「ほっとする」は英語で何と言う?安らぐや安心するなど関連表現も紹介
しかしこの「ほっとする」を英語でどう表現すればよいか、すぐに思い浮かばない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、「ほっとする」に最も近い英語表現である「relieved」を中心に、「安らぐ」「安心する」といった関連表現もあわせて詳しく解説します。
状況に応じた自然な英語表現を身につけることで、英会話の幅がぐっと広がるはずです。
「ほっとする」は英語で何と言う?
日本語の「ほっとする」は、緊張や不安、ストレスが和らぎ、心が軽くなるような感情を表す言葉です。
英語ではこのニュアンスを表すために、最も一般的に使われるのが “relieved”(安心した) という形容詞です。
「I feel relieved(ほっとした)」というように使います。
また、より口語的に「安心して肩の荷が下りた」といったニュアンスを伝えたい場合は、”That’s a relief!”(それはよかった/ほっとしたよ) という表現もよく使われます。
ほかにも、文脈によっては “calm down”(落ち着く) や “put at ease”(安心させる) なども「ほっとする」に近い意味で使われることがあります。
ただし、「relieved」は一番汎用性が高く、「試験が終わってほっとした」「無事を知って安心した」など、さまざまな状況で使える便利な表現です。
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I was relieved to hear that she arrived safely.
彼女が無事に到着したと聞いてほっとしました。 -
He looked relieved after finishing the presentation.
彼はプレゼンを終えて安心した様子でした。 -
I felt relieved when the test results came back normal.
検査結果が正常だったと分かってほっとしました。 -
It’s such a relief to know you’re okay.
あなたが無事だと知って、本当に安心しました。 -
She gave a sigh of relief after the interview.
面接が終わって、彼女は安堵のため息をつきました。
「ほっとする」に関連する英語表現
「ほっとする」に関連する以下3つの英語表現について解説します。
- 安らぐ
- 安心する
- 肩の荷がおりる
それぞれ詳しく見てみましょう。
安らぐ
「安らぐ」は、心や体の緊張がほぐれ、穏やかで落ち着いた状態になることを指します。
英語では relax や feel at ease、be at peace などがよく使われます。relax は最も一般的で、物理的な休息にも精神的なリラックスにも対応できる便利な動詞です。
一方、feel at ease や be at peace は、特に「精神的に落ち着いている状態」を強調する際に適しています。
たとえば「自然の中で安らぐ」なら「I feel at peace in nature」、「友達といると安らぐ」なら「I can relax when I’m with my friends」など、状況によって使い分けができます。
「安らぐ」は必ずしも具体的な出来事に対する反応ではなく、環境や人間関係によって得られる長期的な安心感を含むため、落ち着いた文脈で使われる表現です。
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I finally relaxed after a long day at work.
一日中働いたあとで、ようやく安らぐことができました。 -
She relaxed in the bathtub with calming music.
彼女は落ち着いた音楽を聴きながらお風呂で安らいでいました。 -
It’s easy to relax when you’re surrounded by nature.
自然に囲まれていると、簡単に心が安らぎます。 -
He told me to sit down and relax.
彼は私に「座って落ち着いて」と言いました。 -
I relax best when I’m reading a good book.
良い本を読んでいるときが、一番安らげます。
安心する
「安心する」は、不安や心配がなくなり、安定した気持ちになることを意味します。英語では feel safe や be reassured、先述の relieved も引き続き使えます。
特に be reassured は、「誰かの言葉や状況によって安心感を得る」というニュアンスが強く、「大丈夫だと言われて安心した」などの場面にぴったりです。
feel safe は物理的・心理的な「安全感」を指し、「この場所にいると安心する」「この人と一緒にいると安心できる」といった表現に最適です。
安心感を与える人物や環境に焦点を当てる際に効果的な表現です。
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I feel safe when I’m at home with my family.
家族と一緒に家にいると安心します。 -
The child felt safe holding her mother’s hand.
その子どもは母親の手を握って安心していました。 -
You can feel safe here; it’s a very secure place.
ここはとても安全な場所なので、安心してください。 -
He spoke in a calm voice to make her feel safe.
彼は彼女を安心させるために落ち着いた声で話しました。 -
Having a plan made me feel safe about the trip.
旅行の計画があることで、安心して出発できました。
関連記事:「安心した」を英語でなんて言う?ニュアンスを含めて例文付きで紹介
肩の荷がおりる
「肩の荷が下りる」は、日本語で「大きな責任や不安が解消されて、気持ちが楽になる」という意味で使われます。
英語ではこの感覚を表すのに、”It’s a weight off my shoulders.” や “I feel like a burden has been lifted.” といった表現がよく使われます。
どちらも、精神的な重荷が取り除かれたような安心感や解放感を伝えるのに適しています。
例えば、長く悩んでいた問題が解決したときや、大きな仕事を終えたあとなどに「やっと肩の荷が下りた」と表現したいときに使われます。
「ほっとする」気持ちをより比喩的に、感情豊かに表現したいときに便利なイディオムです。
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Finishing the final report was a real weight off my shoulders.
最終報告書を提出して、本当に肩の荷が下りました。 -
Once I got the apology, it felt like a weight had been lifted.
謝罪を受けたとき、肩の荷が下りたように感じました。 -
Telling the truth was difficult, but it was a weight off my shoulders.
本当のことを話すのは難しかったけれど、話せて肩の荷が下りました。 -
After passing the exam, I felt a huge weight off my shoulders.
試験に合格して、ものすごく肩の荷が下りた気がしました。 -
When I found my lost wallet, it was such a relief—a real weight off my shoulders.
なくした財布が見つかって、本当にほっとしました。まさに肩の荷が下りた気分でした。
まとめ
「ほっとする」は英語で relieved と表現するのが最も一般的ですが、文脈によって relax や feel safe、be reassured など、さまざまな言い回しが使われます。
体や心が落ち着いた状態を表す「安らぐ」には relax、危機や不安から解放された安心感には feel safe や reassured が適しています。
英語では感情や状態を明確に言い分けるため、日本語よりも場面ごとの使い分けが重要です。シーンごとに適切な表現を使いこなせるようになれば、より自然で伝わる英語が身につきます。
ぜひ日常会話の中でも積極的に使ってみてください。
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プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。