ではあまり馴染みがない形式のため、「1-2-5」など簡略にまとめるほうが理解されやすいです。
「〇丁目〇番地〇号」はどこまで訳す?
基本的にはすべて表記すべきですが、情報量が多い場合は「1-2-5 Shibuya」など、明確に伝わる範囲で簡略化するのも実用的です。国際郵便では配達員の理解しやすさが優先されるため、明瞭さを重視しましょう。
アルファベットの大文字小文字のルールはある?
基本的には、都市名・建物名・国名などの固有名詞の頭文字は大文字で書きます。また、すべて大文字で統一することで読みやすさが増すケースもあり、特に封筒の表面では全大文字で書かれることが多いです。
まとめ
英語での住所の書き方は、日本語と異なり、順番や表現が大きく変わります。特にマンション名や部屋番号の記載方法は慣れていないと戸惑いやすいため、この記事で紹介したルールとコツをぜひ活用してください。
マンション名を正しく書くことで、国際郵便や提出書類のトラブルを避けられるだけでなく、読み手に対する印象も良くなります。
自信を持って住所が書けるようになれば、英語でのやり取りもスムーズに進みます。この記事の例文やポイントを何度も見直して、確実にマスターしましょう。
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。