「慣れる」って英語で何と言う?混乱しやすい使い分け方もわかりやすく紹介!
「お仕事には慣れましたか?」
「ちょっとずつこの街に慣れてきたな。」
日常生活を送る上で、「慣れる」という言葉を使うことはたくさんありますよね。
では、この「慣れる」という表現を英語では何と言えば良いのでしょうか?
「慣れる」とひと口に言っても、そのニュアンスや使い方によって英語での表現は多岐にわたります。
そこでこの記事では、そんな「慣れる」の英語表現についてわかりやすくお伝えしていきます。
目次
色んな「慣れる」の意味
ひと口に「慣れる」と言っても、使うタイミングや作りたい英文の意味によって、何が適切な表現になるのかが異なります。
- もう既に慣れているもの
- これから慣れていくもの
- 環境への慣れ
日本語では全て「慣れる」のひと言で表現出来るものでも、英語で表す時は異なる表現で表します。
あなたが表現したい「慣れる」がどの性質の「慣れる」なのかをしっかりと理解しましょう。
そうすれば、常に適切な表現が出来るようになりますよ。
適切に使い分けるための2つの視点とは?
「慣れる」を英語で言う時、適切な表現を選ぶために以下2つの視点が非常に役立ちます。
- BeとGetで使い分ける。
- 前置詞に注意する。
1つずつ見ていきましょう。
BeとGetで使い分ける
「慣れる」を英語で表す時に、多くの場合BeとGetを使って表すことが出来ます。
Beを使って表現する場合の多くは「もう既に慣れている状態」を表し、Getを使って表現する場合の多くは「これから慣れていく行動」を表します。
この視点を持っていると、あなたが表そうと思っている「慣れる」について、その意味から適切な表現をするのにとても役に立ちますよ。
前置詞に注意する
「慣れる」を英語で表現する時、前置詞を正確に覚えておく必要があります。
というのも、toとwithの違いで意味が大きく変わったり、全く意味の通らない英文になってしまうこともあります。
注意すべき前置詞がどれか、あらかじめ知った上で学べば混乱も最小限に抑えられるので意識しながら覚えていきましょう。
Beを使う「慣れる」の英語表現
Beを使った「慣れる」について以下の英語表現をお伝えしていきます。
- Be used to
- Be accustomed to
- Be familiar with
ここで紹介するBeを使った「慣れる」の表現は、「もう既に慣れている状態」を意味します。
順番に見ていきましょう。
Be used to
Be used to~は「~に慣れている」の意味を持つ英語表現です。
中学校や高校で「Used toで『ユーストゥ』と発音しますので注意してください」と習って頭に残っている方も多いのではないでしょうか。
ちょっとややこしいですが、Be used to~からBeを省いた「Used to~」という形だと「~したものだ」という表現になります。
「あれ?Used to~って『~したものだ』って意味じゃなかったっけ?」と頭に浮かんだ方は、混乱しないようにBe動詞がくっついているかを確認すると良いですよ。
Be accustomed to
Be accustomed to~も「~に慣れている」の意味を持つ英語表現です。
Be used to~よりも少しフォーマルな表現で、ビジネスシーンやオフィシャルな場面ではこちらの表現を好んで使われます。
TOEICなどのビジネスシーンを想定した英語試験でも頻出の表現なので覚えておいて損はなありませんよ。
Be familiar with
Be familiar with~は「~に精通している。~をよく知っている。」を表す英語表現で、その意味から転じて「~に慣れている」を表すことが出来ます。
例:
I’m familiar with this area. Here is my hometown.
→この辺りには慣れています。地元なので。
注意:
よく似た英語表現で「Be familiar to~」という表現があります。
Withの部分がToに変わっている表現ですね。
意味は同じなのですが、Toを用いる場合は主語が人ではなく物になります。
例:
×I’m familiar to this area.
〇This area is familiar to me.
→私はこの辺りに慣れています。
直訳すると「~によく知られている」になるので、そのイメージで主語が逆転するわけです。
しっかりと区別して覚えれば、「どっちがどの使い方だっけ?」と混乱せずに済みますよ。
Getを使う「慣れる」の英語表現
続いてはGetを用いた「慣れる」の英語表現をお伝えしていきます。
- Get used to
- Get accustomed to
- Get familiar with
Beを用いた「慣れる」の英語表現に対して、ここでお伝えしていくGetを用いた「慣れる」の英語表現は、「これから慣れていく行動」を指します。
Get used to
Get used to~は「~に慣れていく」の意味を持ちます。
例えば「お仕事に慣れたい」を表現したい時は
I want to get used to this job.と表現します。
Be used toとの違いは、「既に慣れているか、これから慣れていくか」の違いです。
例えば、I am used to this job.の場合は、「(もう既に)お仕事に慣れている。」を指します。
対してI get used to this job.の場合は、「(これから)お仕事に慣れていく。」という意味になります。
Get accustomed to
Get accustomed to~も「~に慣れていく」の意味を持ちます。
Be used toとGet used toの違いと同じように、Get accustomed to~は「慣れていく」という意味を持っています。
またBe used toとBe accustomed toとの違いと同じように、Get accustomed toの方がフォーマルな表現なのでビジネスシーンなどではこちらの表現が好まれるという性質もあります。
Be accustomed toとしっかり区別しながらも、この表現が持つ共通したイメージをしっかりと覚えておきたいですね。
Get familiar with
Get familiar with~も、「~に精通していく」という意味から転じて「慣れていく」を表現することが出来ます。
またGetを用いる場合には、withをtoに変えて「Get familiar to」と表現することは出来ないので注意が必要です。
というのも、主語が物になる場合、直訳した時に「~に慣れられていく」という表現になって不自然になるからですね。
混乱してしまいそうな時に、直訳からイメージしてみるとわかりやすいですよ。
その他の「慣れる」の英語表現
最後に、BeやGetを用いない「慣れる」の表現をお伝えしていきます。
主に「環境に慣れる」を意味する表現になります。
- Adjust to
- Settle into
- Ease into
順番に見ていきましょう。
Adjust to
Adjustには、元々は「適応する。順応する。」の意味があります。
これを用いて「慣れる」を表現することが出来ます。
元々の単語の意味が「適応する。順応する。」なので、「頑張って、努力して順応していく」というニュアンスになりますね。
例:It was hard to adjust to current lifestyle.
→現在の生活環境に慣れるのは大変でした。
Settle into
Settle intoは「新しい環境に慣れる」を表現することが出来ます。
Adjust toで表現する「頑張って慣れる」に対して、新しい環境に「慣れて落ち着く」のニュアンスです。
例:
Have you settled into this town yet?
→この街には慣れましたか?
Ease into
Ease intoは「時間をかけて徐々に慣れる」というニュアンスで使われます。
Adjust to~のように努力して慣れるというわけではなく、Settle intoよりも時間をかけて徐々に慣れていくようなイメージですね。
I eased back into a normal life.
→徐々に元の普通の生活に慣れてきた。
最後に
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。