【これで解決】「look」「see」「watch」の英語の意味の違いって結局は何?絶対に知っておきたい使い分け
「見る」という英語を聞いて、真っ先に思い浮かぶ単語は何でしょうか?
ひと口に「見る」と言っても、Look、See、Watchと、基礎的な単語だけで3つもあってややこしいですよね。
さらに、その3つの単語がそれぞれニュアンスの違いを持っていて、使い方に微妙な差があるので混乱しがちです。
そこでこの記事では、この3つの「見る」動詞である「Look、See、Watch」についてのニュアンスや使い方の違いを、中学生にもわかるような明確さでお伝えしていきます。
この記事を読み終わる頃には、3つの「見る」動詞である「Look、See、Watch」の違いを丸暗記することなく、イメージで理解して適切に使えるようになっているのでぜひ最期まで読んでみてくださいね。
目次
look see watchの英語の違いは「集中力」の違い?
「見る」動詞である「Look、See、Watch」のニュアンスの違いは、「集中力の差」というとらえ方をすると非常にイメージしやすくなります。
おおよそ以下のようなイメージを持っておくと、体感的にイメージしやすくなります。
- Seeは50%の集中力
- Lookは70%の集中力
- Watchは100%の集中力
「集中力に差があるって、具体的にどういうこと?」と思うかも知れませんね。
しかしこれからお伝えする「見る」を意味する各単語が持つニュアンスを聞いた後に、もう一度このイメージを聞くと「なるほどな」と納得出来るでしょう。
それでは、各単語のニュアンスについてお伝えしていきますね。
Seeが持つイメージ
Seeが持つ「見る」のイメージは、「視界に入るものをぼんやりと見る」という意味合いが強いです。
例:
- Let’s go and see.→ちょっと見に行こうよ。
- Sightseeing→観光
例えば景色をぼんやりと見たり、「公園で(偶然)ケンを見たよ~」なんて言う時には「See」を使います。
これは、「見る対象物を自分から見に行く」というよりも「見る対象から視界に入ってくる」という意味合いを「See」が持っているからですね。
観光名所の雄大な景観も、その現地にいけば視界に入ってくるわけですし、公園で偶然ケンを見かけたのも、「ケンを意識してないのにケンの方から視界に入ってきた」わけです。
以上のことから、「Seeは集中力50%で、ぼんやりと視界に入るものを見る」という意味になるという事が言えますね。
関連記事:「寛大な」の意味を持つ英語「tolerant」と「generous」の違い!例文を交えて解説
Lookが持つイメージ
Lookが持つ「見る」のイメージは、「その方向に注意を向ける」という意味合いが強いです。
例:
- Look at that picture.=あの写真を見てください。
- What are you looking at?=何を見ているんですか?
例えば「あの写真を見てください」という文では、いくつかある写真の中から「特定の写真に視線を向けて見て!」といった意味合いが含まれているということですね。
また、学校の先生が生徒に対して「Look!=見て!」と言うのも、「黒板全体の中でも、この部分が大事だから注意して見て!」という意味合いが含まれていると考えれば納得感が強いですね。
以上のことから、「Lookは集中力70%で、特定の対象に意識を向けて見る」という意味になるという事が言えます。
Watchが持つイメージ
Watchが持つ「見る」のイメージは、「動くものを集中して見る」という意味合いが強いです。
例:
- I watch TV almost everyday.→僕はほぼ毎日テレビを見る。
- I watched that movie on DVD last night.→その映画なら昨晩DVDで観たよ。
SeeよりもLookよりも高い集中力を持って「見る」のが「Watch」というわけですね。
テレビ番組や映画を見ていたら、自然と見入ってしまって、驚くシーンで自分も「ワッ!」と驚いたり、手に汗握ったりしてしまうことってありますよね。
それくらいの臨場感を持って、対象物を集中して「見る」時に「Watch」が使われるということですね。
※補足
Movie(映画)についてですが、映画館で観る場合は「See」を使うのが一般的なようです。というのも、映画館のスクリーンは大きく「自然に視界に入るから」とのこと。
同じ理由で舞台などで演劇を見るのも「See」を使うそうです。
以上のことから、「Watchは集中力100%で、動くものを集中して見る」という意味になるという事が言えますね。
関連記事:【もう迷わない】似ている英単語「by」「until」「till」の違いを徹底解説!
大事なのは、英単語のコアイメージを持つこと!
ここまで「見る」の主要な英単語3つのニュアンスをお伝えしてきました。
「見る」とひと口に言っても、それぞれ色んなニュアンスが含まれていることがわかりますよね。
しかし、その違いの全てを細かく暗記するのは、かなり時間も労力もかかってしまいます。
なので、大切なのは、その単語の意味や日本語訳を暗記するだけではなく、その単語に対する「コアイメージ」を持つことだと言えます。
コアイメージとは、各単語に存在する中核的な意味のことを指します。
今回お伝えした「見る」にしても、Seeには「視界に入る」、Lookには「その方向に注意を向けて見る」、Watchには「集中して見る」というイメージがありましたよね。
英単語を覚えたり、英文を読んだりする中で、その単語や熟語がどのような場面で使われているのかを意識すると、そのコアイメージが徐々に掴めるようになってきます。
コアイメージが掴めてくると、正確な単語を選択できるようになるだけではなく、日本語訳をするまでもなく英文の意味を理解する力がついてきます。
ぜひこのコアイメージを掴んで、本質的な英語力の向上に役立ててくださいね。
まとめ
この記事では、「見る」という動詞「Look、See、Watch」の違いについて以下の観点からお伝えしてきました。
- Look、See、Watchの違いは、「見る時の集中力の差」でイメージするとわかりやすい。
- Seeは対象物から視界に入って来るイメージ。
- Lookは対象物に注意を向けて見るイメージ。
- Watchは動くものを集中して見るイメージ。
- 単語の意味や日本語訳だけではなく、その単語や熟語が持つ意味の中核「コアイメージ」を掴むことが大切。
英単語を覚える時は、日本語の意味をそのまま覚えてしまいがちです。
しかし、今回の「見る」の動詞のように、同じ日本語訳でも使われ方に明確な差がある英単語も数多くあります。
ただ意味を丸暗記するのではなく、その使われ方や中核となるイメージを理解していれば、迷わずに正しく適切に英単語を使うことが出来るようになります。
ぜひこの記事でお伝えしたことを意識して、「見る」動詞を適切に使えるようになるだけではなく、各英単語の「コアイメージ」を意識出来るようになってください。
英語のニュアンスの違いがわかるコーチング英会話トライズ
「決められた期間内にどうしても英語を話せるようにならないといけない!」
そんな方にはコーチング英会話のTORAIZがオススメです。
コーチング英会話とは、ただ英語を教えるだけでなく科学的根拠に基づいて効果的な勉強法を無理なく継続させる事に注力した英会話サービスです。
TORAIZは、そんなコーチング英会話の中でも継続率が91%以上!
英語力だけでなくコーチングの技術も洗練されたコンサルタントが、あなただけのために作られたスケジュールを管理しながら、無理なく挫折しない方法であなたをサポートします。
オンラインでの無料カウンセリングも実施しているので、少しでも興味を持った方はぜひご連絡くださいね。
短期で英語を話せるようになりたい方に
おすすめのスクールは「トライズ」
トライズは、日本人コンサルタントとネイティブコーチが専属でサポートしてくれる、英語コーチングスクール。レッスンは週3回確保される上に受け放題。マンツーマンの面談やメールで日々サポートも受けられて、他のスクールとは一線を画す本格的なプログラムになっています。
「短期間でどうしても英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。
受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。