TOEIC S&Wテストとは?問題形式や受験の必要性を解説!
TOEICには、TOEIC L&RテストとTOEIC S&Wテストの2種類があります。「TOEIC L&Rテストは聞いたことあるけど、TOEIC S&Wテストについてはよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、TOEIC S&Wテストの試験概要、問題形式、受験のメリット・デメリットについてまとめました。
記事を最後までチェックして、TOEIC S&Wテストに関する十分な知識を手に入れましょう。
目次
TOEIC S&Wテストとは?
TOEIC S&Wテストは、スピーキングとライティングに関するテストです。TOEIC L&Rテストがリスニングとリーディング(=インプット)メインのテストだったのに対し、TOEIC S&Wテストはアウトプットメインのテストです。
TOEIC L&Rテストと同様に、ビジネス英語に関する問題がメインで出題されます。
関連記事:TOEIC L&Rテストとは?試験概要や受験のメリットを解説!
TOEICを受験するほとんどの方が、TOEIC L&Rテストを受験しています。TOEIC S&Wテストは、受験料や問題形式、試験時間などが全く異なります。
TOEIC S&Wテストの問題数・試験時間・受験料
TOEIC S&Wテストは、スピーキング11問、ライティング8問、合計19問の試験です。スピーキングの試験時間は20分で、ライティングの試験時間は60分の、合計80分間の試験です。
TOEIC L&Rテストの問題数は200問で、試験時間が120分なので、TOEIC L&Rテストと比べると、かなり規模が小さな試験であると言えます。
TOEIC S&Wテストの受験料は、税込10,260円です。TOEIC L&Rテストの受験料が、税込6,490円なので、それと比べても高いです。おそらく、スピーキングやライティングの方が採点に手間がかかることが原因だと考えられます。
TOEIC L&Rテストは全問マークシートなので、自動で採点できます。
TOEIC S&Wテストの平均点
TOEIC S&Wテストは、スピーキングとライティングそれぞれ200点で、合わせて400点満点の試験です。
IIBCが発表しているデータによると、スピーキングテストの平均スコアは125.8点、ライティングテストの平均スコアは142.1点で、合計すると267.9点になります。
TOEIC S&Wテストの問題形式
TOEIC S&Wテストの問題形式を表にまとめました。
TOEIC S&Wテスト(スピーキング) | 内容 |
音読問題 | 2問:アナウンスや広告などの内容の、短い英文を音読する |
写真描写問題 | 1問:写真を見て内容を説明する |
応答問題 | 3問:身近な問題についてのインタビューに答えるなどの設定で、設問に答える。または、電話での会話で、設問に答える |
提示された情報に基づく応答問題 | 3問:提示された資料や文書(スケジュール等)に基づいて、設問に答える |
解決策を提案する問題 | 1問:メッセージなどを聞き、その内容を確認した上で、問題の解決策を提案する。または、会議の内容を聞き、その内容を確認した上で、問題の解決策を提案する |
意見を述べる問題 | 1問:あるテーマについて、自分の意見とその理由を述べる |
TOEIC S&Wテスト(ライティング) | 内容 |
写真描写問題 | 5問:与えられた2つの語(句)を使い、写真の内容に合う一文を作成する |
Eメール作成問題 | 2問:25~50語程度のEメールを読み、返信のメールを作成する |
意見を記述する問題 | 1問:提示されたテーマについて、自分の意見を理由あるいは例とともに記述する |
TOEIC S&Wテストを受験するメリット
TOEIC S&Wテストを受験するメリットは、以下2つです。
スピーキング力とライティング力を測れる
TOEIC S&Wテストでは、スピーキング力とライティング力を測れます。TOEICにおいては、TOEIC L&Rテストの方が有名ですが、TOEIC L&Rテストでは、リスニング力とリーディング力しか測れません。
英語が話せる人材であることを証明できる
TOEIC S&Wテストのスコアを取得すれば、英語が話せる人材であることを証明できます。特にここ数年、就活や転職市場では、英語が話せる人材の需要が急増しています。
多くの就職・転職希望者は、英語力を証明するためにTOEICスコアを取得していますが、TOEIC L&Rテストのスコアだけでは、実は英語が話せることを証明することはできません。
確かにTOEIC L&Rテストのスコアが高ければ、英語力があることは間違いないです。しかしTOEIC L&Rテストで高得点を取得していても、英会話ができない方はたくさんいます。
TOEIC L&Rテストに加えて、TOEIC S&Wテストのスコアも取得しておくことで、本当に英会話ができるということを証明できます。
TOEIC S&Wテストを受験するデメリット
TOEIC S&Wテストを受験するデメリットは、以下の2つです。
受験料が高い
TOEIC S&Wテストの受験料は、TOEIC L&Rテストと比べると高いです。TOEIC L&Rテストの受験料が税込6,490円に対し、TOEIC S&Wテストの受験料は、税込10,260円です。
受講料が高いのは、採点の手間などの理由を考えると仕方がないことかもしれません。
TOEIC S&Wテストは、1年間に24回開催されています。毎月1回、日曜日の午前と午後に1回ずつ開催されています。
TOEIC S&Wテストは、毎月受験することも可能ですが、受験料の関係からおすすめしません。TOEIC S&Wテストは、しっかり対策をしてから受験するようにしましょう。
認知度がTOEIC L&Rテストと比べて低い
TOEIC S&Wテストは、TOEIC L&Rテストと比べると、認知度が低いです。TOEIC L&Rテストは、試験の概要や難易度まで含めて、多くの方が知っています。
しかしTOEIC S&Wテストに関しては、それがスピーキングとライティングのテストであることすら知らない方が多いです。
TOEIC S&Wテストについて履歴書などに書く際は、TOEIC S&Wテストの概要まで面接で説明するように注意しましょう。なぜならTOEIC L&Rテストと勘違いされてしまうと、全く英語力がないと勘違いされてしまうからです。
TOEIC L&Rテストは990点満点ですが、TOEIC S&Wテストは400点満点なので、勘違いされるととんでもないことになります。
まとめ
TOEIC S&Wテストの概要や受験のメリット・デメリットについてまとめました。TOEIC S&Wテストはまだまだ認知度が低いテストですが、スピーキング・ライティング力を測るためにも、ぜひ受験しておきましょう。
TOEIC S&Wテストは、毎月開催されているので、数ヶ月後の受験に向けて、対策を始めてみてください。
できればTOEIC L&Rテストと両方受験することをおすすめいたします。
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それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。