英語プレゼンの目次の書き方!プレゼン資料作成に便利なフレーズもご紹介
プレゼンテーションでは、ただ話すだけでなく、スライドを見せたり資料を配ったりして、内容を理解してもらうための工夫をしますが、そのひとつに、プレゼンテーションの中身をまとめた目次があります。
どのようなプレゼンなのか事前にまとめてあれば、聴き手としては内容を理解しやすかったり、聞きやすくなったりしますよね。
こちらでは、そんなプレゼンで使える目次の書き方をご紹介しています。これからプレゼンをするという方に、ぜひ見ていただきたい内容となっています。
目次
英語プレゼンに目次は必要?
プレゼンテーションのスライドや資料には多くの場合、はじめのほうで目次が紹介されます。ただ中には、目次を読まないという方や、そもそも目次なんて必要ないという方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、プレゼンで目次は必ず必要というわけではありません。英語におけるプレゼンテーションの場合もそうです。
プレゼンの内容にもよりますが、時間の限られた短いプレゼンなどでは、時間節約のために目次を省くという場合もあります。
目次のメリット
上で、目次は必ず必要ではないとご紹介しましたが、目次を載せるメリットはいくつかあります。
まず、目次があることで、聴き手は内容をあらかじめ把握することができますというもの。これにより、話が入りやすくなったり、理解しやすかったりしますよね。
また、資料であればページをめくって知りたい情報を参照できますし、PCで共有されたスライドであれば、クリックして指定のページに飛ぶこともできます。
そのほか、プレゼンをするほうにも目次をまとめることで、時間といった段取りが組める、ロジカルに話を進められるといったメリットがあります。また、目次に興味深い内容を置くことで、より話を聞いてみたいと思ってもらえるかもしれません。
目次は英語で何と言う?
「目次」として使われる英語には、a table of contents、outline、agendaの3つがあります。こちらでは、それぞれの意味と使い方をご紹介します。
a table of contents
目次は、英語でa table of contentsと言います。一般的な目次を指して使われる言葉です。
実際に書き出すときは、aを省略してTable of Contents、もしくはContentsとだけ書くことができます。書籍などではこのContentsと書かれるのをよく見かけます。
英語の目次では、まず内容がchapter(章)ごとに分けられ、そのchapterにあるtitle(見出し)が、どのページにあるかという数字といっしょに紹介されます。本や雑誌のはじめなどで見かけるあの目次ですね。
outline
同じく目次として使われる言葉に、outlineがあります。Outlineには「概要、大筋」という意味があり、紹介する中身を短い文でまとめたリストをいいます。
たとえば、会社についてまとめたプレゼンがあったとき、「1. A社の歴史」、「2. A社の経営方針」というような大筋をまとめた短文がアウトラインになります。
agenda
agendaは、「協議事項」という意味の言葉です。おもに会議などで使われます。
このアジェンダには、「話し合いたい項目、これから対応したい課題」といった意味があり、文章にすることもあれば、箇条書きにすることもあります。
会議の資料やプレゼンでは、冒頭にまとめてあることが多く目次のような使い方がされますが、意味のとしては「目的」に近いです。
英語プレゼンの目次とサンプル
つづいては、英語のプレゼンにおける目次のサンプルをいくつかご紹介したいと思います。
英語では、どのような目次の書き方をするのか具体例といっしょに見ていきましょう。
<目次のサンプル1>
Table of Contents
1. Overview of the company ABC inc.
1-1. ABC inc. Philosophy
1-2. Our history
1-3. long-term company vision
2. Our products
2-1. Product A
2-2. Product B
2-3. Product C
目次
1. ABC株式会社の概要
1-1. 経営理念
1-2. 当社の歴史
1-3. 企業の長期的ビジョン
2. 製品紹介
2-1. 製品A
2-2. 製品B
2-3. 製品C
<目次のサンプル2>
Outline
・Why AAA Corporation is changing direction
・AAA Corporation’s old plan and new plan
・Why their new plan is a problem for us
・Our proposal and solution
・Cost and resources
・In conclusion
目次
・なぜAAA社は方向性を転換したのか
・AAA社の旧プランと新プラン
・AAA社の新プランがなぜ当社の問題となるのか
・当社の提案と解決策
・コストと資源
・結論
<目次のサンプル3>
How to maintain interest
1. Using summaries
2. Asking questions
3. Using examples
4. Using comparisons
5. Using quotations
関心を継続して引く方法
1. 要約を使う
2. 質問を投げかける
3. 例を使う
4. 比較を使う
5. 引用を使う
「目次」にあたる言葉は、Table of Contents、Outline、Agendaのどれでも大丈夫です。また「目次」と書かずに、最も伝えたい主題をタイトルとして持ってくることもできます。
目次の項目も、what makes our product different from others「当社の製品の特徴」というように、内容を簡潔にまとめてリストにします。
目次のように使える便利なフレーズ
それでは、最後にプレゼンの本題に入る前に使える英語表現やフレーズをご紹介したいと思います。
「本日は~についてお話いたします」といった、目次の内容をスムーズに紹介できる表現をまとめています。
Today I’m going to
Today I’m going toは、「本日~をしたいと思います。」という意味の英語表現です。
プレゼンテーションでは、簡単な挨拶と自己紹介をした後、何についてプレゼンをするかを紹介しますが、Today I’m going toは、そのときに使われるお決まりの表現となります。
- Good morning, everyone. Thank you for taking time to come here. I’m Kenji Saito of ABC corporation. Today, I am going to talk about our research on product development.おはようございます。お越しいただき誠にありがとうございます。本日は、わたしたちの商品開発研究についてお話をしたいと思っています。
また、I am going toの言いかえに、I would like toやI’m here today toといった表現もされます。
- Today, I would like to cover the three key features of ABC product series.
本日は、ABCプロダクトシリーズの3つの特徴についてお話したいと思います。 - I’m here today to introduce our new models and show you why these models have a competitive advantage on the market.
本日ここに参りました理由は、弊社の新しいモデルをご紹介し、なぜこのモデルが市場で競争優位にあるかをご紹介するためです。
talk about(話す)のほかにも、introduce(紹介する)やexplain(説明する)といった動詞もプレゼンを始めやすい表現になります。
<その他の表現>
- I’m going to introduce「ご紹介したいと思います。」
- I’m going to explain「ご説明紹介したいと思います。」
- I’m going to show you「お見せしたいと思います。」
- I’m going to cover「取り上げたいと思います」
- I’m going to present you「ご提示したいと思います。」
- I’m going to report on「ご報告したいと思います。」
First、second、lastly
プレゼンでは、はじめに話す内容を列挙するという方法もあります。目次に沿って「これこれのことを話します」というと、聴き手も内容を把握しやすいと思います。
そのときに使えるのがfirst、second、lastlyといった言葉です。「はじめに、次に、最後に」といった意味になり、プレゼンで紹介する内容を順序よく説明できます。
- First, I would like to explain our marketing strategy briefly. Second, I will cover the Europe market. And lastly, I am going to talk about prospects of marketing in Europe.まず初めに、当社のマーケティング戦略を簡単にご説明します。つづいて、ヨーロッパ市場を取り上げます。そして最後にヨーロッパ市場における当社の見通しをお話したいと思います。
ちなみに、紹介する項目が3つ以上あるときは、nextやthenを使って、first、second、next、then、lastly(finally)といった言い方をします。
ただ目次をひとつずつ説明するのは冗長になってしまうので、主要な内容を3つにまとめるのがおすすめです。
- First, I am going to give you an outline of our company. Next, I will cover the details of our policy. And finally, I would like to introduce our products.まず最初に当社の概要をご紹介します。次に、当社ポリシーの詳細を取り上げ、最後に当社の製品をご紹介したいと思います。
by the end of this presentation
by the end of presentationは、「このプレゼンテーションが終わるころには」という英語表現です。
「プレゼンの終わりには~できている」というように、聴き手にとって得となる情報を提示することでプレゼンを聞く理由づけとなります。
- By the end of this presentation, you will be able to understand how we succeeded in developing cutting-edge technology.
このプレゼンテーションが終わるころには、どのようにわたしたちが最先端技術の開発に成功したかをおわかりいただけると思います。 - By the end of this presentation, you will have a clear picture of our business plan for 2023.
プレゼンテーションが終わるころには、2023年の当社のビジネスプランがはっきりとおわかりになると思います。
let’s start by looking at
let’s start by looking atは、「では~から見ていきましょう」という意味のフレーズになります。目次から最初のポイントに移るときに使える便利な表現です。
また、スライドや資料を指して、聴き手のアクションを促すこともできます。
- Today, I am going to show you the 3 key sales features of ABC product series; safety, quality, and ease of use. Now let’s start by looking at safety.
本日は、ABCプロダクトシリーズの3つの特徴である、安全性、品質、使いやすさについてご紹介と思います。では、まず安全性から見ていきましょう。
関連記事:英語プレゼンで失敗しない!準備から締めまで役立つポイント・英語表現・練習方法まとめ
まとめ:英語プレゼンでお悩みの方は英語コーチングTORAIZ
こちらでは、英語のプレゼンテーションにおける目次について、いろいろとご紹介しました。目次は、単に内容をまとめたものではなく、聴き手にとって内容が把握しやすくなる、興味関心を引くことができるといったメリットがあります。
これからプレゼンをする上で目次を作ろうという方は、ぜひこちらでご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
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受講生のインタビューもご紹介します。
トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。